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HOME > 研究・産学連携 > 【参加報告】よこはま国際フェスタ2013

【参加報告】よこはま国際フェスタ2013

10月19日(土)〜20日(日)、横浜市中区の象の鼻パークにおいて「よこはま国際フェスタ2013」が開催され、横浜市立大学は、独立行政法人科学技術振興機構(JST)、同国際協力機構(JICA)から委託を受けて実施しているSATREPSプロジェクト(アフガニスタンのコムギ育種開発・人材育成)のブースを出展しました(開催2日目の20日は荒天のため中止)。

よこはま国際フェスタ2013(象の鼻パーク)

横浜市立大学のブース

「奇跡の小麦アフガニスタン里帰り」プロジェクトの取組を紹介

横浜市立大学SATREPSプロジェクトの研究代表者である木原生物学研究所の坂智広教授をはじめ、国際総合科学部の学生有志、アフガニスタンからの留学生(大学院 生命ナノシステム科学研究科 博士前期課程)、研究推進課職員が出展の企画、準備を行い、横浜市立大学の国際貢献・人材育成と地域貢献の成果を紹介しました。
具体的には、プロジェクトの取組であるアフガニスタンにおけるコムギ育種開発・人材育成を通じたJSTとJICAのSATREPS事業紹介のほか、横浜市立大学の小麦博士として知られる木原生物学研究所の創始者、木原均に始まる研究所の活動と横浜市で展開する食育・理科教育の紹介、そして、JICA横浜との連携による国際貢献や国際派人材育成のための取組を紹介しました。
ブースを訪れた市民の皆さんからは「アフガニスタンについては戦争のイメージしかなかったが、日本が自立を促す形で協力しているのを知り、安心しました」「横浜からアフガニスタンへ支援が行われていること、横浜市立大学がこのようなプロジェクトを進めていることを今まで知らなかった」「これからもぜひ、頑張ってもらいたい」など、好意的な意見をいただきました。

「知る、伝える、つながる」をテーマに学生が企画

出展の企画については、国際総合科学部2年〜4年生の学生たちが主体となり準備を進めました。どのように市民の皆さんにプロジェクトの取組などを伝えていくのか話合いを重ね、その結果、世界のつながりや地球規模での気候変動と食糧問題を知り、それを伝えることにより、自分たちの地域社会が世界につながっていることを学んでいきました。
「地域貢献が国際貢献になる。自分たちが知らないことに気づき、それを伝え、自分ができることをつないでいけば、世界を変えられる」。そんな思いで、専門分野を超えた学生の連携も広がりました。

ブース内では、プロジェクトのDVD映像をはじめ、紹介パネル、アフガニスタンの民族衣装などを展示し、レイアウトも学生が考案しました。 アフガニスタンからの留学生も負けてはいません。自ら母国の民族衣装を着て、ブース前でSATREPS事業紹介のパンフレットを配付しましたが、ただ配付するのではなく、パンフレットを受け取ってくれた人の名前をアフガニスタンの言語であるダリ語(ペルシャ文字)で書いて渡していました。パンフレットを受け取った人たちは、民族衣装やペルシャ文字に興味津々の表情でした。

ブース内で、木原均博士の小麦探索、本学のSATREPSの取組などをパネルや写真で紹介

  

今回、横浜市立大学として初めて「よこはま国際フェスタ」に参加しましたが、プロジェクトの取組によるアフガニスタンへの復興支援、本学の国際貢献、地域貢献の一端をお伝えする良い機会になりました。そして、国際貢献に取り組む市民の皆さんや、団体・機関との連携を図ることができ、この分野においても、ますます市民に役立つ横浜市立大学を理解していただくことができました。参加した国際総合科学部の学生は、本学の国際貢献の取組を学ぶとともに、実社会に出たときに役立つ企画・運営の大変さや、コミュニケーションの楽しさを学んでくれたと思います。
また、横浜市立大学で学んでいるアフガニスタン留学生は、大学院修士課程で日本人学生と2年間共に学び、帰国後は次世代のリーダーとして母国の将来の食資源開発に貢献されることが期待されています。技術の習得だけでなく、横浜市立大学の学生はもちろんのこと、多くの日本人と交流を深めて日本の文化も学び、横浜とアフガニスタンそして日本と世界の架け橋となってくれることを期待しています。今回は、日頃の学習成果を活かす大変良い機会になりました。
今回のテーマは「知る、伝える、つながる」ですが、皆さんに知っていただき、他の人に伝わり、そして、人と人とがつながり、やがて支援の輪が広がる。そのような取組を今後も続けていきたいと考えています。
よこはま国際フェスタに引き続き、来年2月にJICA横浜国際センターで開催される「よこはま国際フォーラム」に参加する予定です。このフォーラムでは、日本とアフガニスタンをインターネットでつなぎ、お互いの文化や将来を語る国際学生会議を開催する計画です。詳細については今後、横浜市立大学のホームページでお知らせします。

