ナビゲーションをスキップして本文へ
  • English
  • 日本語
  • 簡体中文
  • 繁体中文
  • Korean
  • 通常版
  • テキスト版
  • 交通・キャンパス案内
  • 資料請求
  • お問合せ
  • サイトマップ

研究者検索

大学紹介


ここから本文

HOME > 大学紹介 > 卒業生インタビュー28 - 映画監督 横浜 聡子さん

卒業生インタビュー28 - 映画監督 横浜 聡子さん

卒業生インタビュー横浜聡子さんタイトル

2016年1月30日(土)より全国公開される、安田顕さん主演の映画『俳優 亀岡拓次』の監督 横浜聡子さんは横浜市立大学(YCU)の卒業生。
今回は最新作『俳優 亀岡拓次』の制作やYCU時代の思い出について、2人のYCU学生がインタビューしました。

プロフィール

横浜 聡子(よこはま さとこ)

1978年生まれ 青森県出身

2001年横浜市立大学国際文化学部卒業

中西ゼミ(人間科学科・社会学)に在籍。卒業後、東京で1年程OLをするも、映画を撮りたいと一念発起し、2002年に映画美学校に入学。卒業後に自主制作した長編1作目となる『ジャーマン+雨』で第3回CO2シネアスト大阪市長賞を受賞。自主制作映画としては異例となる全国劇場公開された。同作で第48回日本映画監督協会新人賞を受賞。2009年6月、商業映画デビュー作となる長編『ウルトラミラクルラブストーリー』が全国公開。
2016年1月30日(土)より最新作となる『俳優 亀岡拓次』が全国公開された。

今回のインタビュアー

最新作『俳優 亀岡拓次』についてお聞かせください

― 今作では、初めて原作のある物語を映画化されましたが、いかがでしたか?
原作者の戌井昭人さんは、以前私が制作した短編映画で俳優として出演いただいたことがあり、親交がありました。今作の制作が決まった際には「横浜さんにすべてお任せします」と言っていただき嬉しかったです。脚本を書いている際には、戌井さんと相談しながら作ることができたので、良い脚本ができたと思っています。

― 制作の際、苦労したことはありますか?
原作は章立て構成の小説なので、それを2時間の物語にすることが大変でした。
今作は主人公の亀岡が、様々なジャンルの映画や舞台の脇役として現場へ出向いていきます。その現場ごとにセット作りや演出を考えるのに苦労しました。特に、時代劇などの撮影はこれまで経験したことのないジャンルだったので、事前に勉強しました。

― 主演の安田顕さんとはどのようなコミュニケーションをとられたのでしょうか?
安田さんは、役者としての亀岡よりも日常の亀岡を演じる方が難しいと話されていました。それに対しては、あまり大きな変化を意識せず演じて欲しいと伝えました。

― 前作の公開から約7年経ちますが、その間どのような活動をされていましたか?
ボーっとしていました(笑)
短編映画を何本か撮ったんですけど、そのなかで自分に出来ない部分を見つけることができた時間でした。映画のことを色々と考えていました。

― 本編中の「亀岡の中に流れている時間は、舞台ではなく映画である」というセリフが印象に残りました
亀岡は持久力よりも瞬発力で輝く役者です。長い時間を集中して演じるよりも、短い時間で体当たりの演技の方が亀岡らしいと感じられたので、このセリフが出てきたのだと思います。

― 全体を通して役者さんの演技のひとつひとつが、丁寧に演じられている印象を持ちました
そうですね。私は、観る人によっていろんな解釈ができ、明確な答えのない映画が好きです。映画を制作する際も、セリフで気持ちや意味をはっきり伝えるというよりも、俳優さんの動きや間(ま)で観る人に伝えられるようにと考えて制作しています。

横浜聡子さん映画撮影の様子

横浜監督と映画とのつながりについてお聞かせください

― 映画に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?
YCU時代のゼミの友人が、映画が好きで、友人から映画のことを色々と聞いて興味を持ったのがきっかけです。そこから映画について色々調べ出して気付いたらハマっていました。世界には、自分の知らない人たちや考え方がまだまだあることを映画から学びました。
作り手となった今は、世の中には自分の理解や知識の範疇を超えるものが存在するということや、人と人は違っていていいんだということを、映画を通して伝えられたらと思っています。

