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ペインクリニック

担当医

医師

医師名 職位 専門分野 特に専門とする領域 専門医資格など
北原 雅樹 准教授   慢性痛 ペインクリニック専門医
小島 圭子 助教     ペインクリニック専門医
冨永 陽介 助教      
土屋 智徳 助教      
西周 祐美 助教      
平林 万紀彦 非常勤講師 精神科 慢性痛、精神疾患 ペインクリニック専門医

スタッフ

氏名 職位 専門分野 特に専門とする領域 専門医資格など
平井 美佳 非常勤臨床心理士 心理学   臨床心理士
横浜市立大学国際総合科学部・准教授
池田 和香子 非常勤鍼灸師 鍼灸学、作業療法学   鍼灸師、作業療法士
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診療内容・専門分野

 ペインクリニック(pain clinic)とは痛み(pain)の診断・治療を行う専門外来のことです。慢性や急性の痛みの原因を明らかにし、最適な治療プランを作成・実施して、痛みを治療します。
 ペインクリニックというと、神経ブロック療法を繰り返し行う治療を思い浮かべる方が少なくないかもしれません。身体的原因が明らかな急性の痛みには、神経ブロック療法が効果的であることもありますが、長く続いた痛みには身体的因子だけでなく、心理的社会的因子が複雑に絡んでいることが多くあります。痛みが強い時に来院し、投薬や注射などを行う従来型の治療では、限界があることも多いのが事実です。慢性痛の診療は、患者さんを病気中心に診る従来型の医療モデル(生物医学モデルbiomedical model)ではなく、痛みの原因は心理的社会的因子が複雑に絡んだものであることを理解した医療者が行わなければなりません。この診療モデルを生物心理社会モデル(biopsychosocial model)といい、少なくとも二つ以上のバックグラウンドを持つ、複数の専門医療者 (例:麻酔科医と理学療法士と臨床心理士)が評価し、話し合いをすることで、患者さん中心の治療方針を決定し、治療を行っていく集学的痛み治療(multidisciplinary pain therapy)が国際的に標準の慢性痛治療モデルとなっています。
 当院のペインクリニックでは2016年4月からこの集学的痛み治療を実践導入し、院内院外から紹介していただいた痛みに苦しむ患者さんに診療を行っています。臨床心理士、理学作業療法士、看護師、栄養士、薬剤師などの専門医療職と密接に協力しながら痛みの診療を行い、また必要に応じて、リハビリテーション科、精神科、整形外科、神経内科などの診療科にも協力を仰ぎながら治療を進めてまいります。

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主な対象疾患

 対象となる身体的疾患は、
 頭痛(片頭痛、緊張性頭痛)、各種神経痛(三叉神経痛、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛、坐骨神経痛など)、脊椎疾患に関連する痛み(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性脊椎症など)、急性帯状疱疹、ケガや術後の慢性の痛み(乳房切除後疼痛症候群、開胸術後疼痛症候群など)、難治性慢性疼痛症候群(線維筋痛症、複雑性局所疼痛症候群CRPS、筋筋膜性疼痛症候群など)、慢性腰下肢痛、末梢血行障害(バージャー病、閉塞性動脈硬化症)、原因の明らかでない痛み
などがあります。

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治療実績

 2016年度新患患者数(院内紹介/院外紹介): 158(83/75)

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特色

 ペインクリニックでは主に運動療法や心理療法が治療の中心となりますが、筋肉由来の痛みの診断・治療に有効な筋肉内刺激法(IntraMuscular Stimulation, IMS)も取り入れています。
 この治療法はカナダ人の医師Dr. Chan Gunnが開発した治療法で、当院ペインクリニックの北原医師がアメリカ留学中にDr. Gunnから直接指導を受け、日本に紹介しました。解剖学の知識に基づいたトリガーポイント治療の一種で、東洋医学の鍼治療に用いる針を使用します。
 筋肉内刺激法IMSをご希望の方は以下のご質問事例集をお読みください。

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予約外、救急、時間外での対応、初診時の注意事項について

 ペインクリニックでは、混雑を防ぐために原則として完全予約制としています。予約外で来院された場合は、医学的に緊急性が高い場合を除き、後日、改めて受診していただきます。また、ペインクリニック担当医による当直制度は行っておりませんので、診療時間外に対応できる医師はいません。また、入院による治療は行っておらず、緊急入院を受けることもできません。医師を指名しての診察希望は受け付けておりませんので、予めご了承ください。