ブース内を訪れた方に、日頃の学習の成果を紹介

坂教授のほか、イベントに参加したアフガニスタンからの留学生と横浜市立大学の学生


よこはま国際フェスタに参加した学生の声

まず、よこはま国際フェスタに参加するにあたって、協力していただいたすべての方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。たくさんご迷惑をおかけしても最後まで支えてくださった方々への感謝の形として、また、それぞれの振り返りのきっかけとするために、感じたこと、成長したことなど、学生一人一人に書いてもらいました。それぞれ反省や課題もありますが、自分が変わった、成長できた、と満足しています。
参加後のミーティングの場で多く出た声が「自ら行動することの大切さを感じた」でした。最初からよく知りもしないであきらめたり、関わらないでいることは多くのチャンスをなくしてしまう、動けば実現できるとそれぞれ実感したようでした。受け身になりがちな状態から一歩踏み出せたのではないかと感じています。
以下、学生個人の感想です。

よこはま国際フェスタ2013学生企画・運営代表 郡司 孟(国際総合科学部・ヨコハマ起業戦略コース3年)

今回初めて企画立案・準備から組織運営、スケジュール管理、プロモーション、経費管理・運用の一部、当日運営までの全工程に携わり、代表として一人の人として自身にどのような変化があったのか、また周囲に対して何らかのアクションを起こせていただろうかと自問自答し、整理してみました。

1 「見える」面白さ
その面白味は、アイディアが企画となる喜び以上に、実現までのプロセスにおける「葛藤」や、企画を良い方向へ導くためのチーム共同でのアイディアの「育み」にあります。
企画を修正していく過程で、自身のアイディアがどんどん良い方向に変容し実現していくその様は壮観でした。企画を社会に発信することができたこと、また自身のアイディアを企画に反映できたという事実は、自信にもつながりました。
今まで、アイディア止まりで思いだけで完結していた「無形」の企画を、「有形」の見える企画にできたことは、私が社会活動に携わる上で大きな進歩につながりました。

2 「動かす」ということ
過去の自分は生活習慣、勉強、自活などすべて受動的な「動かされる」人生で、イベント企画で言えば、参加者=「動かされた」立場でしたが、今回「動かす」側でイベント企画の全工程に携われたことは、とても新鮮な経験でした。
事後の反省も踏まえ、組織を動かすこと(人事)、人の思いを動かすこと(プロモーション、事業協力依頼)、企画を動かすこと(立案、準備、実施、事後処理全般)など、今までは自身しか動かしてこなかった人間が、様々なものを動かしていくという初体験の中で、「動かす」ということがいかに大変かを身に染みて感じました。
特に、企画立案から当日の運営までの期日が1か月と差し迫った状況の中で、関係者と協力し、困難な状況を打開しながら、企画をベストな状態に持っていこうと努力した経験は何物にも代えがたい貴重なものでした。

3 「個人」の変革から「世界」の変革へ
今回のテーマは「知る」「伝える」「つながる」でしたが、アフガニスタン事情やSATREPS事業を知り、ブースで来場者に伝える、来場者とつながるということ以上に、前述1、2を加えた包括的な経験から学び、そのような全体的な学びや経験を伝えていこうという意志が、以前より強くなったことでした。また、伝えられるような人間になるために、さらに邁進していこうという意欲が沸いたことが自身の大きな成長であり、本イベントでつながることができた皆さんの刺激を受けての結果でもありました。
今回のような啓発活動は、一人では小さな声にしかなりませんが、個々人が発信者としての自発的な意識をもって努力すれば、様々な人がそれを知り、伝え合い、そして世界につながっていき、世界が変わっていくのだと当日のイベントで出会った方々とのやり取りを通じて感じました。
最後に、ジェイムズ・オルビンスキ会長による国境なき医師団ノーベル平和賞受賞記念スピーチの一部「言葉が常に命を救えるわけではありませんが、沈黙は確かに人を殺し得ます」にあるように、発信できる立場にあるからこそ、できる活動を見極めながら今後の生活を送っていきます。

管野 未歩(国際総合科学部・環境生命コース4年)

今回私が担当したのは、ナンづくりでした。普段は小麦の研究だけに目を向けがちでしたが、小麦を実際にナンに調理することにより、研究をしていない方へ簡単に木原生物学研究所の小麦を伝えられた良い機会であったと感じました。
試作の段階ではアフガニスタン留学生と共に調理することができ、日本人が想像するナンは実際のアフガニスタンのナンとは全く違うことや食文化について私自身知ることができ、アフガニスタンの方と普段とは違ったつながりを持てたと感じました。
フェスタを通じて、現在行っているSATREPS プロジェクトがほとんど市民の方々には知られていないことや、木原生物学研究所は知っているが、何を研究しているのか知らない市民の方々や市大生が多くいることを知り、伝えていくということの重要性を実感しました。
また、フェスタ当日に国際的な研究や教育に携わっている方が多く訪れ、来場者からも話を聞くことができ、伝えることだけでなく様々なことを学ぶことができました。
実際に“知って、伝える”ということは様々な“つながり”を持てる機会であるということを実感し、改めて知ることや伝えることの重要性を感じました。
今回フェスタを通じて文系、理系を超えた学生のつながりができ、同じ目標に向かって精進できたことに感謝します。

