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子どもアドベンチャーカレッジ2023を開催しました(基礎看護学)

2024.01.05
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テーマ:元気のヒミツの探し方~大事なサインを見つけよう~

8月16日(水)に横浜市立大学医学部看護学科にて、「子どもアドベンチャーカレッジ2023」を開催しました。
基礎看護学領域が「元気のヒミツの探し方~大事なサインを見つけよう~」をテーマに企画・運営を担当しました。看護職が行う人々の健康状態の観察方法や感染予防対策について、学生ボランティア(看護学科2年生、1年生)と一緒に楽しく学び、体験してもらいました。
今回は200組を超える応募があり、厳正なる抽選により28組(51名)の市内の在住・在学の小学3~6年生の親子にご参加いただきました。

1.講話(20分)
体験内容に関連する心臓・肺の機能の役割、感染予防について、講義形式で説明しました。
2.血圧測定体験(15分)
医療現場で使用される血圧計と聴診器で、同伴したご家族の血圧を測定しました。
3.呼吸音聴取の体験(15分)
シミュレーター(Mr. Lung)で、正常な呼吸音や異常な呼吸音を聴く体験をしました。
4.感染予防に関する体験(15分)
滅菌された物品を扱うときなどに着用する滅菌手袋を装着する体験をしました。
5.振り返り会(15分)
  横浜市から派遣された学生サポーターの大学生1名を中心に、子どもたちと体験を振り返りました。
 
<参加者の感想>
・ 血圧の音が小さくて聞くのがむずかしかった
・ 聴診器を使って呼吸の音や肺の音がちゃんと聞こえた
・ 空気を吸ったときに、肺の下の方にいくほど音が小さくなることがわかった
・ 滅菌手袋をつけるのが難しかったけど、楽しかった!
・ 看護師がやっていることは様々であることがわかった

<保護者の方の感想>
・ 本物の聴診器で肺の音を聞くことは、普段聞くことの出来ない音であり、体の中の構造をイメージでき、とてもいい勉強になった。
・ 看護師の仕事に少し興味をもったようで、またこのような機会があったらぜひ参加したい。
・ 大人の私も初めて知ったことが色々あった。とても貴重な体験となった。
・ 看護師のことをわかりやすく説明してくれてとても満足です。

<後日、保護者の方からいただいたメッセージ>
 アンケートには回答させていただきましたが、感謝の気持ちを改めてお伝えしたく、僭越ながらご連絡申し上げます。子どもは、いろいろな体験ができて、全て楽しかったと申しておりますが、特に手袋をはめる体験が印象に残っているようです。また、ボランティアの学生さんが気さくに優しく話しかけてくださいました。学生さんに看護を学ぶ理由を尋ねたところ、人を直接助けたいという強い信念を、子どもが理解できる言葉で、真剣に話してくださいました。その姿に、親子ともども感銘を受けました。そして、ふり返りの時間での先生のお話の中に、将来看護学科の門戸を叩いて欲しいというようなお言葉をいただき、子どもは一身に受け、看護学科を目指して勉強したいと申しております。
 私たち親子にとっては、短い時間でしたが、貴重な体験ができてとても充実した時間でした。子どもの心がこんなに変容するとは思っておらず、私も嬉しくなりました。これもひとえに、先生方、学生の皆さんのおかげです。小さく若い芽を育てくださいましたこのご縁に感謝いたします。

 (子どもアドベンチャーカレッジは、市内の小学生に向けて「主体的・対話的で深い学びのきっかけづくり」「社会参加のきっかけづくり」の場と機会を提供するため、横浜市役所をはじめとした公的機関や民間企業等と連携して、横浜市が開催する企画です。)

横浜市立大学医学部看護学科 基礎看護学 佐藤 政枝

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