横浜聡子監督の写真

― 初めて映画を撮った時はどのような気持ちでしたか?
方法論がわからず、「これって映画になるのかな?」と思いながら撮影をしていました。どこでカットをかけるかなども何もわからずにやっていました。ただ、わからないからこそ自由だったと思います。「わからない」は一度しかないので、それは大事にしたほうが良いと思います。

― インプットしたことをアウトプットすることは難しいと感じますが、横浜監督は意識されていることはありますか?
それは練習しかないです。文章を書くことも映画を作ることも、スポーツと一緒で練習だと思います。自信はないけど何か表現してみようとすることが大事だと思います。私は話すことが苦手ですが、苦しみながら何とかやっています(笑)
あまり考えすぎない方が良いのではないでしょうか。「失敗する」とか考えずに「失敗して当然だ」くらいの気持ちでいる方が良いと思います。

― 横浜監督はご自身の作品の評価を気にされますか?
映画は公開されると「お客様のもの」になると考えているので、あまり評価は気にしていないです。批評も含めて様々な声をいただくと、「あぁ、自分の映画が世に出たんだな」と実感します。

横浜監督からも学生に質問をしていただきました

横浜聡子監督と学生の写真

― お二人はよく映画を観ますか?
:私はたまに観る程度です。今作にも出演されている麻生久美子さんが好きなので、麻生さんが出演される映画をよく観ています。

山下:私は映画館に行って映画を観ることがあまりなくて、家でDVDを観ることが多いですね。

横浜:ぜひ映画館で映画を観てほしいです。映画館という暗闇の中で映画を観ることは、家でDVDを観るのと全く違う体験です。あと20代で観るのと歳を重ねてから観るのでは、だいぶ違うので、ぜひ感性の豊かな20代のうちに沢山の作品に触れてほしいです。歳を重ねると頭がカタくなるので(笑)

― 嵐さんは大学の演劇研究部に所属されていますが、映画を観るときは役者の立場で鑑賞されるのでしょうか?
:その時々で違いますね。演劇研究部では、役者だけでなくそれを支えるスタッフとしての活動もしているので、様々な視点で作品を観るように心掛けています。

横浜監督のYCU時代について教えてください

金沢八景キャンパスの写真

― 横浜監督にとってYCUはどのような大学でしたか?
キャンパスはとてものんびりしていて、まるで外国のようでした(笑)
のどかな場所でのどかな人がいる。でも皆が個性をしっかり持っていて、本当に居心地が良かったです。キャンパスもちょうどよい広さで、共通の友人が多かったりして、知らない人がいないというような環境も良かったです。

― YCU時代はどこで映画を観られていましたか?
大学の図書館にあるテープライブラリーによく籠って観ていました。「観る人に考えさせる映画が好き」とお話しましたが、フランス映画にはそのような作品が多くて、好んで観ていました。雑誌に掲載された映画の紹介記事を見て、面白そうな映画の作品や監督の名前を覚えて観ていました。授業の空き時間になるといつも図書館にいました。ときには授業をサボって映画を観ていたこともありました(笑)
YCUのテープライブラリーは本当に沢山の作品があるので、良い環境でした。
学外では、黄金町や関内にあった小さな映画館によく通っていました。

― 以前、本学の広報誌のインタビューで、「やり残したことがある」とお話されていましが、具体的にはどのようなことだったのですか?
私、そんなこと言っていましたか?(笑)
大学の良いところは、時間に縛られず自由であることだと思います。「ボーっとする時間」や「何もしない時間」を持つことをもっとやっても良かったかなと思います。あと、「もっと勉強しておけばよかった」ですね(笑)

最後に、YCUの学生にメッセージをお願いします

ぜひ若い人にも映画に携わってほしいです。機会があれば映画制作にぜひ参加してみてください。体育祭と同じように、チームでひとつのものを作り上げていくことは大人になると意外とできないことなので、すごく面白いですよ!

横浜監督ありがとうございました!

  • 大学の理念
  • 大学概要
  • 法人情報
  • 大学広報
  • YCUサポート募金
  • 採用情報
  • 関連サイト

ページトップへ