医療関係者の方へ

研修医の声

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H25年度2年次 T.M

私は、基本研修プログラムの当院と附属病院のたすき掛けコースを選択しました。平成24年度は横浜市立大学医学部附属病院(福浦)で研修し、25年度は市民総合医療センター(以下「当院」)で研修しています。
1年次は循環器内科と腎臓内科、神経内科を合わせて6ヶ月、耳鼻科、精神科をローテーションした後、当院の高度救命救急センターで2ヶ月、福浦の救急部で1ヶ月研修いたしました。
2年次は、3年目からの進路として迷っていた2科に絞ってじっくりと研修させていただきました。
入局を決めてからは、上級医の先生方や人事調整担当の方に相談に乗っていただきながら、ローテーションいたしました。

当院の研修で良かったことは、将来の進路を悩みながらも、それに合わせた柔軟なローテーションを選択できたこと、高度救命救急センターで三次救急病院に特徴的な重症例を経験できたこと、この2点が筆頭に挙げられると思います。
そしてどの科でも、他科併診ではcommonな症例を学ぶことができた一方、大学病院ならではの珍しい症例を経験することができました。
このことは、必ずこれからのためになると思います。

当院には、ベテランの先生から若い先生まで先輩の先生方が沢山いらっしゃいます。
優秀でフレンドリーな熱意にあふれた先生方が多く、医学的な知識のみならず、多くのことを学ばせていただいています。
多くの上級医の先生がいらっしゃるので、自分のロールモデルを描くことが比較的容易にできるのではないかと思います。
また、当院や福浦で研修したため、私は多くの同期に恵まれました。同じ立場としての苦楽を共にする仲間が多いことは本当に有難いことです。

見学にいらっしゃる学生さんによく質問をされることですが、研修医の出身大学は北海道から沖縄まで様々です。
そして生まれは神奈川という人が多い印象です。私は出身大学や出身地で差別を受けたことや疎外感を感じたことはありませんし、そのような同期の話を聞いたことはないので、その点は心配いらないと思います。
私を含め、知り合いゼロからのスタートで今は友人沢山という研修医も多いです。
当院での研修を希望する皆さんと共に一緒に働けることを楽しみにしています。

H24年度入職 2年次

平成24年度に産科・小児科プログラムで採用になり、横浜市立大学附属市民総合医療センター(以下、当院)に入職しました。
1年次研修として、4・5月と小児総合医療センターを、6月には総合周産期母子医療センター(産科)、その後、内科6ヶ月、救急3ヶ月と充実した研修生活を送らせて頂いています。

私がマッチングで当院を選択した理由は大きく2点あります。
1点目は当院が大学病院と市中病院の2つの要素を兼ね揃えているところです。
大学病院としての使命である専門性の高い医療を提供している一方で、市中病院で経験するような多くのcommon diseaseも診療しています。
このような幅広い医療を提供している施設は私にとって非常に魅力的でした。

2点目は多くの同期がいることです。
横浜市立大学には2つの大学病院(当院と横浜市立大学附属病院)があり、総勢で約100人の同期研修医がいます。
どちらの施設にも研修医室があり、共に切磋琢磨しながら日々の研修生活を過ごしています。
また、上級医や看護師、薬剤師、技師をはじめとする医療スタッフの数も多く、様々な面で研修医を叱咤激励してくれます。
研修医に対して親身になって下さることに感謝の気持ちでいっぱいです。

研修では様々な診療科を回ることと思います。
しかし、どの診療科を選択したとしても、目の前にいる患者さんのために自分のできることを精一杯することが重要だと思います。
ひとりひとりの患者さんとの出会いを大切にして下さい。
当院での研修を希望する皆さんと一緒に働けることを心より楽しみにしています。

H23年度入職 S.Y

平成23年度に産科・小児科コースで市民総合医療センター(以下、当院)に入職しました。
1年次研修の最初の3ヶ月は総合周産期母子医療センター(産科)で2ヶ月と小児総合医療センターで1ヶ月の研修を行いました。
基本プログラム(当院と附属病院、または当院と市中病院のたすきがけコース)を選択した同期とともに充実した毎日を送っています。

