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平成26年度第3回NMR利用課題募集のお知らせ

2014.10.27
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平成26年度第3回NMR利用課題募集のお知らせ

本学では、鶴見キャンパスにある超高磁場超高感度NMR装置(核磁気共鳴装置 Nuclear Magnetic Resonance)のうち、6台の利用時間(マシンタイム)を一部開放します。
これは、平成25年度に文部科学省が開始した「先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業」の補助を受けて実施するもので、大学、独立行政法人等の研究機関等が保有する外部利用に供するにふさわしい先端研究施設・設備について、産業界をはじめとする産学官の研究者等への共用を促進します。また、これらの施設・設備のネットワーク化、先端性向上等を併せて支援することで、多様なユーザーニーズに効果的に対応するプラットフォーム を形成し、「科学技術イノベーションによる重要課題の達成」、「日本企業の産業競争力の強化」、「研究開発投資効果の向上」に貢献することを目的としています。

NMRの平成26年第3回利用受付(利用課題の募集)を、平成26年10月27日(月)から開始します。NMRの利用経験は問いません。利用に係る様々な支援もありますので、ぜひご利用ください。

1 募集する利用区分

(1)成果非公開(占有)利用(有償利用)
(2)成果公開(非占有)利用(有償利用・割引)
(3)成果公開無償利用(トライアルユース、産学連携)

2 開放するNMR装置

(1)950MHz NMR(LC-NMRとしても利用可)
(2)900MHz NMR(固体NMRとしても利用可)
(3)フロー型クライオプローブ装置付700MHz NMR(LC-NMRとしても利用可、60本オートサンプラー付)
(4)800MHz NMR(高感度クライオプローブ、480本オートサンプラー付)
(5)600MHz NMR(高感度クライオプローブ付)
(6)500MHz NMR(高感度クライオプローブ付)

3 利用場所

本学鶴見キャンパスNMR実験棟
  横浜市鶴見区末広町1-7-29
  TEL 045-508-7201 FAX 045-505-3531

4 利用料(標準測定費)

各機器の利用料については下記表をご参照ください。
利用形態\機器 950MHz 900MHz 700MHz 800MHz 600MHz 500MHz
成果非公開(占有)利用 30万円/日 15万円/日 10万円/日 15万円/日 6万円/日 5万円/日
成果公開(非占有)利用 5万円/日 3万円/日 2万円/日 3万円/日 1.2万円/日 1万円/日
成果公開無償利用 無料 無料 無料 無料 無料 無料

5 募集期間

平成26年10月27日(月)~平成26年11月21日(金)
※実際の利用開始は、12月中旬頃を予定しています。

6 詳細等

詳しい内容及び応募書類等については、「平成26年度利用課題公募要領」を下記からダウンロードしてご覧ください。

7 お申し込み及びお問い合わせ先

公立大学法人横浜市立大学 研究推進課
  〒236-0027 横浜市金沢区瀬戸22-2
  TEL 045-787-2404 FAX 045-787-2025
  E-mail 

※本事業については、文部科学省から同様に採択された独立行政法人理化学研究所横浜事業所(URL:http://www.ynmr.riken.jp/)、大阪大学蛋白質研究所(URL:http://www.protein.osaka-u.ac.jp/)とは、連携を図りながら、利用課題の公募・選定を進めています。

本学NMR装置のご案内

950MHz LC-NMR装置
本学(鶴見キャンパス)は、構造生物学及び関連分野に特化した世界的レベルの研究施設で、通常の溶液用クライオプローブと世界初の高感度クライオプローブ・フロー型オートサンプラーを装着した950MHz LC-NMR装置が平成26年3月に設置されました。
また国内第1号機の900MHz NMR装置には、新たに溶液用クライオプローブを装着すると共に超高速超高感度固体プローブも装着し高磁場での固体NMRの測定も可能になりました。
そのほかに高感度クライオプローブと480本のオートサンプルチェンジャー付き800MHz NMR装置、本学で開発した高感度タンパク質回収フロー型クライオプローブと60本のオートサンプルチェンジャー付き700MHz LC-NMR装置、クライオプローブ付き600MHz NMR装置各1台、クライオプローブ付き500MHz NMR装置を2台の計7台のNMRを保有しており、平成25年度に全ての分光器が最新型に更新され最先端の測定が可能となっております。

これらの設備は、教育機関としては国内随一で、世界的にも比肩できるところはそれほど多くはありません。また、700MHz LC-NMR装置に装着されている「フロー型クライオプローブ」は、本学が開発し、標的タンパク質に結合する薬物をスクリーニングすることができるだけでなく、特に標的タンパク質がNMR用に高価な安定同位体(例えばSAILアミノ酸など)でラベルされているときには、化合物に結合しなかったタンパク質を回収、再利用することができるといった非常にユニークな特徴があるほか、LC装置により未精製の化合物を同定することも可能です。950 LC-NMR装置も同様な機能を持ちます。

 なお、新規創薬を目指す国内製薬企業8社が成果占有で使用した実績があります。その他、食品系企業や材料系企業など他業界における幅広い企業の使用実績もあるため、様々な用途としてもご利用いただけます。

背景

フロー型クライオプローブ付700MHzNMR装置
これらのNMRは、平成14年度から5年間、文部科学省の大型プロジェクト「タンパク3000プロジェクト」において、多くの重要なタンパク質の構造解析や機能解明に大きな役割を果たしてきました。
本学では、こうしたNMRとそのノウハウを創薬開発の分野で活かせるよう、平成16年度に日本製薬工業協会加盟企業22社による「蛋白質構造解析コンソーシアム(以下「蛋白コンソ」という。)と包括的基本協定を締結し、
(1)NMRを利用したタンパク質の構造解析技術の普及と向上
(2)創薬を目的とした共同研究事業の創出及び新薬の開発
を目指し、年数回の研究会やシンポジウムを開催していました。
平成18年度からは、こうした包括的基本協定に基づき、国内初の取組として、蛋白コンソとの間で 700MHzのNMRの有償利用を開始し、企業の研究者と共同でタンパク質の構造解析やNMRに関する技術者の養成にも取り組んできました。
このように本学は、人材育成を含めた産業界におけるNMR技術の普及・発展に大きく貢献しています。
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