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卒業生インタビュー26 - 中島 浩一郎 氏

卒業後に継いだ家業の製材業を、集成材の国内最大手メーカーに育て上げた中島浩一郎氏。
最先端の木材バイオマス事業でも知られ、自然豊かな岡山県真庭市を本拠地としながら、その先進的な取り組みで国内外から脚光を浴びている銘建工業株式会社の代表取締役社長として活躍する中島氏にお話を伺いました。

大学時代の恩師の教えが、今につながる礎に

高校時代は読書が好きで、一日1冊、一年で365冊と言ってよいほどたくさんの本を読みました。その中でも、歴史学者で日本近代史の専門だった遠山茂樹先生の著書に感銘を受け、「大学で遠山先生に教わりたい」との思いでYCUに入学しました。
遠山先生との思い出の中で一番印象深いのは、御殿場での「古文書合宿」です。先生はもちろん、先輩方も多数参加されて、昼間は古文書を読みふけり、夜は談笑して楽しい時間を過ごしたのを、今でも懐かしく思い出します。
YCUは小さい大学ながらも、日本近世史の辻達也先生や中国近代史の小島晋治先生など、そうそうたる顔ぶれの歴史学の先生方が教鞭を執っておられたので、好奇心を満たすのに余りある学生生活でした。こうした先生方から「物事を歴史的な観点で捉えること」や「大局的な物事の見通し方」を学び、今の私の原点とも言える考え方を身に付けることができました。
大学卒業後は、岡山県真庭市を拠点に1923年に「中島材木店」として創業した家業の木材メーカーである銘建工業に就職しました。会社では、当初は一社員として工場内で働き、「木材」や「林業」を歴史的に見たり、東アジア圏の視点から日本の林業を考えたりすることができました。これはYCUの教育のおかげであり、とても感謝しています。

木を使った新事業にいち早く取り組む

銘建工業株式会社では、木造建築の構造材となる集成材(※)と製材の製造・販売を主力事業としています。かつて日本では、木造で大空間を造れないと思われていましたが、私はそれを可能にするため、大断面集成材の製造を1983年に始めました。これによって、体育館などの大規模建築物に次々と大断面集成材が使用され、木造での大空間が実現しています。最近では、北陸新幹線の開業で有名になった「JR金沢駅東広場の鼓門」にも、大断面集成材が使われています。木の持つ温かい質感と相まって、モニュメントとしての価値を、いっそう高めているように思います。

※集成材とは、乾燥させた挽き板を何層にも重ねて接着した材料。木材の性質をそのまま受け継ぎながら、より安定的で強度のある形状に加工している。

日本のバイオマス事業の先駆けに

日本での木材の使われ方は、建築の分野が最も多いのですが、海外では昔から燃料として使われていました。そこで私は、日本でも発電などのエネルギーでも使いたいと考え、日本で「バイオマス」という言葉が浸透する前から、製材所の廃材(樹皮や木片)を燃やして発電する「バイオマス発電」にも取り組んできました。会社では、発電したエネルギーを工場の動力源として活用するほか、余剰分は電力会社にも売電しています。
そして2015年4月には、地域と協働で建設した1万キロワットの発電所が稼働しました。バイオマス事業で成功したので、「地元の方々に喜んでもらいたい」という一心で始めたのですが、YCUが大学の知的資源を社会に還元しているのと同じで、企業としても成果を社会に還元し、地域とともに歩むことが大切だと思っています。将来、この発電所が地元のエネルギー需給を担うなど、“地域のエンジン”になることを期待しています。

既存の物を組み合わせ、新しい価値を創造する

どんな分野の会社でも、時代の変化に柔軟に対応できなければ生き残ることはできません。私は日頃から目の前にあるものを「もっと別の形で使えないか」と考えており、社会に対して「新しい価値」を提供できる会社 にしたいと思っています。
新しいものとは、一から生み出さなくても、既存の物を組み合わせる事によっても生み出すことが可能です。私はこれからも、「“木”を捨てることなく大切に使いきる」という精神で、木材利用の新たな可能性に挑戦していきます。

後輩たちに、ひとことメッセージ

今の私の原点は、YCUにあると思っています。在学生の皆さんも、社会に出る前の大事な4年間を過ごすYCUを、卒業後にも戻りたくなるような存在にしてほしいと思います。




中島 浩一郎(なかしま こういちろう)氏 プロフィール

1976年文理学部文科卒業。同年5月、銘建工業入社。父親が社長を退任した際、専務に就任、その後2004年に代表取締役となり、現在に至る。




テーブルとベンチを寄贈してくださいました!

銘建工業株式会社で扱う「集成材」を使って製作したテーブルとベンチを中島氏が金沢八景キャンパスに寄贈してくださいました。夏にはパラソルを立てて使えるようになっています。ご自身の学生時代にも、キャンパスのベンチで友人たちと語らった思い出があるそうで、後輩にもぜひ活用してほしいと語っていました。







(経営企画課広報担当)

この記事の要約は広報誌whistle vol.28にも掲載されています。

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