 ペインクリニックに初めてかかる場合は、かかりつけの医療機関から診療予約申込書と紹介状をFAXで当院宛にお送りください。その後、患者さんから当院の地域連携担当にお電話をいただき、予約の日時を決めます。患者さん個人からの初診予約は受け付けておりませんので、予め、ご了承ください。

 【初診紹介患者さんの診療予約について】
  http://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/medical/region/reserve.html

 初診の患者さんが当院に来院し、必要な検査、問診票の記入などを行った後、医師による診察となります。初診時の病院滞在時間は平均3時間以上かかりますので、当日は十分な時間の余裕をもってお越しください。
 ペインクリニックにかかる患者さんには、現在、受診中のすべての医療機関からの紹介状(診療情報提供書)のご提出をお願いしています。それは、痛みの治療には関係がなくとも、薬剤の飲み合わせや、治療内容が影響することがあるためです。また、今までの検査結果(X線写真、CT、MRI、血液検査など)がありますと、不必要な検査をせず、診療を効率的に行うことができますので、できるだけお持ちください。おくすり手帳や最近の健康診断、人間ドックの結果なども、治療の効果を高め、副作用や合併症を避けるために役立ちますので、可能な限りご用意ください。

*現在、ペインクリニックに対するお問い合わせが殺到しているため、予約を制限させていただいております。予め、ご了承ください。

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痛みについてのご質問について

 ペインクリニックでは、痛みについてのお電話でのご質問にはお答えできません。厚生労働省の支援に基づいて設立されている以下の専門機関にお問い合わせくださいますよう、お願いいたします。なお下記法人は、医療機関ではないので診療の予約はできません。

 【認定NPO法人 いたみ医学研究情報センター 電話相談窓口】
  電話 0561-57-3000 
  毎週月・水・木曜日 9時~17時 ※12時半~13時半を除く
  http://pain-medres.info/contact/index.html

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ペインクリニックの取り組みについて

 痛みとは多くの病気でみられる症状の一つでもあり、また原因が明らかでない痛みに長く苦しんでいる慢性痛の患者さんも合わせると、その数は全国で2千万人以上いると言われています。慢性痛で苦しむ患者さんは、人生の上で貴重な時間を不自由な状態で過ごすだけでなく、周りの家族や職場にも大きな影響を与えることになります。慢性痛にかかる医療費は、心臓病やがん、糖尿病、精神疾患にかかるそれよりも多いと言われ、今後、急速に少子高齢化が進むわが国では、さらに慢性痛患者も増えることが予想され、医療財政にも大きな影響を与えると考えられています。
 国際的には慢性痛の治療として評価されている集学的痛み治療ですが、本邦でも、痛みセンターの設置を全国的に広める動きとして、厚生労働省による痛み政策についての提言をうけ、2011年に「痛みセンター連絡協議会」が設立されました。現在(2017年5月)では全国20大学が参加し、専門的な観点から慢性の痛みの課題を整理し、対応策を協議しています。それぞれの地域の痛みセンターが、日本全国に標準化された痛み治療を普及する拠点となることが期待されています。なお、痛み対策の取り組みとして、さらに詳しくお知りになりたい方は、患者さんや医療者向けの広報機関「NPO法人いたみ医学研究情報センター」のホームページをご覧ください。

 【認定NPO法人いたみ医学研究情報センター】
  http://pain-medres.info/index.html

 横浜市立大学附属市民総合医療センターのペインクリニックは、2017年4月に神奈川県下では初めて、痛みセンター連絡協議会に参加登録され、今後ますます横浜市や神奈川県における慢性痛の拠点病院として活動を行っていく予定です。
 地域医療支援病院にも認定されている当院の方針でもありますが、ペインクリニックではそれぞれの病院や医院で痛みの治療の効果がなく、多角的な診療が必要と思われる患者を紹介していただき、評価・診断後、治療を開始し、治療方針が確定した時点で、紹介元へ逆紹介させていただくことを基本方針としています。今後もスタッフ一丸となって、治療成績の向上や効率化を図り、地域の医療機関から信頼していただけるよう、慢性痛治療の拠点として発展を目指してまいります。

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