横浜市立大学 × J-PEAKS

立命館大学びわこ・くさつキャンパスを訪問しました
— ウェルビーイング分野における研究連携に向けた意見交換 —

2026.05.07

本学は、令和8年4月16日(木)、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)を訪問し、意見交換を行いました。
本訪問は、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)のもとで両大学が進めているウェルビーイング分野の研究を背景に、研究基盤を生かした連携の可能性を探ることを目的として実施したものです。  
教員・職員が意見交換を行っている様子 教員・職員が意見交換を行っている様子
意見交換に先立ち、立命館大学が整備を進めている研究施設を視察させていただき、没入型映像環境などを活用した研究の考え方や、ウェルビーイング研究への応用の方向性について説明を受けました。その後、施設見学で得られた示唆も踏まえながら、研究連携に関する意見交換を行いました。
意見交換には、立命館大学から伊坂忠夫副学長、定藤規弘教授、北城圭一教授(生理学研究所)、廣瀬リエゾン、研究部の岩井課長、石川URAが参加し、本学からは宮﨑智之教授、高瀨堅吉客員教授、石井美緒助教、研究推進部職員らが参加しました。
議論では、若者のウェルビーイングやメンタルヘルスを中心に、現代社会における生きづらさの背景や、その要因をどのように研究として捉えていくかについて、専門分野の垣根を越えた意見交換が行われました。特に、コミュニケーションのあり方や、他者からの反応の「タイミング」や「密度」といった要素が、人の行動や自己効力感、社会とのつながりに及ぼす影響について、脳科学や生理学、行動科学の知見を踏まえた議論が展開されました。
また、没入型環境やデジタル技術を活用することで、従来の質問紙や観察調査だけでは捉えにくかったウェルビーイングの状態や変化を、より実体的に把握できる可能性についても意見が交わされました。個人の感情やストレス反応に加え、集団との一体感や安心感、孤立感といった要素をどのように研究対象として扱うかについて、今後の研究につながる示唆が共有されました。
参加した関係者の集合写真 参加した関係者の集合写真
今回の意見交換を通じて、両大学がそれぞれ整備してきた研究環境や専門性を生かしながら、ウェルビーイング分野において実証的な研究を協力して進めていく可能性が確認されました。今後は、研究者間の継続的な対話を重ねつつ、研究テーマの具体化や共同での研究展開を視野に入れ、段階的に連携を深めていく予定です。