地域貢献ニュース2月号(成人看護学2領域)

担当:三條真紀子

成人看護学2領域では、各教員が附属2病院の看護師さんらが臨床で行う看護研究の指導を通じて、現場における看護の質向上に寄与しています。今年度は、私は附属病院の6－3病棟、7－1病棟、8－3病棟で研究指導を行わせていただきました。
先日、附属病院の看護研究発表会がありました。緊急入院時に患者様がどのようなニーズを持っていらっしゃるのかを知り、現場の看護に反映させていくことを目標に、1年半かけて研究計画書を練り上げた6－3病棟の研究計画の発表が行われました。
看護研究は、臨床実践の中でうまれた疑問をどのようにリサーチクエスチョンとしていくのかが第一の関門になります。研究目標、対象者を絞っていく過程、面接ガイドを作っていく過程の中で、研究チームの皆さんが客観的に自らの看護を振り返るお姿を拝見すると、看護研究という機会のなかでも看護師はどんどん学びを得ていくことがわかります。そして、その看護研究に伴走させていただく教員も、多くのことを学ばせていただいています。
これからも、看護師の皆様の臨床疑問を形作り、答えを見つけていくお手伝いをさせていただきながら、私自身も成長していきたいと思っています。