YCU 横浜市立大学

データサイエンスのこれからを考えるシンポジウムを開催

2017.11.14
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データサイエンスのこれからを考えるシンポジウムを開催

企業が求める人材とは? 学部教育のポイントとは?

平成29年10月28日(土)に横浜市立大学(以下、YCU)とデータサイエンティスト協会が共催したデータサイエンスシンポジウムがTKP 新橋汐留ビジネスセンター ホールで開催されました。会場には企業や教育関係者90名が参集。約3時間半、登壇者への質問も多く飛び交い、期待の高さが伺える盛況な会となりました。 
データサイエンティスト協会 草野氏(上)、SOMPOホールディングス株式会社 中林氏(下) データサイエンティスト協会 草野氏(上)、SOMPOホールディングス株式会社 中林氏(下)
講演は、企業の立場から、データサイエンティスト協会の草野隆史氏、SOMPOホールディングス 中林紀彦氏が登壇。草野氏は、データサイエンティストの定義を明確化することが必要であり、データサイエンティストが第四次産業革命で取り組む仕事としては、解くべき課題の設定からデータの確保、処理・分析を行い、結果に基づく施策を立案して社会実装までだと提示したうえで、「あらゆる業界で革命的な変化が起こりうるため、まったく人材が足りていない」と強調しました。中林氏は、企業が求める人材像について、データは素材であり、AIが道具とすれば、調理人がデータサイエンティストだと料理に例えて紹介。「最先端のアプローチをビジネスに実装でき、データサイエンスをシステムに組み込める人材であり、ビジネス力にとどまらずシステムエンジニアリングのスキルも必要だ」と述べました。

YCUデータサイエンス推進センター長 岩崎教授
後半は、データサイエンス人材の育成を担う教育の立場から、滋賀大学の竹村彰通データサイエンス学部長、YCUの岩崎学データサイエンス推進センター長が登壇。今年度にデータサイエンス学部を開設した滋賀大学の出願状況や学生の構成比に加え、理系の知識を基礎として価値創造ができる文系的要素をプラスする学びの特徴などを紹介し、どんな企業や自治体と連携を進めているか具体的に説明しました。それを受け、来年度に開設するYCUも、カリキュラムの特徴や育成する人材像について紹介。次世代が求めるデータサイエンス人材を育成する意気込みを熱く語りました。
 
当日の様子
最後に、疫学研究に従事する中央大学 人間総合理工学科の大橋靖雄教授を迎え、医療におけるデータ活用の重要性について事例紹介。その後、登壇者とともにパネルディスカッションが行われ、「卒業生の未来について」「データサイエンスの今後はどうなっていくか」をテーマに意見交換。いかに人材を育てていくか、どう生かしていくか、議論は尽きず、終始、熱気に包まれた会場の空気感に、データサイエンスの未来を垣間見ることのできるシンポジウムでした。 





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