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先進医療推進センター
先進医療推進センター長
(耳鼻いんこう科
診療科部長/主任教授)
折舘 伸彦
先進医療推進センターとは
横浜市や周辺地域の健康増進を図ることを目的に、横浜市がん撲滅条例に基づくがんに関する研究や、保険診療では行われていない高度かつ先進的な臨床研究を推進しています。
センター長挨拶
横浜市立大学附属病院は、神奈川県内における唯一の公立大学の病院として、また市内唯一の「特定機能病院」として、「市民が心から頼れる病院」の理念のもと、安全で質の高い医療の提供とともに高度・先進医療の推進を目指し、長年にわたり尽力してまいりました。先進医療推進センターでは厚生労働省が定める「先進医療」に承認されることを目指し、附属2病院で行われている高度かつ先進的な医療技術の開発と導入を支援することにより、いち早く市民の皆様へそれらを提供したいと考えております。
横浜市立大学 学内先進支援事業
先進医療推進センターでは、厚生労働省の定める先進医療の承認、または医師主導治験及び保険適応を目指す臨床研究を対象に、研究に必要な費用の支援を行っています。
先進医療について
先進医療とは、未だ保険診療として認められていない医療技術のうち、国(厚生労働省)が安全性、有効性等を認めたものについて、一定の実施施設の基準や実施方法を定めたうえで、保険診療と保険外診療を混合する形で患者さんに利用していただくことのできる医療制度です。
先進医療は、「先進医療A」と「先進医療B」に分類されています。
先進医療A | ・未承認、適応外の医薬品、医療機器の使用を伴わない医療技術 ・未承認、適応外の体外診断薬の使用を伴う医療技術等であって、 当該検査等の使用による人体への影響が極めて小さいもの |
先進医療B | ・未承認、適応外の医薬品、医療機器の使用を伴う医療技術 ・未承認、適応外の医薬品、医療機器の使用を伴わない医療技術 であって、当該医療技術の安全性、有効性等に鑑み、 その実施に係り、実施環境、技術の効果等について 特に重点的な観察・評価を要するものと判断されるもの |
先進医療推進センターでは、新たに先進医療の実施を計画されている附属2病院の研究者より、
相談を受け付けております。
患者申出療養について
患者申出療養は、困難な病気と闘う患者の思いに応えるため、先進的な医療を受けたいという患者の申出を起点とし、安全性・有効性等を確認しつつ、身近な医療機関で迅速に受けられるようにするものです。
患者申出療養制度においては、患者さんから申出のあった医療技術について、臨床研究中核病院が実施計画を作成することとされており、国が安全性・有効性等について確認のうえで、実施の可否が決定されます。
したがって、ある程度の科学的根拠がない医療や、それに基づいた計画を、臨床研究中核病院が作成することが困難な場合は、対象となりません。
≪ 患者申出療養として実施されることが想定される医療の類型 ≫
◇ 先進医療の対象にならないが、一定の安全性・有効性が確認された以下のような医療
(1)既に実施されている先進医療を身近な医療機関で実施することを希望する患者に対する療養
(2)先進医療の実施計画(適格基準)対象外の患者に対する療養
(3)既に実施されていて、新規組入が終了した先進医療を実施することを希望する患者に対する療養
(4)先進医療として実施されていない療養
◇ 現行の治験の対象外の患者に対して治験薬等を用いる医療
現在実施中の患者申出療養一覧等、詳しくは厚生労働省webサイトをご覧ください。