お問い合わせ

診療科・部門案内

化学療法部

基本方針

  • 化学療法を受けている患者さんたちに、快適な環境で治療を受けていただく支援をいたします。
  • 化学療法部は、それぞれの患者さんに最も適切な抗がん剤を選択し、治療成績を高められるように取り組んでおります。委員会にて審査・承認された薬剤のみを使用し、安全性を確保しております。
  • 化学療法は入院して行うことが一般的でしたが、新規抗がん剤の開発や副作用を軽減する治療(支持療法)といった医療の進歩により、外来でも安全に治療を受けていただけるようになりました。最近では外来化学療法の割合が多くなっています。

部門の概要

外来化学療法室

外来化学療法時には、外来化学療法室内にてリクライニングシートの使用やBGM等、少しでも快適な環境にて治療が行えるよう配慮しております。また、事前のオリエンテーションに始まり、点滴を受ける際にはその日の担当看護師が随時対応し治療が完了するように援助いたします。薬剤の説明用紙を用いて専門の薬剤師がわかりやすく説明をいたします。外来通院しながらの治療が安心して継続できるように、副作用のケアやアレルギー対策などにもチーム医療で対応できる体制を作っています。

化学療法部の取り組み

最近の化学療法は、その種類も増え効果も向上していますが、一定の頻度で副作用が発生する事も事実です。そのために、医師のみならず、看護師や薬剤師による事前説明や経過中のご相談など、患者さんが安心して治療を受ける事ができるように、精神的ケアや身体的ケアを積極的に行っております。様々な診療科において化学療法を施行しておりますが、医師、がん化学療法看護認定看護師、がん専門・認定薬剤師が情報を共有し、協力し合って患者さんの治療に取り組めるように運営しております。お困りの際には、ご遠慮なくお尋ねください。

実績

2008年の開設以来、化学療法室での施行件数は増加の一途をたどり、2022年度1年間では延べ11,454件が外来化学療法室で治療を受けられました(図1)。診療科別では、消化器病センター外科が3,856件と最も多く、消化器病センター内科、乳腺・甲状腺外科、血液内科、呼吸器病センターの件数が多く、これら5診療科で計10,000件を超えております(図2)。
がん治療における化学療法の需要は、今後もより一層増加するものと考えられます。スタッフ一同、さらにより良いがん治療を皆様にご提供させていただきます。

化学療法室での施行件数化学療法室での施行件数
診療科別件数診療科別件数