河嶌 岳(国際総合科学部・生命医科学コース2年)

今回フェスタに携わり、まずはアフガニスタンに対して、より正しい知識を得られたと感じています。今まではアフガニスタン=危ないというものでしかありませんでしたが、紛争前は農業大国であり、今は復興に向かっているということを知ることができました。
フェスタに初めて参加させていただき、国際協力に興味・関心がある人がこんなにもいるということに驚きました。ブースに来ていただいた方から、様々な刺激を得ることができ、これからの学生生活に活かしていければと素直に思っています。
今回のプロジェクトに携わるまで「やってみたい」と思うことはあっても、実際に行動に移すことは少なかったです。自らやりたいと思っていることに飛び込むことができたのが、一番の成長ではないかと感じています。

神 亜沙美(国際総合科学部・生命医科学コース2年)

以前から国際協力には興味があり、色々なイベント、勉強会に参加しましたが、自分たちで企画するというのは初めてでした。今回のフェスタを終えて、様々な点で成長できたと思います。またそれを今後につなげていきたいと考えています。
今回のテーマは「知る」「伝える」「つながる」でした。来場者に知ってもらうためには、まずは自分が知らなければいけないということで、事前の勉強会などで知識はつけていたつもりでした。しかし、フェスタ当日は、興味のある方々がたくさん来てくださったので、私たちよりも詳しい方から学ぶことも多かったです。伝えると同時に、学ぶ良い機会であったと感じています。
準備の段階では、私は主に大学外部の機関との連絡係を担当しました。初めは「学生なのに相手をしてくれるだろうか」と不安な気持ちでいっぱいでしたが、実際にお会いしフェスタへの協力をお願いすると承諾してくださいました。
さらには、今後とも学生と関わっていきたいと言ってくださり感激しました。行動を起こす前に無理だろうと勝手に決めつけるのではなく、まずは行動してみることが大切だとわかりました。
大学内だけでなく、社会とのつながりができたことは大きいと思います。ここでつくったつながりを無駄にせず、次のアクションを起こしていきたいです。

高木 相佳(国際総合科学部・生命環境コース2年)

今回のフェスタを通して、私は人と協力して何かをする難しさや、そのやりがい、新たな自分の一面について学びました。
学生が企画してプロジェクトを行うのは初めてでした。スタッフの数が少ない分、負担も多く、多くの失敗もしましたが、みんなで協力して話し合いを重ねたり、大使館の方と企画に関する交渉も行いました。イベントはとても楽しく、日常の学生生活ではなかなか体験できないようなやりがいを感じながら参加することができました。
例えば、大使館や井の頭公園でのフェスタ、日比谷グローバルフェスタ、といったところを訪れたのですが、「自分たちもこんなふうにやるんだ」と目的意識を持って訪れると興味の持ち方も違うし、やりがいも感じることができると思います。
私はアフガニスタンのヘナタトゥ(※)にとても興味を持ち、フェスタで知り合った学生に誘われ、横浜市立大学の大学祭(浜大祭)でもヘナタトゥを描くことができました。趣旨はアフガニスタンの文化を体験してもらい、アフガニスタンを知るきっかけにすることでした。
もちろんそれも大事ですが、描いた後に喜んでくれるお客さんを見るのがとてもうれしかったです。
また、当日他のブースを見て思ったことは、私たちのブースはどこよりも積極的にお客さんに話しかけていたということです。他のブースを回ってみても、展示やクイズは貼ってあるのですが、質問したら話す、という感じでした。
でも私たちは(仲間が頑張ってくれた事前学習のおかげで)一通り説明できるようになってから、フェスタを迎えることができたので、自信を持って話しかけることができました。
それゆえこのフェスタが、より一層充実したものになったと思います。周りの方々からも、とても盛況だった、との言葉をいただきとてもうれしかったです。
つらいこと、大変なこともたくさんありましたが、それはとても良い経験だったと思います。行動して、感じることで成長していけるのだと思いました。
お客さんと話をして、興味を持ってもらったり、喜んでもらったりしたことが一番うれしくて、喜びを感じました。
将来、お客さんと現場で接するような職業に就くのもいいと思いました。将来につながる貴重な収穫でした。

(※)ヘナタトゥ:中近東などが減産のヘナという植物を原料にしたボディペイント。時間が経つと消える。

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