YCU 横浜市立大学
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理学部の特色 理学部の特色

理学部の特色

特色1

『物質科学や生命科学、およびこれらの融合領域の専門知識を学修する』

理学部では、すべての学生が物理学、化学、生物学、地学の基礎を一通り学んだ上で、物質科学、生命科学、あるいはこれらの融合領域分野へ進みます。高等学校で物理あるいは生物を履修していない学生に対して、1年次にリメディアル講座の授業を用意しています。6つの履修モデル(物理で生命現象を解明できる人材育成、化学で生命現象を解明できる人材育成、生命を脅かすさまざまな環境要因に対する生命の防御機構や適応機構を深く探究できる人材育成、食糧問題や環境浄化に取組める人材育成、生体分子の構造と機能を理解し、創薬に応用できる人材育成、細胞・生体の働きを理解し、医療関連に応用できる人材育成)に沿って、高度な専門的知識・技術を身に付けます。

特色2

『グローバルな研究マインドと実力を身に付ける「国際リトリートプログラム」』

自然を対象とする研究は、自然現象の観察とそれを理解するための検証実験や理論の構築により発展してきました。原子分子サイズから地球規模のものまでを対象とする自然科学は、国や地域にとらわれない世界中どこでも通用するグローバルな学問です。自然科学で世界に貢献するためには、グローバルな視点を持ち、英語を使って研究成果を発表する必要があります。「国際リトリートプログラム」は、卒業研究によって得られた成果を海外の大学等で英語を使って発表し、海外の研究者とディスカッションできるプログラムです。本プログラムは大学院生命ナノシステム科学研究科・生命医科学研究科との連携により実施する、グローバルな研究マインドと世界で通用する研究者としての実力を養うためのもので、理学部4年生が早期履修することができます。 

特色3

『1年次から研究活動を行える「理数マスター育成プログラム」』

自然科学研究では実験に基づく研究が不可欠であり、理学部の学生は卒業研究で配属された各研究室において研究を行い成果を卒業論文としてまとめます。しかし、学生にとっての研究スタートは3年次後期あるいは4年次であり、それまで待たなければなりません。本学理学部の特別プログラムである「理数マスター育成プログラム」では、プログラム参加学生は1年次から自主的に研究活動を行うことができます。そのための専用教室「理数マスター室」をいつでも使用することができるように整備しました。学生自らが決めたテーマに従って、教員の個別指導のもとで研究を進め、その成果をサイエンスインカレ等で発表します。これまで物理学、化学、生物学、物質科学、生命科学、医科学、計算科学、植物科学等さまざまな分野の自主研究が行われています。

4年間の学びのイメージ

6つの履修モデルと4つのクラスター(科目群)

1年次には全員が物理学、化学、生物学の基礎実験を必修で学びます。それにより、理学全般の基礎的な知識や、必要とされる実験技術をしっかりと修得し、専門教育にスムーズに移行できる基礎力を養います。2年次以降はさまざまな専門領域から目的を持って学ぶため、6つの履修モデルを用意し、体系的に学修できるようになっています。さらに、各科目は学問領域ごとにグループ化された4つのクラスター(科目群)を置き、このうち2つを選択して学びます。理学部では3年次後期に研究室に配属され、専門領域を追求していきます。

【6つの履修モデル】
物理学で生命現象を解明できる人材 化学で生命現象を解明できる人材 分子・細胞 ・個体レベルで生命現象を解き明かせる人材
ゲノム科学、生命科学の推進を通じて、食料・環境問題解決に貢献できる人材 生体分子の構造と機能を理解し、創薬に応用できる人材 細胞・生体の働きを理解し、医療関連に応用できる人材

先端科学分野を 医学部・データサイエンス学部と共同研究

医療について最先端の研究を行っている医学部と、ビッグデータを研究するデータサイエンス学部との連携体制を強化します。共同研究などで医学・データサイエンスの観点から最先端分野の研究に取り組むことができます。 

物理学・化学・生物学の 基礎実験が必修

1年次はPE(Practical English)や教養ゼミといった教養科目に加えて、全員が物理学・化学・生物学の基礎実験を必修で学ぶなど、理学全般の基礎知識や、必要とされる実験スキルを全員修得し、2年次からの専門教育へ進むための理学的な基礎力を培います。

高い専門性を有した研究室で卒業研究を体験

3年次の後期に研究室に配属され、研究室の指導教員のもと卒業研究として卒業までの1年半かけて最先端研究を行うことで、高い専門性を身に付けます。

物質科学分野

生命環境分野

生命医科学分野

理学部 School of Science