ナビゲーションをスキップして本文へ
  • English
  • 日本語
  • 簡体中文
  • 繁体中文
  • Korean
  • 通常版
  • テキスト版
  • 交通・キャンパス案内
  • 資料請求
  • お問合せ
  • サイトマップ

研究者検索

大学紹介


ここから本文

HOME > 平成26年度卒業式学長式辞

平成26年度卒業式学長式辞

卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
また、これまで卒業生を支えてこられたご家族や保護者の皆様にも、心からお慶び申し上げます。ご来賓の皆様には、ご多忙の中、ご列席賜りましたことを心より感謝申し上げます。

本日は、卒業生の皆さんの「人生の門出」に際して、一言祝辞を述べさせていただきます。

さて、皆さんは横浜市立大学を卒業し、社会人となり、または大学院へと進まれるわけですが、皆さんはこれからの「自分の人生」について、希望と不安が交錯しておられることと思います。皆さんも既にご存じのように、日本では社会や経済構造はグローバル化とIT化などによって急速に変わろうとしています。厳しい社会の現実もあります。その厳しさの一端を、就職活動を通じて感じた方も多いのではないでしょうか。

しかし、このような厳しい状況の中にあっても、卒業生の皆さん自身の努力により、それぞれの「新しい人生の舞台」に立つことができたことを、まずは喜び申し上げます。私達の横浜市立大学は、世界有数の国際都市である、“横浜”と共に歩んでいます。そして、皆さんがこれからの日本や国際社会の中で、しっかり生き抜いていけるための教養と専門知識を身につけていただけるよう、先生方、職員の方々、皆が、厳しく、かつ、暖かく、取り組まれてきました。

本学の特徴の1つでもあるPractical Englishで、苦労された方もいると思います。しかし、その苦労があったからこそ、今日ここに卒業される皆さんは、国際社会で最低限必要とされる「道具としての英語」を既に身に付けたと、自負することができるはずです。また、留学や海外フィールドワークなどを通じて、グローバル社会の多様性を理解すること、また、世界の人々に発信できる力を養ってこられたと思います。あえて言うと、これからも、「もっとこれらの能力をレベルアップをしていただきたい!」と希望します。

さて、それにもまして、横浜市立大学で学ばれた大事なこととは何でしょうか? 思いかえしていただきたいと思います。本学では皆さんに、何よりも、自ら考え、自から行動できること、つまり「自立」した自己の確立を、教育の場や様々な活動の中で求めてきました。“自立した自己”があってこそ、専門の知識、グローバル社会に必要な発信力、多様性を理解する力が生きてきます。皆さんは、この課程を、無事、卒業されるわけですから、自信をもって進んでください。確固たる「自立」した自分の力で、これからの厳しい時代を堂々と生きてほしいと思います。

私は学長として、卒業生の皆さんのこれからの人生に2つのことをはなむけの言葉として伝えたいと思います。
1つは、“勉強し続ける” ということです。
ようやく大学や大学院を卒業できたのに、また、“勉強か”と思われるかもしれません。しかし、先程も申し上げたように、社会は常に変化していきます。特に、自然科学と科学技術の進歩はかってないほど急速です。それに伴い、考え方や、1人1人の日常の生活さえも、変化の波にさらされています。卒業生の大部分が生まれた20数年前は、誰がこれほど日常に入り込んでいるIT化を想像できたでしょうか? また、東日本大震災の後に起こった社会の変化、人々の意識の変化を想像できたでしょうか? 私たちは、このような変化にいやおうなく対応していかなければなりません。
一方で、「社会や意識の変化」また「科学技術の進歩」には必ず光と影があります。それ故、これから皆さんが生きていかれる実社会では、日常を含め、あらゆる場で、変化に対応して、変えて行くべきものと、守って行くものの選択が必要となります。“勉強する”ことによって学び、そして、自ら“選択”をしていかざるを得ないのです。自分で“勉強しつづける” ことが重要なのです。
また、学問分野に関わらず、学術や科学(Science)の分野に関わられる人には、仕事として“勉強し続ける”ことは必須です。学んだことの上に立って、新しいことを創造して行くことが要求されます。医学、医療では更に、患者さんに役立つこと、また、広く世の中や、地域社会へ役立つことが要求されます。古くなった知識、技術ではダメです。日進月歩する医学と科学技術の進歩のスピードについて行くには、たえまない“勉強” が必要です。「医療に貢献する」と口で言うことはた易いのですが、実際は、もっと厳しい道のりなのです。しかし、この道は、皆さんが選んだ人生です。ぜひ、“勉強しつづける”ことを、肝に銘じてください。

もう1つのメッセージは、“前を向く” と言うことです。
卒業生の皆さんは、これから社会に出て、様々な事や困難に直面することと思います。
率直に言って、皆さんの人生は、山あり、谷ありでしょう。それだからこそ、“前を向く” 姿勢を忘れないでほしいのです。仕事、家庭、社会生活などで、時には立ち止まり、また引き返えすこともあると思います。辛く、1人涙することもあるでしょう。しかし、“前を向く” 姿勢があれば、長い目で見れば何とかなるものです。7難8苦も乗り越えられるでしょう。ぜひ、“前を向いてください”。
“勉強し続ける” “前を向く”、この2つのメッセージをぜひ、覚えておいてください。

さて、最後になりますが、大学を巣立っていく皆さんが社会で活躍されることは、母校である横浜市立大学の真の評価にもつながっていきます。私は、ここに集う全ての卒業生の皆さんの、“自立した自己”に立脚した、これからの活躍に、大いに期待するものです。同時に、皆さんも、何時までも「横浜市立大学の大切な一員」であることを忘れないでください。

皆さんへの本学の応援は、卒業した後もずっと続きます。皆さんが「将来の進路に悩む時」、「人生について相談する相手が欲しい時」、「更なる学問を極めたい時」は、何時でも母校を訪ねてください。皆さんの母校である横浜市立大学は、横浜と共に歩み、横浜の未来を支え、世界に発信しつづける総合大学です。言わば、“横浜から世界に翔く大学”です。大学は、これからも皆さんを応援し続けますが、皆さんも、大学を応援して欲しいと思います。卒業生の皆さんには、「母校」と「母校で学ぶ後輩」、そして「横浜の街」を、できる限りの支援と応援をしていただけるよう、お願いいたします。

皆さんの「今後の活躍」と「栄えある未来」を祝して、私の祝辞とさせていただきます。

平成27年3月25日

ページトップへ