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国際商学部 藤﨑ゼミと金沢地区センターが、男性の地域参加へのきっかけづくりを協働企画!

2024.04.04
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「男のこだわりコーヒーの淹れ方講座」2024活動報告

国際商学部の藤﨑ゼミ(管理会計・原価計算)の学生が、金沢地区センター(横浜市)と、地元のボランティア団体「コーヒーdeえがお」の協力のもと、男性高齢者を対象としたコーヒーの淹れ方講座を開催しました。

YCUの学生がなぜ高齢者を対象としたコーヒーの淹れ方講座を!?これには、とある地域の課題解決のカギが隠されていると言います。この活動の目的や意義、実施して感じた手ごたえを、学生が報告してくれました!
学生が制作した開催案内ポスター
初めまして!横浜市立大学藤﨑ゼミ3年(活動当時) チーム金沢区の蟹江かにえ  優仁  ゆうとです。
私たち国際商学部の藤﨑ゼミの学生は、ボランティア団体と協力し2月17日(土)に金沢地区センターで高齢者の男性を対象とした「男のこだわりコーヒーの淹れ方講座」を行いました。応募してくださった皆さま、そして当日参加してくださった皆さま、ありがとうございました!

藤﨑ゼミでは地域貢献活動として、これまで金沢区内にある地区センターでの大学生の利用向上に繋がるような講座企画運営に取り組んできました。今年度も私たちは金沢区の課題解決に向けて活動に取り組みました。

今回、私たちは金沢区の特徴として横浜市内18区で二番目に高齢者化率が高いことに着目し、金沢区福祉保健センター 高齢・障害支援課や金沢区生活支援コーディネーターへのヒアリングを通じ、「男性高齢者の地域参加率が低いという現状に対し、男性高齢者の孤立化」という地域課題があることを認識しました。

そこで、解決策として料理教室やカラオケ大会といったアイデアも検討しましたが、最終的に男性が参加しやすいコーヒーをテーマにした講座を行うことにしました。


当日は、男性高齢者20名が参加し、講師のボランティア団体「コーヒーdeえがお*1」の方に実演していただきながら、5人ずつ4つのグループに分かれておいしいコーヒーの淹れ方を実践的に学びました!
講師による実演指導。
皆さん集中して学んでいました!
ボランティアの方が見守る中、4つのグループ
に分かれてコーヒーの淹れ方を体験。
横浜市金沢区町屋町にあるコーヒーショップ「ちろりや」さんにもご協力していただき、当日は挽き立ての豆を使用しました。コーヒーの深い香りが料理室いっぱいに広がりました!
町屋商店街にある自家焙煎工房「ちろりや」
講師をしていただいたのはボランティア団体「コーヒーdeえがお」の皆さん。
少し緊張していて不安もあった私たちを明るく迎え入れてくださり、学生メンバー一同とても楽しく、一緒に講座に参加することができました。
ボランティア団体「コーヒーdeえがお」の皆さんと
藤﨑ゼミでは約半年間、横浜市金沢区の現状分析・調査から課題発見、企画の提案、実行まで行ってきました。最終的に講座が無事に成功して、メンバー一同大変うれしく思っています。また、今回の講座は、参加者を男性に絞ったのにも関わらず、募集人数20名のところ約2.5倍の47名の方の応募がありました。抽選で当たった20名の方全員が当日参加され、直近の金沢地区センターの活動としては注目度の高いイベントとなりました。
講座後に参加者の方々に記入していただいたアンケートにおいても、「勉強になった」「楽しく学ぶことができた」といった声もいただき、満足度の高いイベントを開催することができました。
今回の活動は、金沢区の地域事業の一助となるとともに、学生が地域と共に活動する好事例になったのではないかと思います。何より私たち学生が地域の役に立てたことが自分たちの自信につながりました。

金沢地区センターの職員の皆さんやボランティア団体「コーヒーdeえがお」の皆さんはもちろん、多くの方にご支援・ご協力いただいたおかげで最終的に形にすることができました。お力添え下さった皆様に心より感謝申し上げます。今回の貴重な経験と学びを活かし、より良い活動が行えるよう精進していきます。

そして、今回、「男のこだわりコーヒーの淹れ方講座」に参加してくださった男性高齢者の皆様にとって “地域参加のきっかけ”となりましたら幸いです。ありがとうございました。

用語説明
*1:ボランティア団体「コーヒーdeえがお」
2016年の秋、金沢区民活動センターと泥亀ケアプラザの主催でコーヒーを通じたボランティア活動をテーマにコーヒー教室が開催された。この講座の受講者の有志が集まり、地域で「コーヒーと共に笑顔を届ける活動」を行うボランティア団体
 
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