医学科 特別公募制学校推薦型選抜に関する概要
2021(令和3)年度募集の概要
医学部医学科では、日本の教育制度に基づく高等学校(中等教育学校・文部科学大臣認定在外教育施設を含む)の在籍者の中から特別に推薦された者を対象とする学校推薦型選抜を実施します。
【募集人員】 {県内高校区分}医学部医学科12名<地域医療枠10+神奈川県指定診療科枠2>
{県外高校区分}医学部医学科6名<地域医療枠5+神奈川県指定診療科枠1>
【出願期間】 2020年11月2日(月)~5日(木) *必着
【第1次選考】 <書類審査>
【第1次選考合格発表日】 11月17日(火)
【第2次(面接)選考日】 12月 5日(土)
【第2次選考合格発表日】 12月15日(火)
【第3次選考】 <大学入学共通テスト>
【合格発表日】 ※2021年2月16日(火) ←
【入学手続】 ※2月22日(月) ←
※大学入学共通テストを特例追試験(2/13 土・14 日)で受験した者には、別途日程を設定。
<地域医療枠・神奈川県指定診療科枠について>
医学部医学科の入学定員90名は、一般枠60名、地域医療枠25名、神奈川県指定診療科枠5名からなり、特別公募制学校推薦型選抜の募集人員は地域医療枠および神奈川県指定診療科枠の中に含まれます。地域医療枠の入学者は、入学後6年間の医学科教育カリキュラム(一般枠・神奈川県指定診療科枠と共通)を履修し、卒業後は2年間の初期臨床研修および、その後の7年間、神奈川県内の医療機関において勤務します。
神奈川県指定診療科枠の入学者は、入学後6年間の医学科教育カリキュラム(一般枠・地域医療枠と共通)を履修し、卒業後は、本人の希望をもとに神奈川県知事が指定する県内基幹型臨床研修病院が作成したプログラムに基づく2年間の初期臨床研修を受けます。その後、9年間、神奈川県内の医療機関において【指定診療科】の診療業務に従事します。
この枠の入学者は6年間の在学中、神奈川県から修学資金の貸付を受けることが条件となり、9年間の県内での指定診療科の業務に従事することにより返還の義務が免除されます。
【指定診療科】産科(産科の診療を行う産婦人科を含む)、小児科、麻酔科、外科(外科、呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺外科、消化器外科、小児外科、内分泌・甲状腺外科を指す)、内科、救急科および総合診療科のうち、本人の希望のもとに神奈川県医療対策協議会において協議の上、神奈川県知事が初期臨床研修終了までに指定する診療科。
出願資格・要件
次に掲げる基準をいずれも満たす者で、学校長が推薦する者
(1校につき、【選択1】の者1名、【選択2】の者1名の計2名まで推薦可)
- {県内高校区分}神奈川県内の高等学校(中等教育学校含む)、
{県外高校区分}神奈川県外の高等学校(中等教育学校・文部科学大臣認定在外教育施設含む)を、
2021年3月卒業見込みの者
(標準的な卒業期日が3月でない学校の場合は、その直前の期日に卒業の者) - 本学への入学を強く希望し、合格した場合は入学することを確約できる者
- 全体の評定平均値が4.3以上で、学習成績概評が ○A(まるA) の者
- 数学Ⅲに加え、「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」のうち2つの科目群を修得または修得見込みの者
- 2018年4月以降に受検した下記に定める資格のいずれかのスコア・級を有し、公式な成績証明書を提出できる者
<但し、TOEFL-ITP、TOEIC-IPは認められません>
TOEFL-PBT 460(iBT 48)以上、TOEIC(L&R) 500以上、GTEC{2018年度の3技能版 600、2019年度以降の4技能版1000}以上、英検2級以上、またはIELTS(アカデミック・モジュール) 4.5以上
<募集枠の選択・合格者の決定方法>
出願者は、募集枠の選択に関わり以下の2つの何れかを選択します。【選択1】神奈川県指定診療科枠を第1志望とし、地域医療枠を第2志望とする。
【選択2】神奈川県指定診療科枠を志望せず、地域医療枠のみを志望する。
ただし【選択1】を選ぶことが出来る者は、県内高校区分の者、または県外高校区分で入学までに神奈川県内に1年以上の居住歴のある者に限定されます。
出願者は県内高校区分・県外高校区分毎に評価され順位づけられます。第1次選考と第2次選考では、【選択1・2】の別に関わらず順位の上位の者から合否が決まります。第3次(最終)選考では、順位の上位の者から【選択1・2】の別に応じて合格者が決定します。
