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平成29年度開催報告

平成29年度開催報告

 こんにちは!ぼくは横浜市立大学のマスコットキャラクターのヨッチー!
 ここでは平成29年8月5日(土)に開催された【ひらめき☆ときめきサイエンス「試験管の中で臓器をつくる?!細胞を使ったものづくり技術を学ぼう!!」 研究代表者・小島伸彦准教授】の紹介をするよ。
 今回はなんと140名もの応募がありました!たくさんのご応募ありがとうございます!本当はみんなに来てほしかったところだけど、定員があるので残念ながら抽選をさせていただき、当日は当選した37名の高校生に参加していただきました。暑い中きてくれてどうもありがとう!

開会式

さあ、まずは今回のイベントの代表を務めてくださる小島伸彦先生の挨拶からです。
小島先生は再生生物学を専門とされていて、研究室では人工的に臓器や組織を作製する技術に関する研究を行っているんだ。これによって実際の臓器と同じ機能を持つものを作製することができれば、製薬会社が薬の効果を人の体を使わずに検証することができるようになるんだ。とっても素晴らしい取り組みだね!

そして今回のイベントでは小島研究室のゼミ生が中心になって取り組みを進めてくれるんだって!年齢も高校生のみんなと近いし、せっかくだから参加者みんなで和気藹々と楽しくやっていけたらいいね!
それじゃあ先生、ゼミ生のみんな、宜しくお願いします!

講義:臓器のデザインと臓器設計技術

まずは講義の時間だよ。午後の実習に向けて、臓器の構造や臓器を試験管の中で作り上げる技術、それにその分野の最新の研究について説明してくれました。
難しい話だったけど、質疑応答の時間でも積極的に質問してくれる子もいてとっても充実した内容になったね。

それと、先生がなぜ再生生物学という分野に足を踏み入れたかというエピソードも話してくれました。先生はご自身が中高生のときに読んだSF漫画がきっかけで、人工臓器の作製に興味を抱くようになって、この道に進むことになったんだって。
十代の頃に読んだマンガがきっかけで生涯進むべき道が見つかるなんてとってもドラマチック!どこに自分が夢中になれるものが転がってるかわからないものだよね。高校生のみんなも生涯かけて挑戦できるものに出会えるといいね!

実験1「細胞とビーズを使って臓器を作ってみよう」

さあいよいよ実験開始!
まずはミニチュア肝臓を作ってみよう!肝細胞とアルギン酸ゲルビーズっていうとーってもちっちゃいビーズを、ぎゅぎゅっとひとまとめにして凝集体というのをつくるとあら不思議、肝機能を備えたミニチュア臓器ができあがるんだ!
肝細胞を集めればいいだけじゃないの?と思われるかもしれないけどそうじゃないんだって!細胞だけをぎゅうぎゅう詰めにすると中心部分が壊死してダメになってしまうんだ。おしくらまんじゅうで中の人が苦しいのと一緒だね。
ビーズを混ぜてあげるとビーズが隙間(流路)の役割を担ってくれるから、細胞は死なずに、伸び伸び活躍できるんだ!
小島先生はお子さんがカラフルなボールプールで遊んでる様子を見ててこの方法を思いついたんだって!
発想っていつどこで生まれるかわからないからわくわくするね!

大学生のみんなに教えてもらいながら、受講生のみんなも一生懸命凝集体の作製に励みました!まだぎこちないけど研究者への第一歩だ!

実験2「細胞と細胞外マトリクスを使って臓器を作ってみよう」

次は少しステップアップした実験だよ!
細胞が活動するには人間と一緒で住む家が必要なんだ。細胞も生きてるからね、落ち着いて働ける環境ないと良い働きができないんだ。
「細胞外マトリクス」という超分子構造体が細胞にとっては住む家になるんだ。細胞外マトリクスは細胞が働く上での足場になってくれて、細胞の接着や情報伝達を助けてくれる役割を担ってくれるから、これに包まれた細胞は非常によく働くんだよ!
というわけで今度は細胞と細胞外マトリクスをがっちゃんこさせてみよう!

少しずつ手馴れてきたね!最初の実験で作ったビーズと混ぜ合わせたものとはどう違って見えるかな?高校では中々経験できない実験だからわからないことは先輩の大学生にどんどん聞いちゃおう!

実験3「作った臓器を観察してみよう」

さあ、いよいよ最後の実験だよ!作ったミニ臓器を観察してみよう!
でも観察と言ってもただ見るだけだとつまらないよね。そこで今回はブラックライトを使った観察を行うよ。
顕微鏡の扱いもみんなすっかり慣れてきたね。それじゃあ部屋を暗くして、蛍光ビーズを混ぜ込んだ凝集体にブラックライトを照らしてみよう。すると凝集体がキレイに発光するんだ!これでどんな構造をしているかもはっきりわかるね!
さらに顕微鏡の覗き込むレンズにスマホのカメラを近づけると、キレイな凝集体を撮影することもできちゃうんだ!夏休みの課題に使えちゃう子もいるんじゃないかな?立派な研究成果だからね、せっかくだからみんなぜひ撮って行ってね!

実験はこれにて終了だよ!みんなお疲れ様!

Labo.探検

さて、次のプログラムはLabo.探検ということで大学の研究室や研究設備を覗いちゃおう!
今回実験を行った実験室や小島先生の研究室が入っているこの建物は理学系研究棟っていうんだけど、平成28年に竣工したばかりなんだ。
研究サンプルを加工する部屋や観察や分析をする部屋など、様々な研究室が備わっているよ。
学生のみんなが使っている研究室の前には普段小島研のみんながどんな研究を行っているかが掲示されていて、それを学生さんが丁寧に説明してくれました。
学生でも企業に研究成果を売り込むところまで考えて研究活動に励んでいるんだって。
研究職に興味のある高校生には刺激的なエピソードだね!

クッキータイム

さて、最後にブレイクタイムだよ。頭も手も足もたくさん使ったけど、みんなまだまだ元気だね!若いって素晴らしい!僕はすっかり年を取って散ってしまった枯葉だけど、青々しかった若葉のころがなつかしいよ!
今まで一緒に実験をしてきた同じグループの子や指導してくれた学生さんともすっかり仲良しだ!いい思い出になってくれたら僕もとっても嬉しいな!

修了式

楽しい時間もいよいよ終わりが近づいてきました。
最後は修了式です。本学の研究推進センター長を務める高山先生から高校生のみんなに「未来博士号」の授与とメッセージをいただきました。
小島先生がそうであったように、ちょっとしたことが将来の進路を決めるきっかけになるかもしれないからね!一日だけだったけど、今日の体験が研究職への興味につながる子がいたらとっても嬉しいな!それに研究じゃなくても高校生のみんなにはたくさんの可能性が広がってるからね!ぜひ色んなことに挑戦してみて!みんなの将来、僕も楽しみにしてるよ!

おしまい☆彡

最後に、今日はみんな横浜市立大学開催のひらめき☆ときめきサイエンスに来てくれて本当にどうもありがとう!
みんなと会えてとっても嬉しかったよ!横浜市立大学に興味を持ってくれたり好きになってくれたらまたぜひ足を運んでね!
みんなとまた会える日を楽しみにしてるよ!それじゃあまたね!

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