地域貢献ニュース9月号(小児看護学領域)

担当：佐藤朝美・橋本美穂・下道知世乃

2023年6月30日～31日に開催された、第28回日本緩和医療学会学術大会（神戸市）において、交流集会「地域における小児緩和ケアの今と未来を話し合おう！」を開催し「小児緩和ケア」の現状と工夫についてディスカッションを行いました。
小児看護学領域では、認定NPO法人横浜こどもホスピス「そらとうみのおうち」の設立・運営に携わらせていただいております。その活動のひとつとして「小児地域緩和ケアネットワークづくり」に取り組んでおり、月1回のミーティングでは、地域の病院・在宅診療所・訪問看護・教育機関・当事者とその家族・地域住民が参加し、組織や役割を超えた関係の構築を目指しています。

交流集会では、「地域における小児緩和ケア」の現状と課題を横浜市立大学附属病院家族支援専門看護師、神奈川県立こども医療センター麻酔科医師、在宅訪問医師、横浜こどもホスピス看護師らと報告を行いました。参加者と小児緩和ケア推進時の連携の工夫、ICTの活用や研修の工夫など有意義な情報共有ができ、新たな連携も生まれました。

小児看護学領域では、「地域における小児緩和ケアの推進」として、「小児緩和ケアネットワーク」の取り組みの他、「きょうだい支援」「重度障害を持つ子どもの支援」を実施しており、子どもが「その子らしく」生きるための支援を目指して、努力して参りたいと思います。