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第9回教育研究審議会

第9回教育研究審議会

議事録

日時:令和2年2月4日(火)16:30~18:00
会場:大会議室(金沢八景キャンパス)
委員:窪田学長、遠藤副学長、中條副学長、五嶋副学長(研究担当)、高山国際総合科学群長、石川医学群長、佐藤国際教養学部長、大澤国際商学部長、篠﨑理学部長、岩崎データサイエンス学部長、小野寺共通教養長、叶谷医学部看護学科長、長谷川都市社会文化研究科長、白石国際マネジメント研究科長、橘生命ナノシステム科学研究科長、木寺生命医科学研究科長、田村医学研究科長、相原附属病院長、三浦学術情報センター長、下澤事務局長、小林学務・教務部長 兼 学長室長、渡邉研究推進部長、西村慶應義塾大学名誉教授、井村学長補佐(国際化推進担当)、岡田学長補佐(キャリア支援・国際担当)

欠席:益田医学部長、後藤附属市民総合医療センター病院長、木下木原生物学研究所長、折舘先端医科学研究センター長、山中学長補佐(データサイエンス推進担当)

議事
開会に先立ち、事務局長より学長候補者決定の報告があった。学長候補者より挨拶があった。引き続き、事務局長より、1月26日付神奈川新聞に掲載された記事について説明があった。

1前回議事録について
前回議事録について確認し、了承された。

2審議事項
(1)学生の懲戒処分について
学生担当係長より、国際総合科学部の学生に対する懲戒処分案について説明があり、審議の結果、承認された。過去の事例として、卒業論文の剽窃による懲戒処分が2件あったことが補足された。どのような経緯があったのかという質問に対し、本件は、昨年度当該学生が指導教員からの再三の指導を聞かず、チェックも受けずに提出した卒業論文であり、今年度別件で、当該学生への対応があった際に剽窃が発覚したため、対応が年度後半になったことが、説明された。このような場合には、第三者より別の角度から説明および指導をする必要がある、また初期の段階で不正をしないという教育をすることが重要であるという意見があった。

(2)横浜市立大学学則の改正について
財務担当係長より、令和2年4月より実施される高等教育の修学支援新制度(低所得世帯を対象とした授業料等減免制度の創設と給付型奨学金の拡充)の導入に伴う、横浜市立大学学則の改正について説明があり、審議の結果、承認された。
   
(3)医学研究科医科学専攻の新規科目開講に伴う大学院学則別表の改正について
医学教育推進課学務・教務担当係長より、医学研究科医科学専攻の新規科目開講に伴う、大学院学則別表の改正ついて説明があり、審議の結果、承認された。
   
(4)各種規程等の改正及び制定について
教務担当係長より、「横浜市立大学大学院再入学に関する規程の一部改正」、大学院科目早期履修制度の実施、及び「横浜市立大学国際総合科学部学生の大学院授業科目の履修に関する規程の一部改正」、「横浜市立大学大学院データサイエンス研究科通則の制定」について、説明があり、審議の結果、承認された。
        
(5)公立大学法人横浜市立大学学位規程の改正について
学術企画担当係長より、令和2年4月のデータサイエンス研究科の開設に伴い、学位規程を改正することについて説明があり、審議の結果、承認された。

(6)横浜国立大学教職大学院 連携大学特別選抜制度について
教務担当係長より、横浜国立大学教職大学院教育学研究科高度教職実践専攻の「連携大学特別選抜制度」に関する連携協定および覚書締結について説明があり、審議の結果、承認された。本学で取得できない教職専修免許の過去5年間の実績について質問があり、英語科1名、理科1名が専修免許を取得したと回答された。

(7)海外大学との交流協定の締結について
国際交流担当係長より、海外大学6校(北京師範大学 漢語文化学院<中国>・サウスカロライナ・エイキン大学<米国>・パドヴァ大学<イタリア>・台湾科技大学<台湾>・延世大学校<韓国>・リーズ・トリニティ大学<イングランド>)との交流協定等締結について説明があり、審議の結果、承認された。留学希望者の多い欧米に的を絞っているが、大規模な大学は交流協定校が多いため、本学と同等規模の大学で探していることが補足された。

(8)「横浜市立大学大学院医学研究科と千葉大学大学院医学薬学府との間における特別研究学生交流協定書」の更新について
医学教育推進課学務・教務担当係長より、横浜市立大学大学院医学研究科と千葉大学大学院医学薬学府との間において締結している特別研究学生交流協定書及び覚書を更新し、期間を延長するとの説明があり、審議の結果、承認された。

(9)データ活用に関する鎌倉市との包括協定の締結について
企画調整担当係長より、鎌倉市との「データ活用に関する包括連携協定」の締結について説明があり、審議の結果、承認された。連携協定を締結した一般企業は12社、自治体は横浜市に次いで2団体目であることが補足された。2つの自治体と連携する中で、知りえた秘密情報をどうマネジメントしていくのかについて質問があったが、これから取り組みを進めていく中で調整していくとの回答があった。

(10) 令和2年度国際総合科学群(学部)寄附講座について
教務担当係長より、令和2年度国際総合科学群(学部)の講義における寄附講座設置について説明があり、審議の結果、承認された。企業の方を講師とするメリットとして、最新の情報が得られるとの説明があった。継続して企業および団体の寄付を受ける場合、都度調査して妥当性を確認すると良いとの意見があった。
  
(11) 令和2年度 福浦キャンパス学年暦(案)について
医学教育推進課学務・教務担当係長より、令和2年度福浦キャンパスの学年暦(案)について説明があり、審議の結果、承認された。

(12) 令和元年度 学生生活アンケートについて
学生担当係長より、令和元年度学生生活アンケートの実施について説明があり、審議の結果、承認された。同じ設問を継続的に設定した場合、学年進行に応じた意識の変化や傾向がわかるので、データを学年、学部別に提示する案が示された。また、今回のように授業期間外に実施した場合、学生へのフォローアップが難しくなるため、大きな項目の変更がない場合は、授業期間内に実施するよう意見があった。本アンケートで個人が特定されるのかという質問があり、入学・在学・卒業後と個人に紐づけて分析するため個人を特定できるようにしているとの回答があった。

3 報告事項
(1) 海外大学との交流協定の更新について
国際連携担当係長よりカルフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所<米国>との交流協定を更新し、5年間延長するとの報告があった。

(2) 文部科学省事業「留学生就職促進プログラム」中間調査の評価結果について
国際交流担当係長より、横浜国立大学との共同実施事業「留学生就職促進プログラム」の中間調査の結果報告があった。評価者からの指摘で両大学が独自展開しているので連携すべきとあったが、今後どのように展開していくのかという確認があった。日本語教育は横浜国立大学が主導、キャリア教育・インターンシップは本学が主導で担当しているため、今後は、相互の会場で開催するなど、2大学がより連携した運営になるよう検討しているとの説明があった。

4 その他
・副学長(研究担当)より不正防止は初期の教育が大事であり、引き続き共通教養を担当する教員には不正防止に対する意識をもって指導してもらいたいとのコメントがあった。

・令和2年3月度の教育研究審議会日程について
議長から、令和2年3月度教育研究審議会日程について報告があった。次回開催予定:令和2年3月3日(火)16:30~ 金沢八景キャンパス大会議室 
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