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「第5回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」で、佐藤圭さんが最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞!

2016.12.19
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  • 学生の活躍

「第5回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」で、佐藤圭さんが最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞!

学生が英語によるプレゼンテーション力を競う「第5回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」(主催:神田外語グループ、読売新聞社)が12月3日、東京都千代田区のイイノホールで行われました。全国の大学や専門学校149校から、699人が個人やグループで参加し、国際総合科学部・国際教養学系3年の佐藤圭さんが最優秀賞の文部科学大臣賞に選ばれました。

今回の大会では、どのようなスピーチをされましたか?また、どのような点が受賞につながったとお考えですか。

大会でのスピーチは、紙の建築で災害による被害を減らしていくというテーマです。災害時の仮設住宅を紙で建設することで、住みやすく低コストでリサイクルが可能になるという有効な対策であったことが、受賞理由だと思います。英語の部分では、PEセンターを活用したり、APE(※)や教職の先生、友人に何度もアドバイスをもらったことで自信をもって臨むことができました。

応募した経緯や参加された際の感想、エピソードなどがあれば教えてください。

実はこの大会は3度目の挑戦なんです(笑)。よくも懲りずに挑戦し続けたなと思います。きっかけは第3回の同大会で友人の太田杏奈さんが最優秀賞を受賞し、身近な友人が全国で1位になった姿を間近でみたことが大きなモチベーションになりました。

事前準備など、特に工夫した点があれば、お聞かせください。また、苦労した点と、それをどのように乗り越えられたかも教えてください。

1回目、2回目の大会での敗因は完全に準備不足、知識不足が原因でした。内容にもあまり自信が持てず、やると決めたはいいものの学校やアルバイトなど忙しさを理由に中途半端でした。しかし今年はテーマも興味深く、最後の挑戦になると思い、約8か月くらい準備し関連するテーマの本を読んだり講演会にいったりしました。早くから準備したことが勝因の一つだと思います。エントリーナンバーも1番なんですよ(笑)。
工夫したことはたくさんありますが、スライドになるべく文字を入れないことです。写真だけ貼ってそこに自分の言葉を乗せるようなプレゼンをしました。また20人以上の人たちに見てもらい、客観的な視点を大切にしましたね。
苦労したことはたくさんあります。特に大変だったのはデータ収集や客観的な説得力を持たせるための工夫です。でもたくさん調べたおかげでQ&A対策にもなり、情報量も増えたのでよかったです。
 

受賞された際のまわり皆さんの反応はいかがでしたか?

たくさんのおめでとうの言葉や感動したということを言っていただきました。本当に感謝しています!!

YCUに入学した理由やいま学んでいることを教えてください。

私は教育学を専攻していますが、教育はいろいろな分野がかかわってきます。社会的な問題、人種、国際問題、心理、文学、歴史などさまざまな分野から考察する必要があると思い、それができる環境がリベラルアーツの学べるYCUでした。ゼミでは大学入試改革をテーマに、制度が変わることで現場の先生や生徒の学び方がどう変わり、どう対処していくべきか研究しています。正直、入学前は東京の私立大学と迷いましたが、いまはYCUを選んで本当によかったと思っています。

将来の目標はなんですか?

アメリカの大学院に行きたい、教員になりたい、大学の先生もやってみたい、講演活動もしたい、一般企業でも働いてみたい、接客もしたいといろいろやりたいことがあります(笑)。でも大きな目標として日本の教育格差を是正したいと本気で考えています。まだ固まっていないので内容は秘密ですが、実はそのためのプランも考えていて、実現に向けて動いています。グローバル化や国際化といわれていますが、日本の子どもが安心して勉強できる環境が整っていなければ本当の意味でグローバル化は実現しないと思っています。
実は私も相当な貧乏生活を送り、YCUに入ったのも25歳のときでした。高校卒業後は経済的理由で大学進学を断念し、その後アルバイトをしながら受験勉強し、気が付いたら高校を卒業して6年も過ぎていました(笑)。でも今こうやってたくさんの素晴らしい環境や友人、先生たちに囲まれてとっても幸せです。
どんなに過酷な状況であっても学びたいと思うすべての人の力になりたいと考えています。簡単なことではないですがこれが自分の使命であり、世の中に対する恩返しだと思って日々精進しています。




※アドバンスド・プラクティカル・イングリッシュ。進級要件であるTOEFL‐ITP500点相当をクリアした学生が、より実践的な英語を身につけることを目的とした授業。海外留学や国際協力活動を本格的に行うことができる力を身につけることを目指します。
 

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