市民活動のコーディネートを場から学ぶ
横浜のまちには、人と人との“新たなつながり”をつくる、「場」があり、そこでは、コーディネーターによって、様々な“仕掛け”がなされ、参加と協働のまちづくりが生まれています。今回は、参加と協働の現場=「場」を訪ね、市民活動のコーディネートを考えてみましょう。本講座は、既に市民活動を始めていて更に新たな分野との関係を築きたい、もしくは市民活動を始めるにあたって繋がり先を迷っている方などを中心に、異分野の組織とどうすれば「カベ」を乗り越え「新たなつながり」を持つことができるのか、そのアプローチ方法などを、様々な人が集う拠点を運営している場でその実践例から学びます。
※全回、講義後に施設内の見学やグループワークを行う予定ですが、参加者の状況をみて変更の可能性もあります。
日時 |
2015年11月6日〜2015年11月27日 毎週金曜日 18:30〜20:30(全4回) |
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会場 | 下記参照 |
講師 | 下記参照 |
企画監修 | 三輪 律江 (横浜市立大学学術院国際総合科学群 准教授) |
受講対象 | 選択しない 中間支援組織従事者、「市民活動」「協働」「市民活動のコーディネート」に関心のある方、市職員 |
受講料 | 全4回 1,000円 (部分受講不可) ※本学卒業生は割引になりますので、お申し出ください |
第1回 11月6日(金) 18:30〜20:30
横浜市の市民活動支援拠点という場で横浜市の参加・協働の歴史を学ぼう
会場:横浜市市民活動支援センター
講師:中川 久美子(横浜市立大学 非常勤講師/元横浜市政策局政策支援センター 主席研究員)
横浜市市民活動支援センターは横浜の市民活動を支える場としてNPO法人と横浜市の協働によって運営されている場です。
横浜の急激な人口急増期から成熟期に至るまでの地域社会形成の諸段階において、ハード・ソフト両分野を通しての「参加・協働」がどのように変遷をしてきたのか、身近にある市民活動を支援する公的な場から考えます。
第2回 11月13日(金) 18:30〜20:30
新しい働き方・暮らし方をつなげるという発想で生まれた場から参加・協働のかたちを考えよう
会場:mass×mass関内フューチャーセンター
講師:治田 友香(関内イノベーションイニシアティブ株式会社代表取締役)
mass×mass関内フューチャーセンターは、”顔の見える地域”づくり、”あたらしい働き方の実践”をキーワードにこれから起こりうる様々な社会的課題解決のヒントとなる”何か”を生み出したい、との思いで創られた場です。
そこに集う人々と様々な仕掛けを通して、これからの参加・協働の形を考えます。
第3回 11月20日(金) 18:30〜20:30
コミュニティカフェの運営とまちづくりという視点から参加・協働のかたちを考えよう
会場:シェアリーカフェ
講師:岩室 晶子(NPO法人 I Loveつづき理事長)
シェアリーカフェはShare(共有) + Air(空気) = Shairly、集う機能としてのCaféというコンセプトで創られたコミュニティカフェです。
単なるくつろぎの場としてではなく、横浜市都筑区を中心にした地域密着の情報のハブ機能や活動の集いの場としての機能を担っています。コミュニティカフェという形態がもつ、まちづくりへの新しいアプローチについてもお話します。
第4回 11月27日(金) 18:30〜20:30
大学が地域活動拠点づくりを進めるという視点からこれからの参加・協働を考えよう
会場:UDCN並木ラボ
講師:三輪 律江(横浜市立大学学術院国際総合科学群 准教授)
UDCN並木ラボは学生と地域をつなぐまちづくり拠点として団地内の空き店舗に開設された場所で、現在、地域と共に運営していく場づくりに挑戦しています。各地に広がっているこのような大学による取り組みを通じて、自発的な地域づくりを進めて行くための場の在り方について考えます。