危機の時代(17世紀のヨーロッパ)
この講座は受付終了しました。
ヨーロッパの17世紀は16世紀の大航海時代と18世紀の産業革命期の間に位置し、「危機の時代」とか「パッとしない世紀」とかの評価を与えられています。しかし、細かく見ていきますと、17世紀は構造転換期にあたり、列強間の覇権争いが特に激しく、ある国が浮かんでは沈み、それに続く国も同じリズムをくり返しきざんだ時代です。浮沈は当該国(地域)の社会経済のあり方に依存しています。もとは経済的に後れをとっていたイギリスがなぜヨーロッパの、引いては世界の覇者になったかを、社会経済の比較史の視点を通して明らかにしていきます。これは現代社会の考察にも多くの示唆を与えてくれます。
※本講座は定員間近となりましたので、電話でのみお申込みをお受けいたします。
日時 |
2018年4月19日〜2018年8月9日 木曜日 12:50〜14:20(全10回) ※予備日:平成30年8月23日(木) 12:50〜14:20 |
---|---|
会場 | 横浜市立大学 金沢八景キャンパス |
講師 | 松井 道昭 (横浜市立大学 名誉教授) |
受講対象 | 学生 一般 |
受講料 | 全10回 15,200円 ※本学卒業生は割引になりますので、お申し出ください |
第1回 4月19日(木)12:50~14:20
問題提起:危機の時代—17世紀のヨーロッパ
第2回 4月26日(木)12:50~14:20
農業問題Ⅰ:農業問題の特質、生産力増強の試み
第3回 5月10日(木)12:50~14:20
農業問題Ⅱ:生産力増大の結果、ヨーロッパ各地の農業事情
第4回 5月24日(木)12:50~14:20
工業の再編成:重商主義の諸理論と技術的条件
第5回 6月7日(木)12:50~14:20
各地における工業の消長
第6回 6月21日(木)12:50~14:20
商業:中世商業の多様性、世界的商業に向かって
第7回 7月5日(木)12:50~14:20
重商主義に基づく世界覇権闘争
第8回 7月19日(木)12:50~14:20
国内市場の成長:都市化、穀物取引、エネルギー革命、輸送手段
第9回 7月26日(木)12:50~14:20
需要:需要の特質、消費財需要、生産財需要、財政
第10回 8月9日(木)12:50~14:20
資本蓄積:本源的蓄積、資本不足か?、社会的硬化、投資機会、総括
詳しい内容はチラシをご覧ください
エクステンション講座についてのお問い合わせはこちら
045‐787‐8930(受付時間:平日 9:30~16:30)