神奈川区で国際教養学部の三輪律江教授が「まち保育」講座を開催!
神奈川区では、保育・教育施設が「自助」「共助」の観点で防災対策に取り組むことができるよう、区内の保育園や幼稚園の関係者による検討を行っています。
令和元年度から令和3年度にかけては、三輪教授(横浜市立大学国際教養学部)による保育・教育施設向けの講座やワークショップ、伴走支援等を実施してきました。
※横浜市立大学学長裁量事業(課題名:「まち保育」の観点から取り組む保育・教育施設の共助構築に向けた検討・実践)→詳細はこちら
事業の集大成として、保育・教育施設に通う園児と職員が、日常の活動の延長線上で、防災・減災の視点からまちの資源と活用方法を学ぶことができる教材「てくてくまっち®」を制作しました。
(「てくてくまっち®」は令和4年4月に神奈川区内の保育・教育施設約130施設に配布するとともに、他17区の代表園にも配布しています)
神奈川区では、区内の保育園や幼稚園の関係者による検討会を引き続き実施していますが、「てくてくまっち®」の有効な活用がされていないことや、地域ケアプラザ等子育て支援に関わる支援者向けにも広く「自助」「共助」の観点を取り入れて、防災意識の醸成を取り入れた子育て支援をしてもらおうと新たな講座を実施しました。
令和元年度から令和3年度にかけては、三輪教授(横浜市立大学国際教養学部)による保育・教育施設向けの講座やワークショップ、伴走支援等を実施してきました。
※横浜市立大学学長裁量事業(課題名:「まち保育」の観点から取り組む保育・教育施設の共助構築に向けた検討・実践)→詳細はこちら
事業の集大成として、保育・教育施設に通う園児と職員が、日常の活動の延長線上で、防災・減災の視点からまちの資源と活用方法を学ぶことができる教材「てくてくまっち®」を制作しました。
(「てくてくまっち®」は令和4年4月に神奈川区内の保育・教育施設約130施設に配布するとともに、他17区の代表園にも配布しています)
神奈川区では、区内の保育園や幼稚園の関係者による検討会を引き続き実施していますが、「てくてくまっち®」の有効な活用がされていないことや、地域ケアプラザ等子育て支援に関わる支援者向けにも広く「自助」「共助」の観点を取り入れて、防災意識の醸成を取り入れた子育て支援をしてもらおうと新たな講座を実施しました。
第1回『だれでも”まち保育”士 講座』講義とワークショップ
6月25日に実施された第1回目の講座では三輪教授から「まちで育てることはまちが育つことにつながる」という “まち保育”についてお話されました。
「保育園と地域住民の関わりが薄く繋がることが難しい」といった、子どもを育てる環境の変化に伴い見えてきた課題は、保育園・幼稚園で日常的に実施している「おさんぽ」などでも、ちょっと視点を変えるだけで解決につながる。子どもだけでなく地域の人も巻き込んでの「まち保育」がもたらす展開が語られました。

国際教養学部・三輪律江教授
講義の後は、ゼンリンの地図を用いて机上で行うワークショップが実施されました。
地図の中から自分たちの施設を見つけて、そこを起点に「おさんぽ」の平均的な距離である「300~500m」の円を描きます。
それから普段のお散歩ルートを書き込んでいき、更に広域避難場所や公園、気になる施設等を探して気になったことを書き込んでいきました。
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「小学校の統廃合により広域避難場所が変わってた!」「園の周りは意外に畑が多いんだな~」「普段は意識していなかったけど、平均的な距離を超えてだいぶ遠いところまでお散歩してた」など、地図で確認したり意見交換することで、普段あまり意識していなかった事への気づきがありました。
「保育園と地域住民の関わりが薄く繋がることが難しい」といった、子どもを育てる環境の変化に伴い見えてきた課題は、保育園・幼稚園で日常的に実施している「おさんぽ」などでも、ちょっと視点を変えるだけで解決につながる。子どもだけでなく地域の人も巻き込んでの「まち保育」がもたらす展開が語られました。

国際教養学部・三輪律江教授
講義の後は、ゼンリンの地図を用いて机上で行うワークショップが実施されました。
地図の中から自分たちの施設を見つけて、そこを起点に「おさんぽ」の平均的な距離である「300~500m」の円を描きます。
それから普段のお散歩ルートを書き込んでいき、更に広域避難場所や公園、気になる施設等を探して気になったことを書き込んでいきました。
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「小学校の統廃合により広域避難場所が変わってた!」「園の周りは意外に畑が多いんだな~」「普段は意識していなかったけど、平均的な距離を超えてだいぶ遠いところまでお散歩してた」など、地図で確認したり意見交換することで、普段あまり意識していなかった事への気づきがありました。
第2回『だれでも”まち保育”士 講座』まち歩き
7月1日の第2回目は机上のお散歩から1歩進んで、実際にまちを歩くワークショップを実施しました。
「てくてくまっち®」のカードから気になるものを持出してまちを歩き、同じものを発見したら写真を撮ったり、子どもの目線で「お気に入り」のポイントを発見したら写真を撮ります。写真を撮ったら、その時気づいたことなどをメモしておきます。
このような作業をしているうちに、どんどん夢中になって、お散歩から戻ってから書き込んだ地図は写真とコメントでいっぱいになっていました。

日常行われている「おさんぽ」も、ただ歩くだけではなく、子どもの目線でいろいろなものを発見し、情報を共有する事の大切さに気付きがありました。そして、例えば「おさんぽ」途中で見つけた「きれいなお花のお家」の方に「ありがとうカード」などを届けることで、地域との繋がりができるといったアドバイスもありました。
「てくてくまっち®」は子どもの目線でまちを歩くためのツールとして活用し、地域とのつながりが「自助」「共助」につながることを学びました。
「てくてくまっち®」のカードから気になるものを持出してまちを歩き、同じものを発見したら写真を撮ったり、子どもの目線で「お気に入り」のポイントを発見したら写真を撮ります。写真を撮ったら、その時気づいたことなどをメモしておきます。
このような作業をしているうちに、どんどん夢中になって、お散歩から戻ってから書き込んだ地図は写真とコメントでいっぱいになっていました。
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日常行われている「おさんぽ」も、ただ歩くだけではなく、子どもの目線でいろいろなものを発見し、情報を共有する事の大切さに気付きがありました。そして、例えば「おさんぽ」途中で見つけた「きれいなお花のお家」の方に「ありがとうカード」などを届けることで、地域との繋がりができるといったアドバイスもありました。
「てくてくまっち®」は子どもの目線でまちを歩くためのツールとして活用し、地域とのつながりが「自助」「共助」につながることを学びました。
