横浜市立大学を知るウェブマガジンヨコ知リ!
search

「一番の主治医」を目指す医学生 泉洋平さん(医学部医学科)

「一番の主治医」を目指す医学生 泉洋平さん(医学部医学科)

YCU医学部医学科に所属する泉洋平さんは、2018年5月13日(日)に開催された朝日新聞が主催するイベント「目指せ!医学の道2018 ~医を志すということ~」において、現役医学生が行うパネルディスカッションにパネラーの一人として登壇しました。このイベントは、受験生の中でも医学部を目指す高校生に医学部を知ってもらうことを目的とするもので、北里大学、慶應義塾大学、国際医療福祉大学、信州大学、東海大学、東邦大学、そしてYCUの7大学から2年生~6年生までの医学生が登壇し、医師を志すきっかけ、入試、受験対策などについて語りました。
今回、このイベントにYCU代表として参加した泉さんに改めて医学部を志したきっかけ、医学部で学ぶことのやりがい、受験対策、受験生の皆さんへのメッセージをインタビューしました。
泉さん 福浦キャンパス講義室にて

-医学部進学を目指した理由や、医療系分野に関心をもったきっかけは何でしょうか。

私は、現在医学科4年生でリサーチ・クラークシップという研究実習に取り組んでいます。もともと“DNA”という言葉の響きに惹かれ漠然と興味を持っていた遺伝子の中でも「遺伝子多型」をテーマに実習に取り組んでいます。そんな私が、医学部進学を志すきっかけとなったのは、小学生の頃に入院した家族を医学・医療という知恵と技術によって助けてくれた“お医者さん”という存在に対して憧れを抱いたことです。また、今振り返ってみると2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥先生によるiPS細胞の発見など、社会的に最先端の医学がマスメディアに取り上げられていたこともその気持ちを後押ししてくれました。
医学情報センターにて自習

-数ある大学の中からYCUを選んだのはなぜですか?

YCUを第一志望とした一番の理由は、生まれ育った大好きな横浜で大学生活を送りたいという思いが非常に強かったことです。YCUは、神奈川県内の国公立大学で唯一の医学部を有する大学なので、自然とYCUを意識するようになっていました。また、受験大学を絞る過程で全国の医学部の入試問題傾向を調べたところ、私の得意科目である英語の配点の比重が高かかったということもYCUを第一志望にした理由のひとつです。
3年次のある日のスケジュール

-医学部に入学して感じているやりがいや良かったことはありますか?

2年次に初めて行った解剖実習を通して医学生としての自覚を持つようになりました。ご献体いただいた方へ感謝を抱くとともに、命というものの神聖さ・偉大さの一端を感じました。また、1回、1回の講義を通して精巧に作られた体の仕組み、そしてそれが破綻する疾患というものに触れ、生命の奥深さを感じました。貴重な経験や生命の不思議に触れることで興味を一層駆り立てられ、それに対して自分の好きなことを好きなだけ学べる、さらに自分の頑張りが患者さんの力になれるかもしれない、これらすべて学ぶ上で感じるやりがいです。
入学して良かったことは、自分の学びたいこと・興味があることを学べることです。そして、「医師になる」という目標に向かってともに努力し、高め合える大切な仲間に出会えたことです。
ジャグリングサークル「しゃかりきパンダ」での活動 金沢八景にて

-今後の目標、将来成し遂げたいこと

現在は、高校生の頃から考えている小児科の道に進もうと考えています。日本の未来を担う子供達を支える役割を担い、1人でも多くの疾患を抱える子供たちが、自分たちの思い描いた目標のスタートに立ってもらえたらと思っています。今後の目標である、より良い医療を提供できる医師となるために、世界一の手技や診断能力はないとしても、不断の努力を怠らず可能な限り知識や技術を高めていきたいと考えています。自分の目の前にいる患者さんやそのご家族にとって「一番の主治医」と思ってもらえるような医師になることを目指したいです。
サークルの仲間たちと (中央が 泉さん)

-YCU合格に向けて意識したことや工夫したことを教えてください。

私は予備校には通わず、高校の授業と自宅での学習によって受験勉強を進めました。理由としては、受験に向けて予備校を利用した勉強スタイルよりも、自分に必要な勉強を自分のペースで行うスタイルの方が合っていたからです。受験勉強を始める前にまずやったことが、自己分析です。目標を持つことも大切ですが、今の自分を見つめなおすことも受験に臨むうえでは非常に大切です。私は自分の得意科目、苦手科目を洗い出し、「得意な科目は伸ばす。苦手な科目は必ず取るべき問題は絶対に取る。」と決めて受験勉強に取り組みました。私の場合、数学が苦手だったので無理に得意にしようとはせず、数冊の決まった問題集の標準レベルの問題を繰り返し解くことで、確実に解答できる問題を増やしていくことを意識していました。
また、YCUの二次試験には小論文が課されていたため、日々の医学関連のニュースを毎日チェックし、医療の現状を把握することに努めていました。

-医学部合格を目指す中高生に向けてアドバイスをお願いします。

勉強していく中で成績が伸びない、結果が出ないなど辛い時期が必ずあります。そんな時は、周りを見るのではなく、以前の自分と比べてできるようになったことや、他人にはできないことを見つめなおしてください。そうすると、頑張れば受かるという強い気持ちを持てるはずです。また、友だちは自分にないものをたくさん持っています。知らなかった解き方や暗記方法などを教えてくれることもあるので、一緒に勉強することも大事だと思います。たくさん勉強することはもちろん大切なことですが、時には休憩を取るなどリフレッシュすることも長い長い受験においては大切なことだったと今振り返ると感じています。
(2018/7/2)

STUDENTS