医学部看護学科・医学研究科看護学専攻医学部看護学科
医学研究科看護学専攻

先端成人看護学

先端成人看護学

「先端成人看護学」は、新たに立ち上がった講座です。近年の目覚ましい医療の発展に伴い、特に大学附属病院など高度専門医療提供機関等にて提供されるゲノム(遺伝子や染色体等の遺伝情報)、あるいはその他の先端的・集学的医療(治験の対象となる疾患、がん免疫療法、移植・再生医療等)といった先駆け的、橋渡し医療を必要とする重症・希少疾患を有する患者様、およびそのご家族への医療ケアのあり方の探求、これら高度医療を提供する実践者に求められる基本的資質、知識・技術、あるいは実践力の修得を目指します。なお、対象疾患は、超急性期から回復期、さらに終末期にあるがん、循環器系疾患、脳神経系疾患、筋骨格系疾患等、加齢に伴い発症、増悪の可能性のある疾患、症候等の全ての疾患を含み、多職種による包括的、全人的医療の継続的な展開を有する場合も含みます。さらに、これらの先端的医療の提供を実現するシステム開発についても取り組みたいと考えています。

教員・スタッフ紹介 (2017年4月1日現在)

教員 研究テーマ
千葉 由美
教授
臨床看護および家族支援に必要ながん、循環器、脳神経系疾患などの疾患、合併症、摂食嚥下障害や栄養管理といった症候群等を包括的、全人的に管理するための高度看護知識、実践技術の習得、マネジメント能力の向上、および多職種による連携システム開発などを行っています。
【クリニカルリサーチ】
主なテーマは、摂食嚥下障害です。大学附属病院や施設・在宅にて複合疾患を有したり、併発した超急性期症状から回復期・安定期の後遺症をお持ちの方に至るまで、成人・高齢者へのベッドサイド、嚥下造影検査 (videofluoroscopic examination of swallowing)、嚥下内視鏡検査(swallowing videoendoscopy:VE)等による評価法開発、ケア介入、効果評価等といった実践・研究を多職種とともに体系的に実施してきました。
症候管理は、全身状態の把握と管理が前提として必要とされることから応用的な実践研究テーマといえます。患者・家族をどう支えるべきかを医療・福祉の面から広く考えるとともに、最先端の知識や技術修得、開発・一般化、質の高いチーム医療を実現するためにすべきことは多く、自身のライフワークとなっています。
【トランスレーショナルリサーチ】
渡米経験を機に、加齢や障害を考慮したヒト、動物を対象とした移植(臓器・細胞)、再生医療・看護等にも関心が移行しています。「幹細胞を用いた再生医療」は、研究開発段階の治療法であり、その看護の体系化は十分ではありません。また、再生医療は造血器系、循環器系、消化器系、筋骨格器系、神経系、感覚器系等、対象疾患は非常に広く治験から一般治療への移行を支援する体制整備が急務です。
なお、ヒトへの応用を目指した基礎研究のテーマは心筋再生です。最近は、派生的に生じている課題についても取り組み始めています。心筋梗塞モデルマウスを作成するといった全身麻酔下でのmini operation手技やクリーンベンチでの無菌操作下による細胞培養、その他、様々な医学的、生理学的、基礎生物学的な知見や技術を踏まえる必要性があり、医師や研究者らの協力を得ながら日々模索、奮闘しています。基礎研究では、全般的に精度の高い手技や解析の正しい判断が求められ、ひとつひとつの技術修得に時間がかかることから忍耐と根気を要する研究手法といえます。
(参照http://researchmap.jp/read0075963/
小島 陽子
研究補助員(RA)

村瀬 ゆう
研究補助員(RA)
全国の病院を対象とした大規模調査や実験に関連する動物、薬品やその他の物品管理も含め、全般的に研究のお手伝いをさせて頂いております。日々、看護における先端的な研究を目の当たりにし、やりがいを感じております。

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