問題提起科目群

研究を始める上で必要な課題設定に関係する科目がこの科目群に含まれます。問題提起の素養を身につける科目の代表としてここでは「総合講義」と「YCUリベラルアーツ入門」を紹介します。両講義とも毎回異なる内容について講義があり、世界や日本社会で「今」課題となっている内容や、先人たちがどのように課題にアプローチしてきたのかなどを学ぶことができます。 

総合講義としては16個の講義が用意されています。そこから興味のあるテーマを1~4科目選択します。各科目とも、外部講師や本学教員が講義を行うバラエティー豊かな講義です。この講義を通して、現代社会の課題を理解します。 

この科目は2023年度から新規開講した本学の教養教育の核になる科目です。この科目は、リベラルアーツの根幹を成す領域の専門家のゲストや横浜市立大学の卒業生による本学での学びの体験などを聞き、横浜市立大学の学生が成熟した市民として成長するために必要な知の入り口となる科目です。総合講義と同様に毎回異なる内容を学びますが、学生とゲスト講師が議論する時間を大切にしています。また、この科目で提起した現代社会や将来の社会の課題を教養ゼミのグループワークで議論します。この学生間の議論を通し「自分の言葉」で理解を深め不確実性が大きい今後の社会を生きていくために必要とされる「自ら考える力」と「他者と議論する経験」を培っていきます。