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平成29年度伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生紹介(成績優秀者特待生(医学部医学科、医学部看護学科))

伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生 紹介3

平成29年度の伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生に選出された全55名を紹介します。
奨学生・特待生の皆さんには「今興味を持っていること又は取り組んでいること」、「今後の抱負」について語っていただきました。

成績優秀者特待生-医学部 医学科

医学科 2年 石地 理紗

1年次の共通教養の講義では、幅広く様々な分野の学問に触れることができ、とても良い経験となりました。特に倫理学の講義や、インド哲学についての調べ学習をしたのが印象に残っています。2年次から専門的な勉強が始まり、その内容の難しさと奥深さに戸惑うばかりの毎日です。今後の目標は、医学の中で自分が興味を持ち、一心に打ち込めるような分野を見つけることです。そのためには、先生方に導いて頂いたり、友人たちにもいろいろ助けてもらったりしながら、頑張っていきたいと思います。

医学科 2年 田染 翔平

現在は基礎医学の勉強に勤しんでいます。以前、医学は暗記中心という印象で、覚えるのが苦手な私にやっていけるのかという不安がありましたが、医学は想像以上に楽しく、覚えるのも苦ではありません。さらに生化学ではロジカルな思考が求められ、頭の回転が追いつかないことが多々ありながらも楽しんで学んでいます。今のところ総合診療医や予防医学に興味がありますが、どの科の医師になっても信頼される医師になるべく邁進します。家族、先生、友人をはじめ、素晴しい学習環境を与えて下さっている全ての方々にここに感謝致します。

医学科 3年 泉 洋平

この度は特待生に選出していただき大変光栄に思います。このような賞をいただけたのも、講義をしていただいている先生方、日々ともに学び研鑽しあった友人、支えてくれた家族など多くの方々のお力あってのことだと感じており、感謝の気持ちでいっぱいです。3年次からは、臨床科目も始まり1日1日の講義が医師になることにつながっていると実感しております。覚えなければならないことは沢山ありますが、より良い医師になれるよう日々勉学に励んでいきたいと思います。

医学科 3年 針金 裕平

この度は成績優秀者特待生に選出していただき、誠に光栄です。昨年度の大きな目標の1つであったので、努力が認められ大変嬉しく思います。3年次から始まった臨床医学の授業はどの科目も大変刺激的で興味深く、毎日幅広く新しい知識を身につけることができる喜びを噛み締めながら勉強に励んでいます。医師過剰が予測される将来において活躍するためにも、「全身を診られる医師」になることが長期的な目標です。そのためには学生の内から、どの科目も手を抜くことなく学ぶ姿勢を維持していくことが要求されていると思います。支えてくれている家族への感謝を忘れずに、今後も精進してまいります。

医学科 4年 西岡 瞳

この度は特待生として選出していただき、大変光栄です。4年次の4ヶ月間は、皮膚科学教室にてアトピー性皮膚炎をテーマとしてリサーチクラークシップを行いました。先生方のご指導の下、採血、細胞培養、データ解析と一連の研究手法を学びました。多くの方々に検体としてご協力していただき、オリジナルのデータが得られたことは、大変貴重な経験となりました。この経験を活かし、医師となった後も臨床研究に携われたらと思っております。今は来年から始まる実習に向けて、各科の知識を復習しているところですが、これまでに学んだ膨大な知識を論理的に繋げていくことを目標として今後も努力していきたいと思います。

医学科 4年 三村 安有美

私が医師を志す契機となったのは、身内が神経変性疾患を発症してしまったことでした。以来、脳や神経の機能、そしてそれらに関わる疾患に興味を抱いています。4年次のリサーチクラークシップ(医学研究実習)では精神医学教室に配属して頂き、パニック症という疾患の脳画像研究に携わることが出来ました。これまで、精神疾患は異常を形あるものとして捉えにくい・周囲から理解され辛いというイメージがあったので、今回MRI画像から様々な情報を抽出し、数値として変化を見出せたことに感動しました。そして改めて脳・神経の疾患に対する関心が広がりました。この約4ヶ月は今後の自分の方向性を模索する良い時間になったと思います。

医学科 5年 田邊 桃佳

私は4年次のリサーチ・クラークシップ以来、法医学教室で解剖された未成年の死亡事例を分析し、その予防について検討しています。私は以前から児童虐待、教育格差、貧困など子どもを取り巻く問題に関心があり、医学の道を選んだものの、法学や教育にも携わりたいと考えていました。法医学という分野に初めて出会ったのは3年次の講義でしたが、1人の死を集団の生につなげるという法医学のもつ強みが子どもの死亡を減らすことに貢献できると確信しました。将来は法医学者として横浜で本研究を続け、未成年の死亡の予防に広く貢献したいと考えています。

医学科 5年 正木 哲寛

現在がんの微小環境やリンパ球との相互作用に興味があり、将来はoncologyの方面に進みたいと考えております。今年4月からの病棟実習では、実際に疾患に苦しんでいる患者さんと数週間かかわらせていただくことで、4年次までの座学で学んだ教科書上の知識が有機的に再構築されることを感じます。ご指導いただいている先生方、患者さんへの感謝の気持ちを忘れず、今後も日々精進して参ります。課外活動においてはバレーボール部に所属しております。組織運営、リーダーシップ、人間関係など部活動で学ぶことは多く、残り少ない学生生活ですが全力で取り組み、結果を残すことを目指します。

