地域貢献ニュース１月号(看護管理学領域)

担当：勝山貴美子

看護管理学教室の興味深い２つの取り組みを紹介します。
１つ目は、2020年から医経連携研究ユニットで行っている中小規模病院の多職種協働を促す対話型組織開発で、
もう一つは Practical English Centerの先生方と協働で作成した医療コミュニケーションの教材のことです。

この取り組みは、2020年から経営学研究科・医学研究科とともに組織する医経連携研究ユニットで行っている取り組みの一つで、地域包括ケアの中心的な役割を担う中小規模病院において成員の個々の潜在能力を引き出し、お互いの協働意欲を高めるための対話型組織開発を看護部と共同して行っています。
2023年度は病院組織の中で組織開発のテーマに基づく問いを設定し、職種を越えた職員間での対話を重ねる中で生じる組織と個人の両面での変化のプロセスとその効果について評価を行い、医療機関における効果的な組織開発の在り方について明らかにすることの試みを行いました。継続的にこの研修に参加をしている参加者が中心となって、新しく参加した方々の新しい組織開発のアイデアが形になっていく興味深い取り組みになっています。
今後は地域の中小規模病院へとネットワークを広げられたらと思っております。

2022年度から新カリキュラムへ移行し、国際看護学１の講義内容をより充実させるために Practical English CenterのMacCallum先生、Carl McGary教授、加藤教授と外国人患者に対する医療コミュニケーションの自己学習用教材を作りました！
医学教育の分野にも注目されています。