地域貢献ニュース3月号(地域看護学領域)

担当:田高悦子、有本梓、大河内彩子、白谷佳恵、伊藤絵梨子、塩田藍、小倉弘美

横浜市、横浜市金沢区(区役所・地域ケアプラザ・小学校)との協働により、横浜市の「地域におけるシニアパワー発揮推進事業」での効果評価に取り組んでいます。この事業は、地域の中でのシニアの方々が活躍できる機会や出番づくりを進め、健康を維持することを目的とした事業です。
今年度は、モデル的に金沢区において「小学校と連携した高齢者の活躍の機会づくり」として、地域のシニアの方々が小学校の子どもたちと一緒に、校庭の花壇で植物を育てる活動を行いました。校庭の花壇は季節の花々が美しく咲くようになり、子どもたちとシニアの方々の日常的なつながりが生まれています。さらに、活動の前後には、活動の健康への効果を確認するために、シニアの方には(1)健康測定(身長、体重、握力、運動能力:ロコモティブシンドローム、歩行テスト)、認知機能等、(2)生活習慣・世代性関心・地域への見守り自己効力感などのアンケート調査を実施しました。小学生へは、QOL・社会的スキル・ソーシャルキャピタル等のアンケート調査を実施しました。横浜市大医学部では、教員・大学院生が毎月の活動に参加しながら、2回の調査を行い、健康測定などの効果評価を行っています。
この活動は平成28年度も継続予定で、他区でも新たな取り組みが始まる予定です。