• 外来担当医表
  • 交通案内
  • サイトマップ
045-787-2800
045-787-2800


{

心不全

心不全とは

心臓は、血液を全身に送り出すポンプ機能を持つ臓器です。心臓のポンプ機能が低下し、心臓からの血液の拍出が低下し、全身の血液循環が保てなくなる状態のことを心不全といいます。

心不全の原因

心不全は、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患、弁膜症、不整脈、心筋症、心筋炎、肺高血圧、高血圧といった様々な心臓の疾患が原因で起こります。

心不全の症状

心不全の症状としては、呼吸困難、下肢浮腫、食欲不振、全身倦怠感などが
あります。心臓のポンプ機能の低下により、全身の血液がうっ滞することで、下肢や全身のむくみをきたします。肺に水がたまると(下図)、呼吸が苦しくなることがあります。また、血液の拍出が低下することにより、全身倦怠感をきたします。


心不全の検査・治療

・心不全の検査:心不全の原因は様々です。そのため、心不全の原因となる心臓の疾患を調べる必要があります。胸部X線、心電図、採血、心臟超音波検査、心臓CT、心臓MRI、心臓カテーテル検査等を行うことで、原因となる心臟疾患を調べます。

心不全の治療

急性期には、利尿剤や血管拡張薬で治療しますが、必要であれば強心剤、人工呼吸器等による治療も行っていきます。
心不全の症状が改善する慢性期には、原因となる心臓病に合わせて治療を選択します。心臓カテーテル治療、心臓ペースメーカや心臓再同期療法(CRT)といったデバイス植込み術は循環器内科で行います。また、弁置換術や左室形成術、補助人工心臓等の手術は心臓血管外科で行います。

手術による心不全の治療について

心不全とは種々の原因により心臓の機能が低下し体を支えきれなくなってしまう状態の総称です。したがって心不全の原因となっている心臓病そのもの、例えば冠動脈が狭くなって起こる心筋虚血や心臓内部にある弁の故障による心臓弁膜症、また生まれつきの心臓の奇形による先天性心疾患などを治療することが、すなわち心不全の治療につながるわけです。ところが原因となる心臓病を治療しても心機能が充分に回復しない場合、どうしたらいいでしょうか。

左室形成術(Dor手術、SAVE手術、Batista手術)

多くの場合、心不全を呈する心臓は大きくなります。大きくなった心臓は、イメージとしては伸びきったパンツのゴムの様な状態となり、収縮力が低下します。心臓が大きくなればなるほどその壁にかかる張力が増してしまい、さらに心拡大、収縮力低下が進みます。この大きくなってしまった心臓のサイズを小さくする手術が左室形成術です。左心室を一部分切り取って縫い合わせることでサイズを適正なものにします。Dor手術やSAVE手術、Batista手術があります。

僧帽弁輪形成術

左心室が大きくなると頻繁に起きてくる現象があります。それは僧帽弁閉鎖不全症です。弁膜症の項目でも出てきた僧帽弁閉鎖不全症ですが、この心不全の項目でも少し扱います。僧帽弁は左心房と左心室の間にある弁です。弁輪という枠組みの中に2枚の扉があって、心臓の収縮と拡張に合わせて開閉しています。左心室が大きくなるとその枠組みが大きくなり、2枚の扉の閉まりが悪くなってしまいます。するとその逆流により左心室には余計な負荷がかかってしまい心不全を悪化させる原因にもなるため、僧帽弁の閉まりをよくする手術を行います。僧帽弁輪形成術です。大きくなった枠組みに少し小さい「人工弁輪」という新たな枠を縫い付けて僧帽弁の2枚の扉の閉まりを改善させます。

補助人工心臓

心臓がいよいよ体を支え切れなくなった場合、補助人工心臓という機械を取り付ける場合があります。補助人工心臓には体外式と植込み型の2種類があり、現在のところ当院では体外式の補助人工心臓の取り付けを行っております。

上の図のように心臓に直接チューブを縫い付けて体外のポンプに接続して心臓の動きをサポートする治療法です。当院ではこのポンプを付けた状態でのリハビリにも積極的に取り組んでおり、歩行訓練がてら、院内のコンビニエンスストアで買い物をしたり、レストランで食事をすることもできるようになっています。
 また植込み型補助人工心臓に関しては、1-2年以内に横浜市立大学附属病院が実施施設の認定を受けるために現在準備を進めています。

ページトップへ