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【開催報告】学生が「横浜政治学セミナーシリーズ」を企画!

2016.09.06
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  • 学生の活躍

【開催報告】学生が「横浜政治学セミナーシリーズ」を企画!

国際マネジメント研究科博士後期課程「ワークショップ(経済)I」の一環で、学生がセミナーの企画を行いました。アメリカのトップクラスの大学の教壇に立つ先生方を講師としてお招きし、3つのセミナーを開催しました。


セミナー1

テーマ:When Should We Use Linear Fixed Effects Regression Models for Causal Inference with Panel Data ?
日時:2016年6月24日(金) 16:10~17:40
講師:今井耕介先生(プリンストン大学教授)


セミナー2

テーマ:Does Randomized Ballot Order Increase Invalid Votes ?
日時:2016年7月6日(水) 16:10~17:40
講師:堀内勇作先生(ダートマス大学三井冠教授)

セミナー3

テーマ:Response Bias and Effect Masking in Conjoint Survey Experiments
日時:2016年7月11日(月)16:10~17:40
講師:山本鉄平先生(マサチューセッツ工科大学准教授)

セミナーはいずれも横浜市立大学八景キャンパスにて実施され、各回とも、博士後期課程の履修院生と国際マネジメント研究科の教員が参加しました。また、近隣の横浜国立大学、学習院大学、中央大学等はもちろん、政府系の研究所や、遠く神戸大学の先生方にもご参加いただき、大好評でした。

セミナーを企画した中村公亮さん(大学院国際マネジメント研究科博士後期課程)のインタビュー

本学の博士課程を選んだ理由は何ですか?

学部・博士前期課程の5年一貫プログラムがあり、1年で修士号が取得できるため選びました。また、学部1年生のときに、和田先生に経済の切り口からも政治を分析することができるということを学び、研究を深めたいと思いました。
中村さんとヨッチー

「ワークショップ(経済)I」は、どのような授業ですか?

学生がセミナーを企画して、興味のある分野の先生方を講師としてお招きすることが出来ます。セミナーの内容については、お招きした先生方にお任せしました。先生方にとっても、現在進めている研究の発表が自由に出来るので、喜んで引き受けていただけたようです。
今回のセミナーシリーズは、元々、政治学に興味があったこともあり、政治学の分野で世界的に有名な先生方に講師をお願いしました。講師の先生方とは、海外の学会での発表の際にコメントをいただいたり、他大学での集中講義を聴講させていただいたりしており、繋がりがありました。


今回のご自分で企画したセミナーシリーズを終えて、感想をお願いします

和田先生に、講師の方々への依頼やセミナー開催のPR等について、お力をお借りしたので、特に大きな苦労はありませんでした。
今回のセミナーの企画をして、政治学に対する思いがあらためて湧いてきました。
まずは、論文を発表して実績を作り、和田先生にも勧めて頂いている留学をしたいと考えています。将来は、世界に通用する研究者を目指します。

ワークショップ(経済)担当の和田淳一郎教授(大学院国際マネジメント研究科)より

研究活動が活発な経済学研究科博士後期課程には通常存在するワークショップですが、本学では博士後期課程の履修院生の希望によって企画が立てられるところがユニークかと思われます。大規模な大学院ではちょっと考えられないことでしょうが、今年度、博士後期課程1年生の中村君には6回分を担当してもらうことになっており、彼は「横浜政治学シリーズ」と名付けてシリーズ化しています。過去には、私が担当したケースだけでも、現在深セン大学の教壇に立つ院生の時が「年金」、東北大学の博士研究員(助教格)になっている院生の時が「公共選択」、ビッグデータを扱うコンサルティング会社に就職した院生の時が「水産経済学」といった具合で、博士後期課程の履修院生たちに、自由闊達に活用してもらっています。


また、年内に中村さん企画のセミナーが予定されています。今後の中村さんの益々の活躍が楽しみです。

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