保健管理センター

センター長あいさつ

 2025年3月


保健管理センターから学生・教職員のみなさんにごあいさつを申し上げます。

当センターは、医師、保健師、看護師、公認心理師の専門職を擁する組織として、本学学生・教職員の健康管理および心身の健康増進に努めております。

当センターでは、リーフレットやホームページをご覧いただけばわかりますように、いわゆる“何でも相談”のキャンパス相談以外にも、定期健康診断の企画・運営サポート、けがや急病への応急処置、日頃の健康や生活、修学上の問題への対応、感染症対策の支援や感染症罹患者への対応、産業保健対策の企画・実務、職場問題への対応、危機管理対策への支援、そして健康増進のための各種研修事業の企画・実施など、さまざまな業務を行っていますので、4月から本学に初めて来られた学生、教職員の方々とも、かならずどこかで当センターの職員がお会いしているはずですが、みなさまの方からも、気兼ねすることなく、いつでも保健管理センターを訪ねていただきたいと思います。

さて、いつもお願いしていることを、今年度も2点、お伝えします。

一つは、健康管理は、学生・教職員みなさまにとっての義務でもありますので、みなさまは、定期健康診断や特殊健診の受診、感染症対策に関して果たすべき必須事項を履行し、また健康教育、あるいはメンタルへルス対応研修会などに積極的に受診・参加をしてください。

そして、もう一点は、周囲の方々へのヘルプです。

私たちは、「道義性」という概念を大切にしています。みなさまにお願いしたいのは、周りにいる不調者や、健康被害に対してどうか見て見ぬふりをしないでいただきたいということです。殊に大学という教育機関、研究機関では、「ピア・サポート」といわれる仲間同士の助け合いがとても大切となります。メンタルヘルス不調の場合、その程度が強ければ強いほど、当人は周囲の人に助けを求める力が弱くなってしまうものです。そこには周囲の人の助けが必要です。令和2~5年に流行した新型コロナウイルスによる修学、就労、生活面の様々な制約により、孤独や孤立といった問題が個々人の健康に影響を及ぼしており、いまだにその影響が解消していないことが本学のメンタルヘルス・チェックでも明らかにされています。

そばに気になる人がいたら、どうぞお節介を焼いて、保健管理センターにご相談にきてください。友人や教員からの親身の心配が相談、支援につながるケースも少なくありません。

どうぞよろしくお願いいたします。

保健管理センター長 小田原俊成