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当科のご紹介

当院小児科は、小児リウマチ/免疫不全/特殊感染症(結核診療含む)、小児がん/血液疾患、小児循環器疾患、新生児/未熟児の集学的治療の4分野の診療を行っております。一方、市民総合医療センター小児科では腎/泌尿器疾患、神経疾患、内分泌疾患/糖尿病、新生児/未熟児の集学的治療の4分野の診療を行っております。二つの大学病院で機能分担し円滑な連携診療を構築しております。長期の入院治療を要する患者さんのため、小児科病棟には院内学級が併設されています。また、県内唯一のチャイルド・ライフ・スペシャリスト(Child Life Specialist:CLS)が配属されている大学病院であり医療環境にある子どもや家族に心理社会的支援を提供しています。

患者さんへ

主な対応疾患

所要時間:移植後管理を含め、約3か月

難治白血病・免疫不全症・造血不全症に対して年間5例程度行っています。

所要時間:細胞採取から製造、投与後の管理を含め、約3か月

患者自身から採取したTリンパ球を白血病細胞を特異的に認識できるように遺伝子改変し、患者さんに戻す細胞免疫療法です。年間5例程度行っています。

所要時間:入院(5~7日程度)

専用の閉鎖キットを使用して血管内から心房中隔欠損の閉鎖を行います。

所要時間:入院(4日程度)

治療用カテーテルを使用して血管内から不整脈の原因となる心筋を焼灼します。

対応疾患・診療内容の詳細

関連情報

施設認定

小児リウマチ/免疫不全/特殊感染症

当院は国内有数の小児リウマチ診療拠点として、若年性特発性関節炎160例、全身性エリテマトーデス60例、若年性皮膚筋炎40例をはじめ、計500名の患者さんをフォローしています。地域基幹病院と連携し、免疫グロブリン療法不応川崎病に対する治療も行っています。また、結核接触者検診・コッホ現象の診療に加えて、当院は小児結核病棟を有する県内唯一の医療機関であるため、肺結核や粟粒結核の入院を受け入れています。

小児がん/血液疾患

横浜市の小児がん拠点病院として、日本小児がん研究グループ(JCCG)の参加施設として、脳神経外科、整形外科、放射線科等と協力しながら年間約30例の新規小児固形腫瘍・脳腫瘍・白血病患者の診療を行っています。また、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少症、血友病等の血液疾患全般の診療も行っています。

小児循環器疾患

小児循環器専門医が4名在籍しており、小児循環器疾患全般に関する診療が可能です。 先天性心疾患に関しては、心房中隔欠損症に対するカテーテル治療を年間10~20例(成人患者さんも含む)、動脈管開存症に対するカテーテル治療を年間5~10例行っています。その他にも、バルーンカテーテルやステントを使用した血管形成術、コイルや閉鎖栓を使用した血管塞栓術など種々のカテーテル治療を行っています。また、ファロー四徴症手術後の肺動脈弁逆流症に対する経皮的肺動脈弁置換術(TPVI-Harmony弁)の施設認定を2023年12月に受けました。 心臓血管外科では心室中隔欠損症から複雑先天性心疾患まで各種外科治療を行っていますが、小児科と心臓外科で合同チームを編成することで円滑な診療体制を構築しています。また、循環器内科と協力し成人先天性心疾患の診療も行っていますし、胎児心エコー外来には非常勤の胎児心エコー認証医を招聘しています。全年齢層の患者様に対応が可能です。 当院は全国でも有数の小児不整脈疾患の診療施設であり、頻拍性不整脈に対するカテーテル治療を年間10~20例行っています。また、QT延長症候群を始めとした遺伝性不整脈の診療経験も豊富であり、循環器内科や心臓外科と連携しペースメーカー、植え込み型除細動器、両心室ペーシングなどのデバイス治療を行っています。 詳細は「対象疾患、診療内容の詳細」の「小児先天性心疾患」「成人先天性心疾患」をご覧ください。

未熟児・新生児

年間約50例の超低出生体重児、極低出生体重児、先天性心疾患児など、集中治療を要する新生児の専門的治療を行い、引き続き外来ではそのフォローアップを行っています。

  • 小児科外来診察室

  • 小児用カテーテル検査室

【お知らせ】お電話が繋がりにくくなっております(2024/04/23)

本日、電話交換台が通常の半数での稼働となっておりますので、お電話が繋がりにくい状態となっております。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。