YCU 横浜市立大学
search

YDC「〜医学生・看護学生と学ぶ医療のしくみ~」レポート

 平成28年8月29日(月)に、横浜市立大学医学部の有志団体YDCによる訪問授業が行われました。
 YDCは平成28年度「学生が取り組む地域貢献活動支援事業」に採択され、「医学生・看護学生が創る『医療』教育」という活動をしている継続6年目の団体です。今回は西富岡小学校6年生の児童を対象に授業をしました。




 
 1限目は、まずキャリア教育として医学生と看護学生が1名ずつ自分が医師や看護師を目指すきっかけや、実際どうしたらなれるのか?といった話しをしました。
看護学科の学生は自分のきっかけがドラマであったことを挙げ「きっかけがドラマなどでも目指していいんだ、ということが伝われば」と話していました。
 次に医療機関の使い分けの講義を、「熱中症」をテーマに行いました。はじめに、今日学んでほしい目標を4項目あげ、項目にそって講義を進めました。
まずは病院の種類や機能、選び方、救急車の呼び方などを、時には担任の先生を交えながら紹介していきます。受け身になりがちな講義も、子どもたちに飽きさせないよう随所に工夫をしていました。

 講義のあとは5~6名ずつに分かれてのグループワークです。
1グループにYDCのメンバーが1~2名つき、熱中症が起こった場合の対応や、救急車を呼ぶかタク シーで病院に行くか、安静にするのか等、配布された資料にあるチェック項目を埋めてもらいます。盛り上がって声があがったり、真剣にチェック項目を埋めた り様々なグループがありましたが、学生がうまく誘導して答えを導き出していました。
 
 
 
 休憩を挟んで2限目は「たばこ・お酒・薬物」がテーマです。「ダメ、ゼッタイ」を合言葉に、たばこ・お酒・薬物がどのような影響を人体に与えるのかという 内容です。ただ悪影響があるからダメと一喝にはせず、たばこの場合は悪影響を及ぼすものが何故一般に販売されているのか、その歴史から税金の話しにつなげ て、子どもたちの理解を促していきます。



 時には人気のアニメキャラクターや有名人などを例にあげて興味を持たせたり、たばこを吸った肺の写真や、未成年飲 酒のために委縮した脳の写真などを見せるなどして、きちんと現実も包み隠さず伝えていました。
 YDCの代表学生は「お子さんは驚いたことが一番印象に残るので、それを意識して授業を構成するようにしています」と話していました。また事前に配布した資料に、ポイントを書き込ませることで、より印象に残りやすく、振り返りもできるようにしています。
 薬物では使用前後の写真を比較して、どんなに人生が狂ってしまうかを伝え、絶対に一度でも使ってはいけないこと、薬物を勧めてくる人に「NO」と言える゛断る勇気゛を持つ大切さを伝えていました。
 そして講義のあとは再びグループに分かれて、クロスワードパズルを使ったゲームを行いました。クロスワードは講義に出てきた言葉などを当てはめるように なっていて、遊びながら復習ができます。クリアしたグループはチェキで撮った写真を学生から記念にプレゼントされて、子どもたちは嬉しそうにしていまし た。



 YDCの代表学生は「今年度、初めての訪問授業だったので時間配分など反省点はありますが、講義を担当してくれたメンバーは夏休みからプレゼンの準備 (PPTの作成)などをしてくれて、とても良い内容に仕上がったと思います。子どもたちに伝えたいことが多くまとめるのが難しいですが、さらにまんべんな く理解してもらえるように、今後も努力していきます」と感想を話してくれました。YDCメンバー全員のやり遂げた笑顔が印象的で、とても頼もしく見えました。

 28年度は今回を含め7回の訪問授業を予定していますが、今後もますます充実した内容になると思います。これからの活躍が一層楽しみになりました。
 西富岡小学校の諸先生方をはじめ関係者の皆様、貴重な経験の機会を頂戴できたことに感謝申し上げます。YDCメンバーの皆さんも本当にお疲れ様でした!
 
 

地域貢献Contributions to Society