横浜臨床研究ネットワーク ✖️ R&D Head Club意見交換会開催報告

2025.05.15

報告

 2025年4月25日に田町ステーションタワーN35階にあるアストラゼネカ株式会社内の会議室で横浜臨床研究ネットワーク事務局メンバーとR&D Head Clubの治験における症例集積性向上タスクチームメンバーが意見交換を行いました。R&D Head Clubの治験の症例集積性向上タスクチームメンバー側からの声かけで実現した本意見交換会では治験における国内の症例集積に関する課題解決に向け、3時間にわたり様々な議論が行われました。
 
会終了後東京ベイエリアを望む絶景を背景に記念撮影(遠景にはレインボーブリッジを臨む)

R&D Head Clubとは

日本の製薬企業の研究開発部門長を中心に構成された任意の団体です。新薬開発・承認に関わる問題点を討議し、適切な対応また必要に応じて新しい方針等の確立に向けて各方面に提案、働きかけを行っています。 

開催概要

a. 日時:2025年4月25日(金)14時00分〜17時00分
b. 会場:田町ステーションタワーN35階会議室(アストラゼネカ株式会社内)
c. 参加者:
■ 横浜臨床研究ネットワーク事務局(横浜市立大学附属病院)
・ 仁田 学(共創イノベーションセンター/次世代臨床研究センター/循環器内科)
・ 石井 直樹(共創イノベーションセンター 研究育成部門)
・ 栁田 洋一(次世代臨床研究センター 臨床試験管理室長)
・ 後藤 洋仁(次世代臨床研究センター 臨床試験管理室担当係長)
・ 山口 浩(次世代臨床研究センター 事務室長)
・ 浅野 貴志(次世代臨床研究センター 事務室)
・ 野田 志代(次世代臨床研究センター 事務室)(オンライン参加)
  
■ R&D Head Club
・高橋 英司(アッヴィ合同会社 クリニカルサイトマネジメント部 オンコロジー領域 部長)
・ 山本 一行(アッヴィ合同会社 開発本部 クリニカルサイトマネジメント部 皮膚・リウマチ・眼科領域 マネジャー)
・ 上杉 幸嗣(ファイザーR&D合同会社 薬事統括部開発薬事第一グループ)
・ 土屋 貴之(ファイザーR&D合同会社 デベロップメントオペレーション統括部 クリニカルプロジェクトマネジメント部 部長)
・ 加藤 学(第一三共株式会社 スペシャルティメディシン臨床開発部)
・ 小見山 達行(第一三共株式会社 研究開発本部 開発統括部 クリニカルオペレーション部 第四グループ)
・ 小堀 香織(アムジェン株式会社 臨床開発オペレーション サイトエンゲージメントリード)
・ 栗原 聖弥(アストラゼネカ株式会社 研究開発本部 臨床開発統括部)
・ 土谷 由美(ヤンセンファーマ株式会社 グローバルクリニカルオペレーションズジャパン クリニカルオペレーション部 免疫グループ)(オンライン参加) 

当日の様子

 当日は3時間にわたり下記の通り治験の国内における低症例集積性に関する課題と改善に向けた対策について活発で深い議論が繰り広げられました。そして、今回の単発で終わらせることなく今後も継続的に両者で対話し課題解決に取り組むことがアクション合意としてなされました。

■ 横浜臨床研究ネットワーク側から事前に提示された以下2つの質問に対する回答
・ 各製薬企業が治験に際して地域ネットワークを活用している事例
・ 治験において国内と比較し海外での症例数隻性が高い理由
■ R&D Head Club側から事前に提示された以下4点についての議論
・ 症例集積性をあげるための横浜臨床研究ネットワークとしての現状/今後の取り組みおよびその効果
・ 横浜臨床研究ネットワークでのこれまでの取り組みを踏まえて、特定された課題
・ 特定された課題についての具体的な対応策
・ 特定された課題のうち、製薬会社や行政へのニーズ
■ 治験における症例集積について横浜臨床研究ネットワークの協定病院から過去に挙げられた課題についての紹介
■ アクション合意