医学部看護学科・医学研究科看護学専攻医学部看護学科
医学研究科看護学専攻

看護生命科学

看護生命科学領域とは

今日の高度医療の進展や疾病構造の変化、高齢社会の進展に伴い、看護師は多様な健康レベルや看護場面に応じた高度な看護実践能力と共にチーム医療を先導する役割が今、社会に期待されています。

このような中で看護生命科学領域は、人の身体の形態機能、病態生理、疾病やその治療、薬のメカニズムや使用法など看護学の基盤となる基礎医学・薬学の知識や技術を教授する領域です。

本学看護学科では、基礎科目と看護専門科目をつなぐための連携教育プログラムを組んでいます。
基礎科目と臨床との連携教育プログラム。
また、臨床での患者さんの看護問題に対し、看護生命科学領域では、病態メカニズムから科学的根拠のある看護ケアを追及、看護学トランスレーショナルリサーチとして研究を展開します。
看護生命科学領域におけるトランスレーショナルリサーチ。
当領域スタッフは、看護師、医師、薬剤師、助産師、保健師、理工学者、栄養学者など多職種で構成し、多角的視野で議論し、基礎医学・薬学の知識、技術から看護実践を科学できる看護師および看護研究者の育成をめざしています。また、基礎能力高く総合的視野で薬を評価できる治験コーディネーターの育成、CureとCareの両側面から包括的アセスメントができるアドバンストな周麻酔期看護師の育成も行います。

教室員一同、患者さんのために最適な医療が提供できるよう、日々頑張って参ります。


横浜市立大学大学院医学研究科・医学部看護学科

看護生命科学 教授 赤瀬 智子
看護生命科学領域スタッフと学生の集合写真。

近年の卒業論文研究テーマ(ゼミ)

■平成28年度

  • スクラレオールの経皮吸収の検討—更年期障害緩和に用いられるクラリセージオイルの特性成分-
  • 肥満者における疼痛ケアを目的とした基礎的検討-肥満モデルマウスを用いた皮膚神経線維の解析-
  • 皮膚におけるエラスチン遺伝子の発現動態-肥満、年齢の関与について-
  • 肥満によるコラーゲン関連遺伝子の発現動態-創傷治癒遅延の可能性—
  • 明日葉カルコンの肥満皮膚障害に対する予防効果
  • 軽度肥満マウスの皮下脂肪組織における酸素分圧の評価-創傷治癒遅延のメカニズム解明に向けて-
  • テープストリッピング法を用いた角質細胞間脂質量の評価-バリア機能低下のメカニズム解明に向けて-
  • アトピー性皮膚炎患者の外用アドヒアランス改善のための実態調査

■平成27年度

  • スキンケア方法の考察に向けた肥満および老化による皮膚組織の構造比較—マウスの皮膚を用いた検討—
  • 便秘治療に対する酸化マグネシウムの与薬方法に関する検討
  • 健常者と肥満糖尿者の上腕及び腹部における皮膚生理機能の比較
  • 明日葉カルコンの肥満皮膚障害に対する予防効果の基礎的検討-食事介入アプローチを目指して-
  • 軽度肥満者における皮下脂肪細胞の肥大と血管新生の阻害 -創傷治癒遅延に対する看護ケアの確立にむけて-
  • スクラレオールのエストロゲン様作用に対する基礎的検討-更年期障害に対する看護ケア確立を目指して-
  • クラリセージオイルの経皮吸収に対する基礎的検討-更年期障害に対する看護ケア確立を目指して-
  • 肥満糖尿病による皮膚の加齢性変化に関する実態調査
  • 成人期アトピー性皮膚炎患者が受けた軟膏指導および、それに基づき患者が行っている軟膏塗布の実態調査

■平成26年度

  • 肥満による皮膚障害の予防に対するKaempferia parvifloraを用いた看護ケアの検討
  • 肥満による炎症性皮膚障害に対するKaempferia Parvifloraを用いた看護ケアの検討-抗肥満効果に着目して-
  • 全身管理の必要な皮膚科疾患の看護ケアについて
  • 膠原病患者の治療に対する思いの変化
  • 糖尿病の食事療法継続のための看護支援
  • 看護師が治験について学ぶべきこと -薬剤師の視点から-
ゼミの風景。
授業、実習の風景。

