ナビゲーションをスキップして本文へ
  • English
  • 日本語
  • 簡体中文
  • 繁体中文
  • Korean
  • 通常版
  • テキスト版
  • 交通・キャンパス案内
  • 資料請求
  • お問合せ
  • サイトマップ

研究者検索

大学紹介


ここから本文

HOME > 平成27年度入学式学長式辞

平成27年度入学式学長式辞

平成27年4月6日

新入生の皆さん、ご家族の皆さま、本日は入学おめでとうございます。心からお喜び申し上げます。
林市長をはじめ、ご来賓の皆さまには、ご多忙にもかかわらず、ご列席をたまわり、厚く御礼申し上げます。

まず、新入生の皆さんが入学された「横浜市立大学」とはどういう大学なのか・・・、ということからお話を始めたいと思います。

横浜市立大学は、横浜市を設立母体とし、「横浜の都市インフラ」として存在している大学です。横浜に根ざし、横浜市民の方々の様々なご厚意を得て、教育、研究、診療が進められているのです。そして、横浜の発展と、広く市民や社会に貢献することを使命としています。皆さんもご承知の通り、横浜市は、我が国最大の政令指定都市であり、世界でも有数の国際都市であります。横浜市立大学は、その国際都市横浜の総合大学なのです。ぜひ、皆さんに意識していただきたいことは、「横浜市立大学での日々の学び、活動そのものが市民とつながり、また、世界とつながっている」ことです。皆さんにはこのような環境の中で、グローバル社会の多様性や、多文化共生社会を理解し、学び、国際的なセンスを身につけていくことになります。

次に、これから皆さんは「横浜市立大学」でどのように学んで行くべきかをお話します。

まず、これまで皆さんが学習してこられた知識や考え方は一度ご破算にしてください。特に、辛かった、悔しかった、あるいはラッキーだった受験の事は、もう忘れてください。大学では、原点に立ち返って、受験のためではない、また誰かに“勉強しろ”と言われたからではない、将来を見据え、「自分自身で自律した“自己”を確立」するために学ぶのです。本学の学生は、自らが学ぶ姿勢を持ち、大学での学びや社会との関わりを通じて、人生観や価値観を再構成しながら、それぞれの生き方の方向性を見極めていただきたいと思います。皆さんには、何よりも「自律した自己を確立すること」が求められているのです。

次に、皆さんは大学生になったのですから、今日からでも、我々を取り巻く現代社会にも目を向けていただければと思います。超高齢社会の到来や急速なグローバル化など、前例が通用せず、新たな答えを模索する必要がある課題が溢れています。こうした諸課題に対して、自ら課題を見つけ、自ら考え、判断できるようになること、また、新しいものを作り出す「創造性」をも、大学の共通教養課程や専門教育課程での学びの中で養っていただきたいと思います。独自の教育プログラムの一環である「海外フィールド・ワーク」や「交換留学制度」など様々な「海外派遣プログラム」があります。また、大学がこの横浜で積極的に進めている「地域貢献の取り組み」も、重要な教育の場なのです。新入生の皆さんにはそれらにも、積極的にチャレンジすることによって、自分の視野を広げてほしいと願っています。国際都市横浜と共に歩む横浜市立大学の学生であるからこそ体験出来る様々なチャンスを生かして、積極的に行動し、かつ自らが設定する目標を達成していただきたいと思います。

また、医学部に入学されて、医師や看護師を目指す皆さんには、医療の将来を担う大きな期待が寄せられていることは言うまでもありません。ぜひ、学生の間に、様々な医療と介護などをめぐる社会や現場の課題を実感し、考え、また、学び、将来の医療や医学のあるべき姿に思いをはせると同時に、人々に自然に寄り添う事が出来る“心”を、この横浜市立大学で培っていただけることを期待します。

大学での学びは、自らが積極的に勉強する姿勢にかかっています。自分から進んで学ぼうとしなければ自己の能力は高まりません。例えば、学部の学生さんに向けた本学の特徴であるPractical English教育でも、自ら進んでチャレンジしなければ英語力はつきません。横浜市立大学では、実用英語力を、これからの国際化時代を生き抜くために「必要なスキルの一つ」として、学生の皆さんが身につけることは当然なこととしてとらえています。大学が設定した到達レベルは必要最低限のレベルと思ってください。これにとらわれずに、もっともっと上を目指す姿勢が重要です。英語によるコミュニケーション力の育成を主流にした、少人数によるAdvancedコースもふんだんに用意してあります。この、Advancedコースを自ら進んで受講し、自身の英語力を自ら向上させてください。培った皆さん1人ひとりの英語力は、これからのグローバル社会の中で必ず役に立ちます。

また、大学院に入学された皆さんの “学び” においても同様です。大学院生の皆さんは、今後、教員の方々と研究をともに進めながら、学位論文をものにされることと思います。これは、大学院生の皆さんにはもっとも大事なステップです。その上で、あえて言わせていただくと、論文を書き、学位を取得することはゴールではなく、研究者としてのスタート地点に立つことなのです。絶えまない新たな競争の始まりにすぎません。研究分野に身を置くことは、並大抵のことではないのです。また、科学と科学技術の進歩のスピードは急速です。その拡がりも、いろいろな分野の垣根がなくなり、新しい領域もどんどん発展しています。それだからこそ、大学院生時代には、自らが意識して学び、それぞれの研究分野の枠を超えた“領域横断的視点” “学際的アプローチからの視点” を、日頃から養っておかれることが重要です。これを常に、意識しながら、自ら気を引き締めて、今後の大学院生活を送られることをおすすめします。

最後になりますが、もう一度、新入生の皆さんに申し上げます。横浜市立大学の学生として過ごす時間を、しっかりした、“自己を確立” する機会としていただきたいと思います。また、自らが積極的な姿勢をもち、「学び」かつ「チャレンジ」してほしいと思います。そして、それぞれが、将来、堂々とした社会のリーダーとなれるよう、素直に頑張ってほしいと念願します。
皆さんが卒業される時は、誇りを持って、「大学」から、そして、「横浜」から、羽ばたかれることを楽しみにしていることをお伝えし、平成27年度入学式の学長式辞といたします。

ページトップへ