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がん診療 放射線治療科

1. 診療科の特色

1)関連診療科と協力の上、画像誘導照合を用いた高精度放射線治療を行っています。精巧な技術をもちいた強度変調放射線治療(VMAT)や体幹部定位放射線治療により、生活の質を落とすことなく、治療成績を向上させています。いままで稼働していたElekta社Synergyに加え、2019年6月3日よりVarian社の医療用直線加速器TrueBeamが稼働します。現在も発展し続けている次世代の放射線治療に対応できる最新のリニアックです。高精度治療の安全性を考慮して精度高く短時間に行えます。

2)我々は、研究により治療成績を向上するため、常に研究成果を発表しています。

3) 精度高い治療を行うため、各患者さんに合わせたオーダーメイドの治療を行います。

4) 日本最高の放射線治療を目指しております。

2. がん種

3. 治療概要(治療実績)

4. その他の特殊放射線治療

1)強度変調放射線治療
前立腺がん、直腸がん、食道がん、子宮頸がん、上咽頭がん、脳腫瘍などでおこなっています。

2)体幹部定位放射線治療
肺癌、肝臓がんでおこなっています。

3)高線量率腔内照射

4)全身照射
白血病などの骨髄移植前処置として全身照射を行っています。

5. セカンドオピニオン担当医師 

医師名 専門とする領域
荻野 伊知朗 癌の放射線治療
渡部 成宣 癌の放射線治療
伊藤 英子 癌の放射線治療
繫永 大輔 癌の放射線治療

1) 乳がん

乳腺外科と協力して、乳房温存療法を積極的に行っています。病理診断医とも相談し、放射線治療方針を決定しています。また、術前化学療法後の温存療法では、過去の実績を参考にして乳腺外科医と相談の上、放射線治療方針を決定しています。
3mm 以内の精度で、乳房に放射線治療を行うため、細心の技術で丁寧に治療します。
この技術を用いて、安全な寡分割照射ができるようになりました。1回の線量を増やして短期間に治療をするため、以前は25-30回であった治療回数を16-20回に短縮することが可能となりました。

2) 前立腺がん

泌尿器科医と協力して、前立腺内に小さな金マーカーを永久挿入し、放射線治療前に簡易なCT(cone beam CT)撮影し、金マーカーの自動照合をしています。また、蓄尿や治療前の直腸ガス抜きを行うことによって1mm以内の精度で前立腺への照射が可能となりました。
強度変調放射線治療は、VMAT(volumetric modulated arc therapy)を用いることで以前まで7分程度かかった治療時間を2-3分に短縮することが可能になりました。
2010年3月から9年間に370名の前立腺がん患者さんに金マーカー挿入した強度変調放射線治療を行ってきましたが、治療が必要な副作用はなく、良好な治療成績が得られています。

治療計画を行う際に、MRI とCTで整合して、前立腺の形を正確に描出しています。(下図)

毎回の放射線治療前にcone beam CTを撮影し、治療計画CTと重ねて、前立腺のずれを検証します。(下図左)
自動照合で金マーカーを合わせます。(下図右)
金マーカー挿入は生検より負担が少なく、取り外す必要がありません。

個々の症例に合わせた最適な強度変調放射線治療を行っています。(上図)

3) 食道がん放射線治療

2000年から2019年まで、放射線治療を用いて700名の食道がん患者さんに根治的放射線治療を行いました。その多くは、消化器病センター外科医と協力の上、抗がん剤を併用した放射線化学療法であり、手術と同等な治療成績をめざしています。
早期食道癌においても、内視鏡専門医と協力で、病変範囲に金属クリッピングによる印付けを行い、正確な病変を把握できるようにしています。それにより正常臓器に不必要な照射をすることのない放射線治療が可能です。これらの技術により良好な放射線治療成績が得られます。

食道の癌病変の上(口側)と下(足側)に内視鏡を用いて金属で印をつけます。(上左図)
放射線治療を計画する際は、治療計画CTで矢印のように印をつけた金属が白く写ります。これにより、病気の範囲が正確にわかります。(上右図)
金属は自然に脱落します。

強度変調放射線治療によって心臓などの重要臓器の照射線量を減らし治療効果向上に貢献しています。(上図)

4) 子宮頸がん

外照射の他に腔内照射を用いて根治的化学放射線治療を行っています。過去の治療情報をもとに副作用が出ないよう計算して治療を行います。腔内照射の前にMRI撮影を行い、病変範囲を正確に把握の上、治療しています。このような技術で副作用がなく良好な治療成績を得ています。
外照射と腔内照射は、手術後の補助療法や手術後の再発症例の根治療法としても行い、いずれも良好な治療成績を得ています。

子宮内に入れた直径3mmの細い管1本と膣内に留置した直径3mmの細い管2本の中に放射線性物質を移動させて治療します。(上図左 X線写真、上図右 線量分布図)

(上図左 放射線治療前MRI画像、上図中央 最初の腔内照射前MRI画像、上図右 最後の腔内照射前MRI画像、矢印が癌病変範囲)
外照射と抗癌剤併用により癌病変を小さくして(上図中央)腔内照射を行います。腔内照射を繰り返すことにより、再発のないように治療します。

5) 肺がん

特殊治療として体幹部定位放射線治療を行い、手術と同等の治療成績をめざしています。
横隔膜圧迫装置を用いて呼吸変動が少ない状態で治療しております。(下図)
毎回の放射線治療前に、治療装置の備え付けてある簡単なCT(cone beam CT)で撮影し、計画CT画像とcone beam CT画像を照合後に放射線治療を行います。1回約20分の治療を5回行います。治療中並び治療後も副作用がほとんどないため、80代、90代の高齢者でも問題なく治療を行っています。

6) 上咽頭がん

上咽頭の周囲には、視力に大事な視神経・視交叉、生命維持機能の中枢である脳幹、様々なホルモンの働きをコントロールしている下垂体、などがあります。これらを含めた重要臓器の線量を下げ、上咽頭の腫瘍やリンパ節転移の十分な線量を照射するため、強度変調放射線治療を行います。

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