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木原生物学研究所 准教授 辻寛之先生の記事がインターネットニュースサイト「SYNODOS」に掲載されました。

2016.10.03
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木原生物学研究所 准教授 辻寛之先生の記事がインターネットニュースサイト「SYNODOS」に掲載されました。

植物ホルモン「フロリゲン」の紹介

木原生物学研究所 植物遺伝資源科学部門 辻寛之准教授の専門である“花咲かホルモン”フロリゲンに関する研究内容が、「SYNODOS」で紹介されました。
「高校生のための教養入門」をテーマに、フロリゲンの働きと応用、さらに高校生への応援メッセージが紹介されています。

辻先生の研究内容

フロリゲンの可視化に世界で初めて成功

辻准教授の専門は「植物ホルモン・フロリゲン」の研究です。
「フロリゲン」は、様々な植物の花を咲かせる働きを持つタンパク質のことで、「花咲かホルモン」とも呼ばれています。辻准教授は、イネを用いた実験でフロリゲンを発見し、フロリゲンを可視化することに世界で初めて成功しました。
フロリゲンを増やすと、好きな時に多くの花を咲かせることができます。さらに、フロリゲンが地下茎に運ばれると、実りの季節でなくても、ジャガイモや玉ねぎなどを作ることができます。
花を咲かせる仕組みを解明することはもちろん、将来的には、開花時期などを操作することで、品種改良や作物増収への応用が期待されています。

この研究内容は、平成27年度の文科省検定教科書である「高等学校 生物」(第一学習社)にも掲載されています。
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