横浜市立大学地域貢献センター

文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」の実施について

環境未来都市構想推進を目的とした地域人材開発・拠点づくり事業(H25~H29)

横浜市立大学では、平成25年度に文部科学省「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」の採択を受け、平成29年度までの5年間にわたり実施しました。
横浜市が推進している「環境未来都市構想」の実現に向けて全学的に地域を意識した「教育」「研究」「地域貢献」を進めることで、地域コミュニティの中心を担う取組を進めてきました。
 

大学COC事業5つの取組

1.地域志向の教育・カリキュラム改革の推進
地域に必要とされる学生、地域の課題を解決する能力を持った学生を育成しました。

  • 能動的な学習プログラムであるアクティブラーニングや、地域内の企業・NPO等へのインターンシップ科目を拡充した「地域実践プログラム」を創設し全学的に展開
  • ITスキルや取材スキルなど、即戦力の社会人としての能力を養うサポートプログラムを実施

2.サテライト拠点の設置・活用推進

新たな拠点を活用し、地域ニーズの収集や地域課題の解決、情報発信などを推進しました。

  • 金沢区並木拠点(UDCN並木ラボ)では、高齢化が進む地域の特性を踏まえ、超高齢社会が抱える課題を解決するため、他の地域に先駆けたモデルとなるような事業を展開
  • 関内拠点では、市内中心部の立地を生かして、行政や企業、NPOの方々と密接に連携を図り、積極的な情報発信や地域課題の解決に向けた様々な取組を実施 

3.エクステンション講座の充実・発展
環境未来都市に関連した内容を含む、幅広い内容の講座を、市民の方々に提供しました。

  • 横浜市が実施するヨコハマ・エコ・スクール(YES)への参画による環境意識啓発の積極展開
  • 大学から離れた地域にお住いの方の利便性向上のため、講座を動画配信

4.教員の地域貢献活動推進
教員地域貢献支援事業を拡充し、本学教員が地域の課題解決に取り組みました。

  • 協働型に加えて、インキュベーション型を設置し、幅広い課題に対応地域志向の教員増加やPR活動の拡充による取組拡大
  • 健康都市づくり研究などの学際的研究を推進し、全学的に取組を展開

5.学生の地域貢献活動推進
本学学生が、地域課題の解決に向けた活動・研究に積極的に取り組みました。

  • 窓口の一元化やコーディネーターの配置により、学生の活動支援体制を強化
  • 支援事業の充実や地域志向のカリキュラムの拡充等により、学生の地域活動を拡大して展開