当院の取組み

がん診療 婦人科

診療科の特色

当科は腹腔鏡手術を中心に行っています。これまで婦人科の良性疾患を中心に行われてきた腹腔鏡手術ですが、近年になり悪性腫瘍への応用が始まり、当科でも子宮体癌、子宮頸癌に対して腹腔鏡手術を導入しています。

がん種

子宮頸癌

診断から治療まで一貫して行っています。早期がんに対しては腹腔鏡手術の適応となることもあり、症例により実施しています。術後や再発に対する化学療法、放射線治療はガイドラインに準じ行っています。進行した子宮頸癌は放射線同時化学療法が中心的な治療法となり、症例によっては福浦にある附属病院へ紹介させていただきます。

子宮体癌

診断から治療まで一貫して行っています。子宮体癌の早期がんは腹腔鏡手術が保険診療で認められており、当院でも数多くの治療実績があります。進行した子宮体癌には腹腔鏡手術の保険診療が認められていないため、当院では開腹による手術を従来通り行っています。また子宮体癌の術後、あるいは再発化学療法もガイドラインに沿って行っています。

卵巣癌

診断から治療まで一貫して行っています。診断には腹腔鏡を用いる場合が多いですが、根治術は開腹術で対応しています。卵巣がんに対する化学療法は分子標的療法薬も含めガイドラインに準じ積極的に実施しています。

治療概要(治療実績)

  手術件数
子宮頸癌
(異形成・上皮内がんを含む)
103
子宮体癌 45
卵巣癌
(境界悪性を含む)
26

(2022年1月~12月 新規手術治療数)

セカンドオピニオン