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中東3カ国のドクターが附属病院内視鏡センターを表敬訪問しました

2015.05.19
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中東3カ国のドクターが附属病院内視鏡センターを表敬訪問しました

2015年4月27日、中東3カ国(サウジアラビア、エジプト、イラン)より当院の内視鏡センターへ表敬訪問がありました。
視察団はサウジアラビア消化器病学会理事のDr. Majed Al Madiをはじめ、中東各国を代表する先生方です。
日本のトップ病院の視察のため来日され、特に当院へは大腸がんの検査診療の見学と日本のがん検診の現状把握のため来院されました。
中東では現在日本のようながん検診システムはなく、今回の訪問を機に日本の洗練されたシステムを参考に、ぜひ自国でも検診システムを構築したいと希望されておりました。
当日、昼過ぎに当院に到着し、イスラム教の礼拝を済ませたあと平原史樹病院長と日本のがん診療の現状について意見交換を行いました。
内視鏡センターの視察では、最新式の内視鏡機器の紹介や、それをいかに活用するか実際の内視鏡ライブを行いながら説明しました。また当センターでは各検査室のモニターや内視鏡画像をDr記録室で一括モニタリングしており、検査状況の把握に最適だと感心されておりました。
内視鏡センターの視察のあと、病院病理部の見学もおこない、山中正二准教授より病理の現場について説明しました。
夕方の内視鏡スタッフとの意見交換会では、窪田賢輔 内視鏡センター長より当センターの紹介があり、
(1)日本の大腸癌スクリーニングや地域医療連携に関しての取り組みについて(発表:小宮靖彦医師)、(2)内視鏡トレーニングシステムについて(発表:大久保秀則医師)、(3)肝胆膵消化器病学教室の大腸がんに関する研究内容について(発表:日暮琢磨医師)、それぞれプレゼンテーションをし活発な意見交換を行い、交流・親睦を深めることができました。
全体で3時間という短いプログラムでしたが双方にとって大いに刺激になり、サウジアラビアの内視鏡学会会長からは今後、中東と横浜で内視鏡などの医療連携を深めていきたいとの希望もありました。
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