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卒業生インタビュー17 - 福岡史子氏

現在、私は国際連合の機関の一つ国連開発計画(UDNDP)のエネルギー・環境グループに所属し、ニューヨークを拠点に各国への草の根レベルの支援事業を統括しています。

きっと私の中に市大で専攻した「国際関係」に強いこだわりができていたのでしょう。直接それに関わる仕事をしたいという思いから、最初の仕事として選んだ教職にはもっと"修行“を積んでから戻りたいという想いを抱きつつ、国際関係分野に強い大学院に留学をしました。留学前の2年間には開発研修事業を担当する機会に恵まれ、日本の政府開発援助の一端に関わることもできました。

自然な流れで国際環境NGOへ、そして国連へ

大学院では、環境問題に重点をおいて国際経済と開発を専攻。世界銀行や多くのシンクタンクが集まるワシントンDCという場所柄、リサーチやインターンシップを通して多くの専門家の方々にお会いしました。革新的なアイデアをどんどん実践している国際NGOや、それを支援する政府や企業とのパートナーシップに接し、とても新鮮に感じました。これが私にとって、大きなターニングポイントになったと言えます。そういう元気な国際環境NGO の一つ、コンサベーション・インターナショナルの会長から「卒業後はぜひ」と請われて入ったのは、ごく自然な流れでした。

米国では、リボルビングドア(回転ドア)と言われるぐらい、専門性を切り口に政府、国際機関、NGOの間に人の行き来があり、転職はキャリアアップの一環としてとらえられています。ですからその後国連に異動したのも、開発問題に取り組んでいたら自然に行き着いた、という感じです。でも、引越しが多いのは大変です。

コミュニティ支援がイノベーションを育て、参加型の政策形成が社会の大きな変化を生みだします

シリア・ジャバラアルホス村のマイクロファイナンスのプロジェクトを訪ねて

近年のグローバルな開発問題は、食糧安全保障、人口問題、気候変動など、緊急で複雑な課題ばかりです。そのどれをとっても国レベルの取り組みだけでは不十分。草の根(コミュニティ)のエンパワメントが鍵となります。

UNDPの支援も国や地域、コミュニティへの支援をうまく組み合わせることで、援助効果が上がります。コミュニティの知恵や経験がイノベーションを育て、国や地域の政策形成にインプットされることにより、社会の変化への大きなインパクトが生まれます。こうしたソーシャルキャピタルの形成過程を支援することは、とてもやりがいのあることだと思っています。

そして、世界中で、いろいろな素晴らしい方々に出会い、知恵を絞って一緒に問題解決をしていけるのも、仕事冥利につきると思います。

学生時代はテニスに夢中。参加した2つのゼミが国際協力への興味の原点

市大在学中は体育会硬式庭球部にいたので、「専攻はテニス科?」と同級生にからかわれるくらいでした。3年生の時には主将も拝命したのでとにかく忙しくて、部活の合間にテニスウェアを着たまま授業に出ていました。

ゼミが楽しくて、3年生には2つのゼミに入れてもらいました。今は退官された加藤先生のゼミで少数民族のことを学んだことや、東大にその後移られた柳沢先生の開発経済の授業が、私の国際協力への興味の原点になったように思います。さらには、大学院に行ってからも、国際協力に詳しい鷲見先生にいろいろ助言をいただきました。卒業後も教授と学生の距離がとても近いのは、市大の素晴らしさだと思います。

現役市大生の環境がうらやましい。ネットワークは大切な財産

学校で学んだ内容はどんどん古くなっていくかもしれませんが、「学び方」はいつまでも役立つものだと思います。いろいろな方に支えていただき恵まれていたと思いますが、ずっとやりたいことを探してきたら、いつの間にかNYに来ていた、という気がしています。

昨夏には、市大3年生で、いろいろなNGOの活動にインターンとして精力的に参加し国際会議にも派遣されている学生さんに出会う機会がありました。大学事務局の方からの紹介だったのですが、学生さんの課外活動をも応援するきめ細かい体制が今は整っていることを知り、すごいと思いました。布施学長のもと、学生さんが、市大のリソースをどんどん活用して興味と関心を追求できる環境にあるのをうらやましく思います。

また、このごろ感動しているのは、硬式庭球部の絆のすごさです。試合の結果やOB戦の招待のメールが届くと、海外にいるので応援に行けるわけではなくても、とてもうれしく思います。学年を超えてのネットワークを運営してくださっている部長先生や現役の学生さんには深く感謝です。このようなつながりを、きっと多くの卒業生が一生の財産と思っているのではないでしょうか。


福岡 史子(ふくおか・ふみこ)氏 プロフィール

国連開発計画(UNDP)環境政策局エネルギー・環境グループ
上級テクニカルアドヴァイザー(コミュニティ開発担当)
1982年文理学部卒業。教員などを経て米国留学。ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)終了。国際環境NGOコンサベーション・インターナショナルの初代日本代表。2003年より国連開発計画に着任、シリア事務所副常駐代表を経て、現在はニューヨーク本部を拠点に活躍中。

(経営企画課広報担当)

この記事の要約は広報誌whistle vol.19にも掲載されています。

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