私が当院を選んだ理由は、大きく二つあります。
ひとつは興味のある周産期医療が充実している当院では初期研修からより深く学べる環境が整っていること。
もうひとつは全国から集まる仲間と切磋琢磨しながら研修が行えることです。
実際様々な出身大学の仲間たちと過ごす毎日はかけがえのない財産です。

また産科での研修で実際の出産に立ち会い、自ら関わりを持つことで、意欲的に研修をスタートさせることができました。
初めのうちは大学病院である当院で2年間研修することに不安も感じましたが、専門性の高い診療科が多い当院での研修は非常に刺激的です。

また同期の仲間だけでなく、多くの患者さんや幅広い世代の医師・コメディカルスタッフとの出会いがあります。
自ら求めればそれだけ多くの人から学べる機会に溢れています。

現在は高度救命救急センターで研修していますが、3次救急病院に特徴的な重症例に触れ、病棟ではICU管理を学び、救急外来での診療にも携わるといった多岐にわたる研修ができていると感じています。
熱意のある先生方ばかりで、私たち研修医に対し非常に親身になって教えてくださることに感謝しながら毎日の研修生活を送っています。
当院での研修を希望する皆さんと一緒に働けることを心より楽しみにしています。

H22年度入職 H.Y

私は平成22年度から市民総合医療センター(以下、センター病院)で開始された総合周産期母子医療プログラム(23年度から産科・小児科プログラム)でローテートしているので、最初の3ヶ月を産婦人科(1ヶ月婦人科・2ヶ月産科)で研修しました。
興味のある科を最初にまわることで、モチベーションの維持もできましたし、このプログラムでは2年間センター病院で研修するので、腰を据えてじっくりと研修できる点が私にとって魅力でした。
もちろん、基本プログラムでは、附属病院や神奈川県内の地域中核病院との「たすきがけ研修」ができるので、2年間でプライマリケアから専門的な高度医療まで偏りなく、幅広く医療に携わっていけるという利点があります。

皆さんもそうだと思いますが、私も研修病院を選ぶ上で、どこで研修を行うか非常に迷いました。
迷う中で諸先輩方からアドバイスを受け、印象に残っているのが「どこで研修しても、成長のスピードが違うにせよ最終的には(後期研修が終わる)5年後には皆同じレベルになっている」という言葉です。
大学病院であっても、市中病院であっても、自分が真摯に医療に向き合っていけば、到達点は変わらないということです。
それならば、ということで私は早い時期から自分の興味のある診療科が強い病院でのびのびと、かつ高度な医療に深く携わっていきたいという気持ちを優先し、横浜市内から様々な症例が集まってくるセンター病院で研修しようと決意しました。

研修環境としては、横浜市立大学ではスーパーローテートが始まる前からローテート研修が行われているので教育環境は整っており、各科の先生方から病棟・外来業務はもちろんの事、医師としての技術や心構えなどを、時には熱く、時には優しく親身に指導していただき、私自身、日に日に自分が医師として成長していることを実感しています。
ぜひ一度、実際に病院見学をしてセンター病院を肌で感じてみて下さい。
センター病院でお待ちしています。

H19年度入職 U.M

私は初期研修1年目は腎臓内科、救命センター、内分泌糖尿病内科、乳腺・甲状腺外科の順でまわりました。
腎臓内科ではまずは普段のオーダーをはじめとする通常業務に慣れる事から始まり、スタッフの先生や看護師さんには沢山の事を教わりました。

救命センターではICUに所属し、これから先見る事がないであろう3次救急を目の当たりにしICU管理を含め救急初期治療やBLSも学ぶ事ができました。
1次2次救急外来も大事だとは思いますが、一度3次救急をまわる事は大変貴重な経験で良かったと思います。
何よりこの濃密な時期を一緒に乗り切った研修仲間はその後の研修の中でも大事な存在となりました。

内分泌糖尿病内科ではMEN1型の貴重な症例を持ち、内科地方部会での症例発表まで経験させていただけました。
また、多くのDM患者さんの担当医となる事で、将来どの科にいっても受け持つであろうDM治療に抵抗感を感じなくなりました。

センター病院での内科研修当直は心臓血管センター以外の内科全体の病棟当直・外来当直となっており、所属科がどこであれ幅広い患者さんをみる事ができ勉強になりました。