地域貢献

平成28年8月6日にひらめき☆ときめきサイエンスを開催いたしました。県内外よりたくさんの高校生にご参加頂き、プログラムでは科研費の説明、皮膚の構造とバリア機能の講義、肥満マウスと正常マウスの皮膚組織HE染色と顕微鏡観察、各自の皮膚の構造とバリア機能の測定を行いました。普段は見ることのできない皮膚の細胞レベルでの観察や大学教育の体験により、高校生のみなさんは大学生活や研究者への夢を膨らませてくださいました。
ひらめきときめきサイエンスの集合写真と実習風景。
平成26年8月20日に開催された子どもアドベンチャー2014(主催:横浜市、横浜市教育委員会)に出展いたしました。
当看護生命科学領域はテーマを『心臓って何?大学でドキドキ体験!』として、市内在住の小学5年生から中学3年生の生徒に心臓の仕組みについて学んでいただき、AEDの扱い方や心電図についての講座、また、細胞組織の顕微鏡観察など、実施を交えて体験していただきました。
子どもアドベンチャー2014に出展時の集合写真。

受賞

赤瀬智子教授が、平成28年度横浜市立大学理事長表彰を受賞。

平成28年、赤瀬智子教授が、学生のキャリアアップ支援に貢献し、平成28年度横浜市立大学理事長表彰を受賞いたしました。

伊吹愛助教が、第24回日本未病システム学会学術総会 一般演題発表で優秀演題賞を受賞。
平成29年11月、伊吹愛助教が、第24回日本未病システム学会学術総会 一般演題発表で優秀演題賞を受賞いたしました。
発表演題:「肥満糖尿病者の皮膚生理機能の評価と皮下脂肪蓄積の影響」
 
当領域の学部生が、第27回日本健康医学会総会にて湖歩会藤原賞を受賞。
平成29年11月、当領域の学部生が、第27回日本健康医学会総会 一般演題発表で湖歩会藤原賞を受賞いたしました。
発表演題:「肥満者における薬物代謝酵素の発現変動-肥満を考慮した経皮的薬物投与を考える-」 

国際会議

スタッフが国際会議に参加、発表。
平成27年9月11・12日、International symposium global partnership and local intiatives for sustainable cities ; International Academoc Consottium for Sustainble Cities(於;横浜)に参加、発表いたしました。

【公衆衛生セッション】
  • 「How obesity impairs human skin functions?」
      ○伊吹愛, 堀江良子, 堀川和政, 松本裕, 赤瀬智子

学会発表

スタッフの学会発表。
平成29年11月11日、第27回日本健康医学会総会(於:神奈川)に参加、発表いたしました。

【発表演題】
・「便秘治療に対する酸化マグネシウム服用の実態調査」
    〇赤瀬智子, 伊吹愛, 槇原弘子

・「肥満者における薬物代謝酵素の発現変動-肥満を考慮した経皮的薬物投与を考える-」
    〇坂元一早, 前澤美佳, 槇原弘子, 伊吹愛, 赤瀬智子
 
スタッフの学会発表。
 平成29年11月4・5日、第24回日本未病システム学会学術総会(於:神奈川)に参加、発表いたしました。

【発表演題】
・「肥満糖尿病者の皮膚生理機能の評価と皮下脂肪蓄積の影響」
   〇伊吹愛, 豊崎由紀子, 相羽美咲, 槇原弘子, 柴田恵理子, 寺内康夫, 赤瀬智子
スタッフの学会発表。
 平成29年10月14・15日、第5回看護理工学会学術集会(於:金沢)に参加、発表いたしました。

【発表演題】
・「肥満者に対する最適な経皮的与薬方法の検討-皮膚内シトクロムP450発現変動の検証-」
   ○前澤美香, 槇原弘子, 伊吹愛, 赤瀬智子

・「肥満に対する疼痛看護ケア方法の開発①-肥満モデルマウスを用いた皮膚神経線維の基礎的検討-」
   ○大山亜希子, 堀井麻里子, 槇原弘子, 伊吹愛, 赤瀬智子

・「肥満に対する疼痛看護ケア方法の開発②-ヒト検体を用いた基礎的検討-」
   ○堀井麻里子, 大山亜希子, 槇原弘子, 伊吹愛, 赤瀬智子


   
スタッフの学会発表。
平成29年10月7・8日、第38回日本肥満学会(於:大阪)に参加、発表いたしました。

【発表演題】
・「肥満者における皮膚神経線維の形態変化とそのメカニズム解析」
   ○槇原弘子, 大山亜希子, 堀井麻里子, 木田真胤, 赤瀬智子
 
スタッフの学会発表。

平成29年2月10・11日、第31回日本糖尿病・肥満動物学会(於:神奈川)に参加、発表いたしました。

【発表演題】
・「肥満2型糖尿病モデルマウスを用いた肥満に伴う真皮弾性線維の減少とそのメカニズム解析」
   ○槇原弘子, 日高萌子, 坂井佑衣, 堀江良子, 五嶋良朗, 赤瀬智子

