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リアルワールドデータ研究の品質向上に対する取り組み

2023.08.08
  • TOPICS
  • 医療
  • 研究

リアルワールドデータ研究の品質向上に対する取り組み

~効率的に質の高いリアルワールドデータ研究を行いもっと身近に利用できるために〜

医学系研究におけるリアルワールドデータ研究は、患者さんが受診した病院や薬局など医療現場で収集されたデータを解析する研究であり、近年様々な分野で注目されています。
附属病院次世代臨床研究センターY-NEXTの田野島玲大副センター長を研究代表者とする研究班は、令和4年度国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)研究開発推進ネットワーク事業として、リアルワールドデータ研究におけるrisk based approach(RBA)の実装を行いました。
世の中には、様々な方法で臨床研究の品質を向上させる取り組みが行われています。特に、患者さんを対象にした臨床研究の質を確保、向上させる方法としてRBAが注目されています。RBAは、あらかじめ想定できるリスクを特定し、それに対する予防や対策を取りながら臨床研究を進めていく方法です。
本研究班では、従来治験を含む介入研究に行なわれていたRBAを世界で初めて(研究者調べ)リアルワールドデータ研究に応用しました。
横浜市立大学には大学院データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻(HDS)をはじめ、リアルワールドデータ研究の教育と実装をおこなっている部門が多数あります。本研究の成果により、効率的に質の高いリアルワールドデータを扱った研究を行い、横浜市民の皆さまをはじめ広く社会に、その成果を還元できることが期待されます。
研究の詳細は下記をご覧ください。
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