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卒業生インタビュー05 - 横浜聡子氏

2009年6月に全国公開された、松山ケンイチさん主演の映画「ウルトラミラクルラブストーリー」の監督 横浜聡子さんは市大の卒業生。映像制作サークル「くるくるめがね」のお話をうかがいました。
(このインタビューは広報誌whistle vol.6にも掲載されています。)




プロフィール

よこはま さとこ

1978年生まれ。青森県出身。

2001年横浜市立大学国際文化学部卒業。

中西ゼミ(人間科学科・社会学)に在籍。卒業後、東京で1年程OLをするも、映画を撮りたいと一念発起し、2002年に映画美学校に入学。卒業後に自主制作した長編1作目となる『ジャーマン+雨』で第3回CO2シネアスト大阪市長賞を受賞。自主制作映画としては異例となる全国劇場公開された。同作で第48回日本映画監督協会新人賞を受賞。2009年6月、商業映画デビュー作となる長編『ウルトラミラクルラブストーリー』が全国公開。今後のさらなる活躍が期待される。


多くの人や作品と出会った市大生活は私に大きな影響を与えてくれた時期。

― 横浜さんの出身は青森ですよね?なぜ市大を受けようと思ったんですか?

高校まで青森を出たことがなかったので、昔から漠然と東京への憧れがありました。そこで、大学進学を機に上京しようと考えて、東京周辺の大学をいろいろと調べていたんです。そうしたら、横浜市立大学に当時他の大学にはあまり見かけなかった人間科学科を見つけて。「人間について学ぶってどんなことをするんだろう?」とふと惹かれ、面白そうだなと思って受験しました。「人間とは何ぞや?」というテーマを学んだことは、今思えば「いろんな人間を映画で表現してみたい!」と考える私の映画づくりの根幹に通じているような気がします。

― 映画に興味を持ったきっかけは?

大学のテープライブラリーでたくさんの作品に出会ったことですね。市大のライブラリーってとても充実しているじゃないですか。本当に朝から晩まで入り浸っていました。でも、あまり周りの人には自分が映画好きなことを伝えていなかったと思います。ゼミの中でも、映画を研究するグループがあったのですが、あまり興味を示してませんでした。卒論も「椎名林檎についての研究」ですから(笑)。今、このような職業に就いていることに、ゼミの先生も驚かれていると思います。

― では、映画づくり自体はいつ頃始めたのですか?

大学時代は歌手になりたくて、オーディションを何度も受けて何度も落ちて…だんだん「私は表に出る人間ではないな」と思い始めていました。そんな中、ある日友達に私の書いた文章を褒められたんですね。すぐ影響を受けやすい性格なので、そのとき「自分は文章を書くことに向いている!」と思ったんです。そこから裏方で何か表現したいという欲求が芽生えたというか。次第に、テレビ番組やCMなどをつくることにも興味がわいてきて、就職活動のときはマスコミ系の会社を中心に受けました。でも当時は大きい企業しか知らなくて、しかも就職氷河期真っ只中。とにかく手当たり次第受けてみたら全部落ちちゃって…。それで仕方なくOLとして就職したんです。でも、やはり何かを作る仕事がしたいと思い、1年ほどで辞めてしまいました。そして、退社してすぐにシナリオの専門学校に通った後、映画美学校に入学して、そこで初めて映画作りというものを体験しました。

人間関係も視野も広がる大学時代に自分のやりたいことを見つけてほしい。

― 私たちも含めて今の若者は、安定志向にあると思うのですが、横浜さんの行動は潔いですね。

OLを辞めたことに、まったく不安はなかったですね。自分のやりたいことではなかったですから。逆に、満員電車に揺られながら、毎朝通勤されている方たちのほうが、よっぽどすごいと思います。私には、そんなことはとても耐えられない(笑)。アルバイトをして自分で生活もできていたので、誰にも名作はかけないだろうと思って、映画づくりに没頭していました。人それぞれだとは思いますが、私にはそういう環境が合っていたんだと思います。

― 作品の発想はどういうところから出てくるのですか?

小さい頃から、常に違和感があったんですね。世間に対して、他人に対して、自分に対して、何か歯がゆい、もやもやとした思いが。世間がいいなと思っているものと、私がいいなと思っているものとのギャップとでも言うのでしょうか。大学でいろいろな人たちと出会い、音楽や映画などについての意見交換をしていくうちに、そのことを一段と強く感じるようになりました。そしたら、本当は何が良くて、何が悪いのか徐々にわからなくなってきて。じゃあ「私はこうだ」と強く思うようにして、そこに突き進んでいこうと。他人とは完全に相容れる必要はないんだと。そういった思いが映画にも出ているんじゃないでしょうか。

― そう言われると、横浜さんが描く主人公には「私はこうだ」の部分が強く感じられますね。

最新作の「ウルトラミラクルラブストーリー」もその前の「ジャーマン+雨」も、主人公は世間の人たちとはどこか異質なタイプなんです。周りからは浮いていて、迷惑をかけたりもする。でも、わがままに生きる彼らの姿に、本当の自由や強さがあるんじゃないかなと思ってつくっています。作品を最後まで観てもらって、「一生懸命に生きているだけで、実は主人公の方が普通なんじゃないか」と感じ取ってもらえたら、うれしいですね。

― 最後に現役の市大生にメッセージをお願いします。

とにかく、いろいろなことに挑戦してほしいと思います。市大に入って思ったのは、世の中には様々なタイプの人がいて、挑戦の場が多方向に広がっているということ。私も大学時代にはやり残したことがたくさんあります。まだやりたいことが見つかっていない人は、とりあえずどんどんいろいろなことにチャレンジしていって、自分が心地いいと思えるものや場所を見つけてほしい。そして、「自分に向いている、自分がやりたい」と感じたら、そこに向かってとことん突き進んでいってほしいと思います。

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