・「肥満モデルマウスとヒトにおける皮膚組織の構造比較」
   ○赤瀬智子, 伊吹愛, 前澤美佳, 堀江良子, 槇原弘子
 

 
平成28年12月9・10日、第46回日本創傷治癒学会(於:東京)に参加、発表いたしました。
【発表演題】
・「軽度肥満者における皮膚理モデリング関連遺伝子の発現動態」
     ○堀川和政, 後藤千鶴, 小此木辰輝, 松本裕, 赤瀬智子

平成28年11月5・6日、第23回日本未病システム学会学術総会(於福岡)に参加、発表いたしました。
【発表演題】
・「アトピー性皮膚炎患者の外用アドヒアランスに及ぼす背景因子-ステロイド外用薬の塗布量に着目して-」
    赤瀬智子, ○松本裕, 狩野美華, 益田ゆず香, 杉山紹美, 杉村篤士, 藤波富美子, 伊吹愛, 廣瀬幸美
・「アトピー性皮膚炎患者の外用アドヒアランスに及ぼす背景因子-ステロイド外用薬の塗布回数に着目して-」
     ○松本裕, 狩野美華, 益田ゆず香, 杉山紹美, 杉村篤士, 藤波富美子, 伊吹愛, 廣瀬幸美, 赤瀬智子
・「スクラレオールによる脂質代謝の促進と血中コレステロールの低下作用」
   ○堀川和政, 大久保みづき, 松本裕, 赤瀬智子

平成28年10月8・9日、第4回看護理工学会学術集会(於;岩手)に参加、発表いたしました。
【発表演題】
・「肥満および老化マウスにおける皮膚組織の構造比較」
   伊吹愛, ○前澤美香, 松本裕, 赤瀬智子

平成28年10月7・8日、第36回日本肥満学会(於;東京)に参加、発表いたしました。
【発表演題】
・「BMIと皮膚脂質量との関連」
   ○堀江良子, 堀川和政, 伊吹愛, 松本裕, 赤瀬智子
・「肥満糖尿病による皮膚の加齢性変化に関する実態調査」                 
   ○伊吹愛, 堀江良子, 松本裕, 堀川和政, 勇史行, 寺内康夫, 赤瀬智子

平成27年10月11・12日、第22回日本未病システム学会(於;北海道)に参加、発表いたしました。
【発表演題】
・「クラリセージオイルの経皮吸収に対する検討 -更年期症状に対する看護ケアの確立に向けて-」
   ○松本裕, 堀川和政, 藤本千尋, 大久保みづき, 日下真咲代, 伊吹愛, 赤瀬智子

平成27年10月10・11日、第3回 看護理工学会学術集会(於;京都)に参加、発表いたしました。
【発表演題】
・「肥満マウスの紫外線照射による炎症性皮膚障害に対するKaempferia Parvifloraの有効成分の検討」
   ○日高萌子, 堀川和政, 伊吹愛, 松本裕, 赤瀬智子

平成27年5月30・31日、第24回日本創傷・オストミー・失禁管理学会(於;千葉)に参加、発表いたしました。
【発表演題】
・「肥満による表皮の組織学的変化」
   ○堀江良子, 伊吹愛, 赤瀬智子

平成26年10月4・5日、第2回看護理工学学会(於;大阪)に参加、発表いたしました。
【発表演題】
・「肥満マウスの炎症性皮膚障害に対する生姜成分の抗炎症・抗酸化作用の検討」
    ○赤瀬智子, 伊吹愛, 松本裕, 井上聡

・「肥満女性の皮膚組織における軽度炎症とヒスタミンの評価」
  ○伊吹愛, 赤瀬智子, 井上聡, 堀江良子



 

教員紹介 (2017年4月現在)

教員 研究テーマ
赤瀬 智子
教授
1.疾病に対する適正な与薬方法の確立
2.疾病の予防・治療に関する実態調査研究
3.看護技術開発のための病態メカニズム解析
4.肥満に対する予防・最適な治療法の検討
5.麻酔に関する研究
槇原 弘子
講師
1.肥満の病態に関する研究
2.皮膚の構造と機能に関する研究
伊吹 愛
助教
1.肥満の皮膚障害に対する非侵襲的アセスメント方法の確立
2.生活習慣病患者における皮膚の実態調査
小暮 晃子
非常勤講師
1.一般外科(消化器,乳腺)
2.漢方
藤井 真実子
非常勤助手
1.EBNに基づく母子にやさしい助産ケアの実践
2.妊産婦の家族が求める助産師の役割
藤井 千恵
非常勤助手
1.母子保健,高齢者支援
武重 史佳
非常勤助手
1.肥満に関する遺伝子解析
2.皮膚の組織学的検討
山井 訓子
秘書
 

連絡先

看護生命科学領域
E-Mail  
電話&FAX 045-787-2743

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