例1)県外高校区分で【選択1】の者が1位になった場合は、神奈川県指定診療科枠での合格となります。2~6位の場合は、上位者の選択により地域医療枠または神奈川県指定診療科枠での合格となります。7位以下の場合は不合格の可能性が高いものの、上位者の選択(1~6位が全員【選択2】の場合など)によっては神奈川県指定診療科枠で合格する可能性もあります。
例2)県外高校区分で【選択2】の者が5位以上になった場合は、地域医療枠で合格となります。6位の場合、1~5位が全員【選択2】であれば不合格となり、1~5位に【選択1】の者が1人でもいれば地域医療枠で合格します。
選考方法
英語資格の得点(概要)は以下の通りで、複数の資格を提出した場合は、高得点のものを採用します。TOEFL、TOEIC、GTEC については、中間点を0.1点きざみで評価します。
得点 | TOEFL- PBT(iBT) |
TOEIC (L&R) |
GTEC 上段:3技能版 下段:4技能版 |
英検 | IELTS |
---|---|---|---|---|---|
5.0 | 540(76) | 700 | 800 1280 |
準1級 | 5.5 |
4.0 | 500(61) | 600 | 700 1140 |
5.0 | |
3.0 | 460(48) | 500 | 600 1000 |
2級 | 4.5 |
【第2次選考】 MMI(Multiple Mini Interview)の手法を取り入れた面接審査により、多面的に資質を評価します。<配点1,000点>
MMI(Multiple Mini Interview)
1回の面接ではなく、受験者が評価項目別の面接室を巡り、各々独立した短めの面接を複数回行って多面的に評価する面接手法。この選抜では、各受験者に対して5つ程度の面接室を設けます。
【第3次選考】 面接審査の成績(配点1,000点)および大学入学共通テストの成績(配点1,000点)の合計点(2,000点満点)により最終合格者を決定します。ただし、大学入学共通テストの成績が一般選抜前期日程第1段階選抜合格者の平均点よりも低い者は、合計点の順位にかかわらず不合格とします。
教科 | 科目 | 教科 科目数 |
配点 | |
---|---|---|---|---|
国語 | 『国語』(古文・漢文含む)(必須) | 1 | 5教科 7科目 |
200 |
地歴 公民 |
「世界史B」「日本史B」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」『倫理,政治・経済』から1科目 | 1 | 100 | |
数学 | 『数学Ⅰ・数学A』と『数学Ⅱ・数学B』の2科目(必須) | 2 | 200 | |
理科 | 「物理」「化学」「生物」から2科目 | 2 | 200 | |
外国語 | 『英語』(リスニングを含む)(必須) | 1 | 300 | |
合計 | 1,000 |
- 『英語』でリスニングテストを受けなかった場合、または受験すべき教科・科目を受験していない場合は、失格となりますので注意してください。
- 地歴・公民で2科目受験した場合は第1解答科目の成績を採用します。なお、同一名称を含む科目の組み合わせで2科目を選択解答することはできません。
- 外国語(英語)の換算方法: リーディング(100点)×2.4 + リスニング(100点)×0.6 = 300点
Q&A
A.いいえ、原本を提出してください。英検の「合格証明書」、TOEICの「Official Score Certificate」は、実施機関に請求すれば随時追加発行されますので、各自で用意して提出してください。TOEFLとIELTSについては、実施機関よりTOEFLの「Official Score Report」(DI-CODE:0416、Department Code:00)、IELTSの「Test Report Form」を、本学へ直送するように手配してください。GTECについては、2018年度の3技能版は「スコアレポート」(氏名・スコア・実施期日の記載された表紙部分)のコピーに出身高校(GTEC実施校)の公印を受けたものを、2019年度以降の4技能版(CBT含む)は「OFFICIAL SCORE CERTIFICATE」の原本を提出してください。
なお、出願期間内にスコアのWeb表示等を印刷して提出すれば、原本の到着はある程度遅れても構いません。
横浜市立大学 アドミッションズセンター
045-787-2055(受付時間:平日 8:30~17:15)