医学科 6年 村岡 枝里香

5年次から始まった病棟実習は、座学の授業が中心であった4年次までとは環境も大きく変わり、患者さんと向き合う中、日々わからないことだらけで自分の未熟さを痛感しておりました。そのような中で、この度特待生に選出されましたことは大変光栄に思うとともに、身の引き締まる思いです。現在は、小児科・病理診断科に興味を持っております。どちらも全身を診る科ですので、来年度からは初期研修医として、様々な科を回って幅広く学びながら、将来について考えていきたいと思っております。どの科に進んだとしても、患者さんのことを考えられるような医師を目指して精進していきたいと思っております。

医学科 6年 山本 奈央子

この度はこのような栄誉ある賞をいただき、大変光栄です。私は4年次に、第二生理学教室からニューヨークのCold Spring Harbor Laboratoryへ研究留学をさせていただき、恐怖記憶が身体症状を引き起こすメカニズムの解明に取り組みました。初めての留学は戸惑うことが多く、辛い事もありましたが、広い世界で活躍する研究者の方々の姿を見て自分の考え方や生き方を根本から見直す機会をいただけたと思います。現在は実習を行いながら国家試験や来年の研修に向け勉強に取り組んでいます。今回このような栄誉をいただけたのは今までお世話になった全ての方のご指導のおかげです。いつか少しでも恩返しができる医師になれるよう今後も精進して参りたいと思います。

成績優秀者特待生-医学部 看護学科

看護学科 2年 後藤 理紗

2年次からは領域別の講義や演習が始まり、1年次に学んだ基本的な知識や概念に加えて徐々に専門的な内容を学ぶようになりました。本学の先生方は、私が勉強中に気になったことについて質問に行った際にとても親身になって答えてくださり、より自分の学習を深めることに繋がりました。病棟での看護学実習では、専門知識だけにとらわれずに広い視野も持って患者さんに接すること、患者さんと築く関係性が治療を進めていく上でいかに重要かなど、多くの大切なことを学び、自分がどのように成長していくべきか考える良いきっかけにもなりました。これからも看護について考え、自分から積極的に学び続ける姿勢を忘れずにいたいです。

看護学科 2年 田崎 結花

日々の学びやその他さまざまな活動において、これまでの経験が目の前のことやその先の学びに生きていくことを実感しています。課外活動としての、生命の誕生のプロセスから小学生にいのちの大切さを伝える「いのちの授業」や難病児対象のサマーキャンプ、発展途上国の子どもたちにオーケストラ体験を届けるプロジェクトへの参加を通して、さまざまな人と関わり多くの刺激を受けることができました。また子どもとの関わり方への興味から保育士試験に合格し、保育の仕事に関わる機会にも恵まれました。興味のあることに取り組むことのできる環境に感謝し、これからもたくさんの経験をして視野を広げながら、看護の学びを深めていきたいと思います。

看護学科 3年 栁沢 麻由子

大学に入学し3年が経ち、実習や講義を通じて、看護の奥深さを感じると同時に、難しさも感じております。看護はその患者さんが抱える疾患だけでなく、その方の性格や生活背景など個別性を尊重したケアを行う必要があります。また、患者さんの生活する場所は、病院とは限らず、在宅や施設などあらゆる場所があり、病院と地域をつないでいく役割もあると感じております。今年の9月から領域別の本格的な実習が始まります。座学で学んだ知識を臨床で活かせるよう、日々の実習を大切し学んでいきたいと思います。

看護学科 3年 吉田 香

これまで講義や演習、実習を通して様々な知識を得てきましたが、いよいよ今年の9月から各領域の専門的な実習が始まります。培った知識を最大限に活用し、より多くのことが学べるように努力していきたいと思います。患者様にとって「入院」というのはあくまでも人生のなかの一時点に過ぎないため、疾患だけを考えていくのではなく、その人生や考え方に触れ、よりその方の個性や強みを生かせる看護を工夫できるようになりたいと考えています。また、多くの方々と関わる中で自分の見地を広げ、豊かなものにしていきたいです。

看護学科 4年 伊藤 千尋

私は小児看護学ゼミで「在宅重症心身障害児の母親が感じた子どもの成長」というテーマで卒業研究を進めており、障害を持ちながらも地域で暮らす子どもの成長とその子どもを支える母親・家族への支援について学んでいます。地域で暮らす方への看護の重要性が高まる中で、対象者の生活を支えるとともに、家族への関わりを大切にした看護の重要性を感じております。今までの学生生活を通して学んできたこと、そして実際に現場に出てからの日々の体験を大切にし、対象者に寄り添った看護を大切にしていきたいです。今後は卒業研究を進めるとともに、国家試験の勉強に日々取り組んでいきたいと思います。

看護学科 4年 小島 早紀子

現在地域看護学ゼミに所属し、卒業研究では壮年期終末期がん患者の社会資源利用をテーマに扱っています。これから本格的に調査が始まるためドキドキですが、楽しみです。昨年度から始まった臨床や地域での実習を通して、あらゆる健康レベルの人々が様々な場所で生活していることを知り、病院で私たちが患者さんとして接する方も元は地域で暮らす生活者であり、また元の生活に戻っていく方だということを強く感じました。様々な状況にあり多様な価値観をもった患者さんが、病院の中でも地域でもよりその人らしく暮らしていけるための支援ができる看護師になりたいと考えています。

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