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附属病院の医師と市民総合医療センターの看護師が人命救助を行い感謝状が贈呈されました

2021.08.26
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附属病院の医師と市民総合医療センターの看護師が人命救助を行い感謝状が贈呈されました

附属病院の医師(荒川裕和さん)と市民総合医療センターの看護師(田中建詞さん)が電車内で意識を失い心肺停止になった男性に対し、適切な心肺蘇生措置を行ったとして、8月20日に横浜市消防局港南消防署長から感謝状が贈呈されました。
写真左から附属病院 後藤病院長、稲葉整形外科主任教授、荒川医師、櫻井港南消防署長
写真左から市民総合医療センター 榊原病院長、田中看護師、櫻井港南消防署長

救急隊到着までの的確な行動を連携して実施

令和3年6月11日(金)の朝、横浜市営地下鉄の電車内で男性が意識を失った状態で倒れており、駅員等によりホームのベンチに運ばれたところ、その場にたまたま居合わせた荒川さんと田中さんが容体を確認。心肺停止状態と判断し、胸骨圧迫とAEDによる電気ショックを行いました。
二人の的確な処置により呼吸と心拍は再開、駆け付けた救急隊により医療機関に搬送されました。
なお、傷病者の男性は、医療機関に搬送された後に回復し、既に退院しています。

附属病院 荒川裕和医師のコメント

傷病者を発見した時は、最低限の周囲の確認と、ご本人の意識確認を行いました。急なことで戸惑いもありましたが、一緒に救命活動して頂いた田中さんから「胸を押しましょうか」と声を掛けて頂いたこともあり、すぐに始められることができました。
偶然出勤するタイミングでこのような状況に遭遇し、適切な処置が行えたことは医師として非常に嬉しく、医師になって良かったと実感しました。

市民総合医療センター 田中建詞看護師のコメント

今まで学んできた知識や、今積み重ねている経験がこうして人命救助につながったということが、自身としても嬉しく思います。
それが、救助された方の社会復帰につながることで、その方のご家族も含めて還元できたと思うので、これからもより一層の研鑽を積み重ねていきたいと思います。 
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