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HOME > 学生生活 > 表面界面スペクトロスコピー2012Student Prize受賞の青木さん

表面界面スペクトロスコピー2012Student Prize受賞の青木さん

2012年12月7〜8日に行われた「第6回表面界面スペクトロスコピー2012」において、生命ナノシステム科学研究科博士前期課程1年の青木琢朗さん(横山研究室)が口頭発表を行い、Student Prizeを受賞しました。

<研究の概要>

「バリアハイトイメージングによるAu(111)表面電子のポテンシャル分布測定」

物質の電子的性質は、物質内にある電子が感じるポテンシャル(位置エネルギー)によって決まります。

本研究では、原子レベルでの実空間観察が可能な走査型トンネル顕微鏡を使って、金結晶の表面に局在する電子が感じるポテンシャルのわずかな空間変化を直接観察することに成功しました。これまで似たような研究は世界中で行われていたのですが、精度が低く十分な成果は得られていませんでした。本研究では、精度と測定法を工夫することで得ることができました。

この結果は、結晶表面の電子的性質を明らかにする上で重要な情報となるのに加えて、量子力学の基礎的検証にも利用することができます。

(右写真:2012.12.25 八景キャンパス理科館前にて)

青木さん受賞のコメント

この度は、表面・界面スペクトロスコピーにおいてStudent Prizeを受賞することができ、大変光栄に思っております。

固体表面物理・化学分野の専門家や同世代の学生の前で口頭発表し、議論できたことは貴重な体験でした。しかも、Student Prizeまでいただけるとは思っていなかったので私自身、大変驚いています。また、このような研究会を通して、自分の知識や考え方など及ばない点がたくさんあると感じたことも事実です。今後の研究では、「どうしたら今の研究がもっと面白くなるか、そのために何が必要なのか」ということを常に考えながら課題と向き合いより良い結果を追求していきたいと思います。

最後に、このような賞を受賞するにあたって、日々熱心にご指導してくださっている横山崇教授をはじめ、研究室のメンバーに心から感謝を申し上げます。

横山崇教授より

この賞は表面科学分野の研究者を目指す学生の登竜門となることを目的としており、毎年、主要研究室から博士課程学生の精鋭達が集い、高いレベルで競い合っています。

過去に修士学生の受賞はありませんでしたが、今回、青木君の講演レベルが修士学生にしてはかなり突出していたということで、受賞に至りました。
修士1年なので、今後の更なる進歩に期待しています。

青木さんのお話から

一見、滑らかに見える金の表面も、原子のレベルを実際に観察できる走査型トンネル顕微鏡(STM)では、ぼこぼことしているのがわかるとのこと。そこに存在する電子に対するわずかなポテンシャルの違いは今まで、高い精度では観察されていなかったそうです。

このような細かい実証や観察といった基礎研究は、それだけでは具体的な物やコトになることはないのかもしれませんが、様々な技術の発展のためには、幾多の蓄積が必要とされます。

今回の学会発表は、学部4年の時から数えて、3回目。
「『わかっていることをより精密に確認した』という内容なので、卒業までには『自分の研究によって、今まで知られていない新しいものを明らかにしていきたい』」と語ってくれました。

学部1、2年の頃から、横山研究室のSTMを使って実際にナノの世界を目で見ることができるということに興味を持ち、このような研究をやってみたいと思っていたそうで、卒業後は、技術者として活躍したいとのことでした。

(経営企画課広報担当)


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