お問い合わせ

外来のご案内

分娩を希望される方へ

最新情報

当院ではこれまで分娩予定月ごとに分娩予約枠を設けておりましたが、妊婦さんのニーズにお応えできるよう2020年8月より分娩予約を撤廃いたします。
また、無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)のご希望に2021年10月以降、順次対応していきます。

妊婦さんへ

当院は産科医療補償制度に加入しています

横浜市立大学附属市民総合医療センター(市大センター病院)は、(財)日本医療機能評価機構が運営する「産科医療補償制度」に加入しています。
「登録証」を交付いたしますので、大切に保管して下さい。また、既に他院の「登録証」をお持ちの方は診察時にご提示ください。
その他制度の詳細などについては下記ホームページをご参照ください。

出産費用について

正常分娩で約55~65万円、帝王切開(保険適応)で約55~65万円となります。

無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)に関するお知らせ

無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)について

当院は総合周産期センターとして産科医・新生児科医・麻酔科医・助産師など多職種のスタッフが常駐し、妊娠・分娩と生まれた赤ちゃんに関するあらゆるトラブルに対応し、高度な医療を提供しています。当院ではこれまで医学的に必要と判断した妊婦さんのみを対象として無痛分娩を行ってきましたが、多職種の連携に基づく安全な医療体制を背景として産科麻酔チームを立ち上げ、2021年度より希望される妊婦さんにも無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)を提供することとしました。
無痛分娩の場合は計画分娩としているため必ずしもご希望に添えないこともあります。詳しくはQ&Aをご覧ください。

無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)をご検討される方へ

無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)の方法について

当院では、基本的に背中から麻酔を行う方法で痛みを軽減します。

硬膜外鎮痛の図硬膜外鎮痛の図
(上記図は日本産科麻酔学会の許可を得て掲載しています)

妊婦さんからよく受ける「無痛分娩に関するご質問」を掲載しています。

医療機関のみなさまへ

紹介状をお渡し頂いた妊婦さんは、原則全例お引き受けいたします。 ハイリスク妊娠の妊婦さんで当院での分娩をご希望の方は、週数に関わらず分娩をお引き受けいたしますが、受け入れ態勢を整えるため必ず事前に先生方からのお電話をお願いいたします。なお、胎児異常の疑いがある場合には、神奈川県立こども医療センターへのご紹介をお勧めします。ご連絡は平日8:45~17:15に病院代表(045-261-5656)に電話し、「総合周産期母子医療センターへ妊婦さんの外来紹介」とお申し出いただき、担当医に詳細をお伝えください。よろしくお願い申し上げます。

無痛分娩Q&A

Answer
帝王切開を予定している方以外であれば基本的にはどなたでも可能です。ごく稀に背中の麻酔を行うことができない方や麻酔をすることで重大な偶発症をおこす可能性が高くなってしまう方がいらっしゃいます。
Answer
分娩方法について:当院では安全に無痛分娩をおこなうために原則的に平日日中での計画分娩をおこなっています。計画分娩とは、妊娠37週以後の健診で内診をおこない、子宮口の熟化(子宮口が軟らかくなり開いてくること)が進んだら、数日以内に予定入院していただき、陣痛促進剤を使って分娩とする方法です。計画分娩の前に陣痛や破水が起きた場合にも、平日日中であれば可能な限り対応します。
麻酔方法について:主に硬膜外麻酔という背中からの麻酔でおこないます。痛みを和らげる神経のブロックですので全身麻酔のように眠ってしまう麻酔ではありません。 
Answer
陣痛の痛みを和らげることで、出産中のストレスを軽減し、妊婦さんの体の負担を最小限にします。もともと合併症を持っている妊婦さんには、痛みのストレスによって合併症が悪化することを避けるという大きな利点があります。合併症のない妊婦さんでも、個人差はありますが、出産中の消耗が少ない分、出産中の時間を落ち着いて過ごすことで大切な時間を夫婦で共有したり、産後スムースに育児に移行できたりすることが多いようです。
Answer
医療行為である以上、麻酔による合併症は存在しますが、麻酔分娩自体は十分に安全な医療として確立されており、重篤な合併症がおこることは稀です。合併症を最小限にし、起こった合併症をいち早くみつけて対処できるような体制を整えています。
Answer
痛みを完全になくなるまで薬剤を使用すると娩出力(赤ちゃんを産む力)が出なくなってしまい、結果として赤ちゃんに負担がかかってしまう可能性があります。お腹の張りを感じることができ、陣痛中も笑顔で会話ができる程度の痛みを目指しております。痛みの感じ方には個人差があるためその時の痛みや麻酔の効き方を評価しながら適切な痛みのコントロールを目指します。
Answer
分娩の経過については無痛分娩と自然分娩とはそれほど変わりありません。無痛分娩は、自然分娩より分娩誘発剤の使用や鉗子・吸引分娩の頻度が高くなります。適切に管理をしていれば、母児共に危険性が高くなるわけではありません。
Answer
当院の無痛分娩は適切な濃度の局所麻酔などを使用しているので胎児への直接的な影響はとても小さいと思われます。また、麻酔分娩を開始した直後に胎児心拍数が減少することがありますが、適切な対応をおこなうことで胎児への悪影響は避けることができると考えられています。無痛分娩によって赤ちゃんが具合の悪い状態で生まれる確率は上がらないとされています。
Answer
無痛分娩の希望については、直前まで迷われても構いません。また陣痛発来後や前期破水後でも対応できる場合もありますが、基本的には事前に麻酔科医師の診察を平日に受診していただいています。土・日・休日や夜間等は対応できませんのでご了承ください。
Answer
産婦人科医・麻酔科医・新生児科医・助産師が、原則常駐して患者さんの要望や変化に対応しています。母体と胎児のモニタリングをおこない、急な変化に対応できるようにしています。
Answer
無痛分娩の場合は、通常の分娩費用に加えて15万円をいただいております。また無痛分娩が安全に行えるか評価するための検査を事前に受けて頂く費用が約1万円かかります。
Answer
通常の出産と同様にできます。
Answer
通常の出産と同様にできます。その後の授乳にも影響はありません。