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形成外科

診療の特徴・特色

 われわれ横浜市立大学医学部形成外科は、全国有数の長い歴史(1968年開設)をもつ診療科で、形成外科の担当し得る領域ほぼ全てを引き受けてきた実績があります。日々の診療にあたっては、大学附属病院として一般病院では対応困難な症例の治療を担当し、または専門性の高い治療、最先端の治療法の確立に尽力しています。特にマイクロサージャリーによる自家組織乳房再建術、顎発育に配慮した口唇口蓋裂同時手術に関しては、全国から多くの患者さんを受け入れています。

主な対象疾患及び治療実績

顔面の先天異常

 口唇口蓋裂、小耳症、埋没耳

手足の先天異常

 多指(趾)症、合指(趾)症

体幹の先天異常

 漏斗胸、臍ヘルニア

顔面の外傷

 顔面骨骨折、挫滅創、熱傷

手の外傷

 切断指、指尖損傷、腱・神経損傷

皮膚腫瘍

 粉瘤、色素性母斑、基底細胞癌、有棘細胞癌など(悪性腫瘍は皮膚科と連携治療)

血管腫・血管奇形

 いちご状血管腫、単純性血管腫、海綿状血管腫、動静脈奇形、リンパ管腫

ケロイド・肥厚性瘢痕

 醜状瘢痕、瘢痕拘縮

頭頸部悪性腫瘍

 脳腫瘍、舌癌、咽頭癌、喉頭癌、(耳鼻科、口腔外科、脳外科と連携治療)

乳腺疾患

 乳癌、乳癌術後の乳房欠損、乳輪乳頭欠損、先天性乳房発育不全(乳腺外科と連携治療)

難治性潰瘍

 褥瘡、虚血性足指潰瘍

顔面骨格の変形

 顎変形症、顔面骨骨折後変形

眼瞼変形疾患

 眼瞼下垂、眼瞼内・外反

涙道閉塞

 流涙、鼻涙管閉塞

顔面神経麻痺

専門外来

乳房再建外来

 木曜日AM/PM

口唇口蓋裂外来

 月曜AM/PM・水曜PM

レーザー外来

 水曜PM、火曜(第1/3PM)
 赤あざ用Dyeレーザー、茶・黒あざ用Rubyレーザー、CO2レーザー、画像診断装置Visisaを保有しています。

紹介していただく時の留意事項

 形成外科の治療方針を決める際には、以前の加療歴、検査所見、画像検査、病理診断などが重要です。紹介状に添付していただけますようお願いします。
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その他

 当科では乳癌術後の乳房再建、口唇・口蓋裂の二疾患で特に専門性の高い治療を提供しています。

乳房再建

 自家組織による乳房再建手術件数は関連病院とも連携して年間で200件以上行い、患者さん毎の希望、状況に応じたオーダーメイドの再建法を提供しています。二次再建はもちろん一次再建に関しても乳腺外科と緊密な連携をとり、乳癌の治療から再建までトータルで完成度の高い治療を行っています。関連学会での学術活動、出版、講演会、報道機関からの取材にも積極的に対応し、日本における乳房再建医療の現状や当院独自の治療法をご紹介させて頂いています。

口唇・口蓋裂

 当科の治療法は、①単独口蓋裂はFurlow変法で、②唇顎口蓋裂は口唇・顎・口蓋1期形成法で、ほぼ全例を治療するのが特徴です。この方式を採用してから12年以上経過し、顎発育・言語獲得において従来の常識を覆す優れた成績を確認しています。治療法を継承するだけでなく、最新エビデンスをもとに最良の術式を選択しています。
 歯科口腔外科矯正歯科と密に連携し、院内で術前顎矯正、4歳以降の顎・歯列矯正を行えるのも特色です。

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