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データサイエンス学部 上田ゼミの学生チームが学生奨励賞を受賞!

2024.03.15
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DS学部上田ゼミの3年生がPOSデータを使った分析に挑戦!

DS学部上田雅夫ゼミ(ビジネス・サイエンス)の学生が、令和5年度データ解析コンペティション・日本経営工学会・経営情報部門において、学生奨励賞を受賞しました。
データ解析コンペティションは、経営科学系研究部会連合協議会*1が主催し、1994年から毎年開催され、現在では約100チームが参加する歴史のあるコンペティションです。このコンペティションでは、様々な視点からモデル構築及びデータ解析を行い、新たな知見を誘発することによって、産学が連携して学術研究及び実務研究の発展に寄与することを目的としています。産と学の両者より参加チームを募り、共通のデータを利用して、データ分析の新規性、ビジネス有効性を競い合う大会です。 
上田ゼミの学生で結成した「ヨッチー2」は、日経POS情報*2をベースにした2013年〜2022年までの10年分の商品販売履歴を分析しました。成功した新商品が存在し続ける要因には、その商品名の音や文字の表記(カタカナ・ひらがな・アルファベット)や文字数が影響を与えることを発見し、商品名称からこれらの情報を引き出すデータ・ハンドリングの技術について発表しました。それらのアイデアや技術が高く評価され、当コンペティションの日本経営工学会・経営情報部門において、学生奨励賞を受賞しました。 
「ヨッチー2」のメンバー(左から井出さん、山川さん、深沢さん)と上田先生
 
                                            — 学生奨励賞の表彰状
左から、井出さん、山川さん、深沢さん
【受賞者】
データサイエンス学部3年生
上田雅夫ゼミ

井 出 いで  千愛    ちなり さん
山川やまかわ 藍鈴   あいり さん
深沢ふかさわ 茉音  まお さん




指導教員

データサイエンス学部
上田 雅夫教授(ビジネス・サイエンス)
本コンペティションの分析データ
日経POS情報*2をベースにした2013年〜2022年までの10年分の商品販売履歴(集計データ)
 
井出 千愛さん
井出 千愛さん(3年)のコメント
大学で学んできた知識と個々の力をかけ合わせ、学生奨励賞という結果をいただく事ができました。その反面、発表日間近での修正作業など反省点も多く挙げられるため、この経験を最高学年に繋げていきたいと思っています。上田先生、ご指導いただきありがとうございました!
深沢 茉音さん
深沢 茉音さん(3年)のコメント
この半年間、チームでの活動がとても楽しかったです。活動の中でたくさん話し合い、考えることで、1+1+1が3以上になることを実感しました。
この度、学生奨励賞をいただきましたが、実際は、まだまだ良いものができたと思います。この気持ちを忘れず、今後も一層精進していきます。
山川 藍鈴さん
山川 藍鈴さん(3年)のコメント
事務局から提供されたPOSデータをどのようなアプローチで切り込んでいくか、チームで何度も話し合いながら出たテーマでした。「商品名」から消費者の感性を読み解いていく、とても興味深い内容で楽しみながら分析できました。これからは各々個人研究に入っていきますが、今回の経験を十分に活かしていきたいと思います。
 
指導教員 上田雅夫教授のコメント
今回のデータは、日別単品別のPOSデータであり、加えて、地域・カテゴリーが限定され、有用な情報が得難いデータでした。ただ、商品名が豊富であるという点に注目し、そこから新製品の成功の有無を判別するというアイデアが光った分析でした。学業、就活、部活といった時間的な制約がある中、時間を調整し、データに向き合ったからこそ、達成できた成果だったと思います。この調子で、これからもデータ分析に取り組んで欲しいです。
 

用語説明
*1 経営科学系研究部会連合協議会:国内の学会及び学術団体のうち経営科学ならびにマーケティングに関する研究グループが集まり、人的交流、意見交流を行う場として平成16年4月に設立。経営科学研究ならびにマーケティング・サイエンスの研究者の交流の場ならびに、産学連携のプラットフォームとして活動している。

*2 POSデータ:POSは「Point Of Sales」の略。レジを通過した際に記録される買い物のデータを時間、商品(もしくはカテゴリー)別に集計したデータのこと。

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